>広島県内の公立小学校内で性的暴行をされ精神的苦痛を受けたとして、元教え子3人とその保護者が26日、元教諭の森田直樹被告(44)=懲戒免職、強姦(ごうかん)罪などで公判中=と県、三原市に計1億1550万円の慰謝料の支払いを求める訴えを広島地裁に起こした。
森田被告は平成13~18年、当時9~12歳の女児10人に乱暴したり体を触ったりするなど、未遂も含む計95件のわいせつ行為をしたとして、広島地裁で有期刑の上限の懲役30年を言い渡され、控訴している。
提訴後に記者会見した原告代理人の弁護士は「県や市、被告から何の謝罪もなく、被害者は泣きながらただ苦しむだけ。このまま終わらせるのでなく、(民事裁判で)3者にしっかり受け止めてほしい」との保護者の手紙を読み上げた。(10/1/26 産経新聞)

>森田直樹被告の控訴審初公判が19日、広島高裁(竹田隆裁判長)であった。
控訴した弁護側は事実誤認や法令適用の誤りなどから量刑不当を主張した。検察側は控訴棄却を訴えた。
森田被告は控訴理由について「判決文で行為の内容や時間帯、被害者の名前に間違いがあった」と述べた。写真をばらまくなどの脅迫はなかったと説明したうえで「被害者や保護者に苦しいつらい思いをさせ、重い罪を犯した」と述べた。
意見陳述では、被害者の母が「30年の期限付きで許されると思っているのですか」と述べ、娘が「軽すぎる。なんで死刑じゃないの」と母に語ったことを明かした。
「(森田被告は)社会復帰のことばかり話すが、私たちの肉体的、精神的ショックは大きい。『もう二度と』という簡単な言葉ではすまさないで」と涙ながらに語った。判決は3月18日。
広島地裁の判決によると、森田被告は01~06年の間、強姦46件や強姦未遂11件などを繰り返した。
判決では「教師という立場を最大限悪用した比類なきほど悪質な犯行。鬼畜にも劣る浅ましい蛮行」と断じた。(1/20 毎日新聞)

>森田直樹被告の判決が14日、広島地裁であった。
奥田哲也裁判長は「教師という立場を最大限悪用した比類なきほど悪質な犯行。鬼畜にも劣る浅ましい蛮行だ」と指弾し、求刑通り懲役30年を言い渡した。
判決によると、森田被告は01~06年にかけて▽10人の女児に強姦46件▽強姦未遂11件▽強制わいせつ25件▽児童福祉法違反13件を繰り返した。
森田被告の上申書によると、被害児童は27人に上るという。
検察側はこれまでの公判で「性的暴行をビデオに収録して女児に口止めしていた」などと主張。被害女児の母親は意見陳述で「(女児は)心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、自ら手首を切ったことがある」と訴えていた。
これに対し弁護側は「教師を懲戒免職になるなど社会的制裁を受けた」と刑の減軽を求めていた。
奥田裁判長は「被害児童の人生の歯車を大きく狂わせた責任はあまりに重大で、有期懲役刑の最高刑をもって臨むほかない」と述べた。(09/9/15 毎日新聞)

>森田直樹被告が11日、広島地裁で開かれた公判で「(女児はわいせつ行為を)嫌がらないと思った」と述べた。
弁護側の被告人質問で、教諭になって2年目からわいせつ行為を始めた経緯を説明。「女児はよくひざの上に甘えて乗ってきた。体に手が当たっても嫌がらず、触っていいかと聞くといいと言われた」と述べた。
起訴状によると、森田被告は教諭だった平成13-18年、校内や乗用車内で女児10人に乱暴したり、体を触ったりするなど95回のわいせつ行為があったとされる。
奥田哲也裁判長は、被告に広汎性発達障害の傾向があるとする弁護側の犯罪心理鑑定書などを証拠採用した。(3/11 産経新聞)

>森田直樹被告が「教諭になってから、27人にわいせつ行為をした」と供述していることが29日、分かった。
同日開かれた公判で広島地裁(奥田哲也裁判長)が供述調書を証拠採用。森田被告はこの日、女児3人への児童福祉法違反の罪で追起訴された件についても「間違いありません」と事実を認めた。
起訴状によると、森田被告は教諭だった02年9月-03年2月までの間、13回にわたり、3人に体を触らせるなどのわいせつ行為をしたとされる。起訴されたわいせつ行為は、これで女児10人への計95回分となった。
昨年9月の公判では、「100回死刑になっても許せない」とする被害者の母親の供述調書が採用されている。(1/29 共同通信)

>13歳未満の複数の女児に性的暴行を加えたとして強姦罪などに問われた元小学校教諭、森田直樹被告の第5回公判が21日、広島地裁であった。
この日は追起訴審理があり、新たに7人目の女児への被害が明らかにされた。
検察側は、森田被告が女児に「誰かに言ったら写真をばらまく」などと口止めしたと指摘した。
森田被告は、01年秋~03年春ごろまで6回、女児に性的暴行をしたとの追起訴事実を大筋で認めた。
今公判では、被害者らへの配慮から、地検などの判断で公判の公開を停止し、起訴済み事案の動画上映による証拠調べなどをした。
証拠保存をしないため、動画は印刷しなかった。
この措置は異例で、動画などの証拠は刑確定後に抹消されるという。(08/11/22 毎日新聞)

>複数の女児に性的暴行を加えたとして強姦罪などに問われた元小学校教諭、森田直樹被告の第4回公判が27日、広島地裁であった。
この日は追起訴審理があり、新たに3人の女児が被害に遭っていたことが分かった。また、森田被告が女児に「ばらしたら写真をばらまく」などと口止めしたり、現場を女児2人に撮影させたりしたと指摘した。
森田被告は、02年春~06年夏ごろまで、勤務していた小学校に通う女児4人に計31回、性的暴行などに及んだとし、強姦罪などに問われた追起訴事実を認めた。(10/28 毎日新聞)

>森田直樹被告が、別の女子児童に乱暴していたとして、県警三原署は3日、強姦の疑いで森田被告を再逮捕した。
容疑を認めているという。
調べでは、森田容疑者は平成16年ごろ、当時勤務していた市立小学校の校舎内で、13歳未満だった複数の女子児童に性的暴行を加えた疑い。
森田容疑者は今年5月12日に女子児童に対する強制わいせつ事件で逮捕され、同月27日付で懲戒免職処分となっている。同署ではほかにも余罪があるとみて調べている。(6/3 産経新聞)

>広島県教委は27日、小学生女児への強制わいせつ容疑で逮捕、送検された竹原市立小教諭、森田直樹容疑者を懲戒免職にした。
教職員課によると、接見した県教委職員に「間違いありません。心からおわびしたい」と容疑を認めたという。(5/28 中国新聞)

>04年当時勤務していた広島県三原市内の小学校で女児にわいせつ行為をしたとして、強制わいせつ容疑で三原署に逮捕された同県竹原市立中通小学校教諭、森田直樹容疑者が、「以前勤めていた別の小学校で十数人の女児にわいせつな行為をした」とする内容の上申書を提出していたことが24日分かった。同署が被害の裏付け捜査をしている。
同容疑者は今月12日、以前勤務していた小学校で女児の体を触るなどみだらな行為をしたとして逮捕された。(5/25 毎日新聞)

>女子児童にいかがわしい行為をした疑いで逮捕された三原市に住む公立小学校の教師の身柄が、広島地方検察庁に送られました。
調べによりますと森田容疑者は、三原市内の小学校で、6年生の担任をしていた4年前、女子児童にいかがわしい行為をした強制わいせつの疑いが持たれています。
今月になって当時小学生だった女の子と保護者が被害届を出したため、警察が捜査を続けおととい逮捕されました。調べに対して森田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。
警察では動機や経緯などについて追及しています。(5/14 広島ホームテレビ)

>学校は13日朝、全校集会を開き、校長が「申し訳ないことがあった」と児童に説明しました。
森田容疑者は、別の小学校に勤務していた04年ごろ、当時小学生だった少女に対し、体を触るなどのわいせつな行為をした疑いがもたれています。
少女の家族が今月になって警察に被害届を出したことから、容疑が発覚しました。
森田容疑者は、中通小学校では5年生の担任を務めていました。
森田容疑者のクラスに在籍する児童の保護者は「そんな先生にはとても見えない。ショックだ。児童を引っ張っていくタイプの優しいいい先生だった」と話しています。
「生徒指導とか授業とかしっかりやっておりまして、子どもたちからも慕われているというふうに、私は見ておったんですけれども」(竹原市立中通小学校 佐々木泰治校長)
中通小学校は13日朝、全校集会を開き、校長が「森田先生は警察で取り調べを受けている」と児童に説明しました。
「子どもたちにもいろんなことがあって、心配をかけたりして申し訳ないことがあったんだけれども、頑張っていこうと。先生たちも頑張るんで、君たちも頑張って中通小学校を盛り上げていこうという話をさせてもらいました」(佐々木校長)
県教育委員会の榎田好一教育長は「容疑内容は教員として到底許すことができないもので、憤りを感じずにはいられない。早急に事実関係を調査し、厳正に対処する」とコメントしています。(5/13 RCC)

>調べによると、森田容疑者は前任の三原市立小学校に勤務していた04年ごろ、当時小学生だった少女にわいせつな行為をした疑い。
今月に入り、保護者らが同署に被害届を提出したことで発覚した。
県教育委員会によると、同容疑者は教員歴21年目。現在の小学校には06年4月に着任し、今年度は5年生を担当しているという。(5/12 時事通信)