もうひとつ、「2037年でカレンダーが終わってる端末があるのには、“2038年問題”が関係していると思います」と回答してくれた方がいたのだが、こちらは、「2038年1月19日の3時14分7秒を越えるとコンピュータが誤動作する可能性があるとされる問題」(ウィキペディア調べ)のことで、一時話題になった“2000年問題”と同様、プログラム上の欠陥のひとつ。たしかに、調べた中にも2037年12月でカレンダー終わっているケータイがある! 中途半端な数字だなーと不思議に思っていたが、こんな秘密が隠されていたとは。
また、9999年までカレンダーが用意されている「超未来ケータイ」に関して、反対に気になったのが「始まりはいつなのか」という点。ひょっとして紀元1年とか…? 試してみると、1582年11月1日からカレンダーが始まっていた。2037年の不思議同様、中途半端な数字には何か意味があるはず。調べてみたところ、現在使われている暦「グレゴリウス歴」が制定されたのが1582年の10月だったから、というのが理由だそうだ! 賢くなった気がする!
一つのケータイを10年単位で使い続けるということはあまりないだろうから、カレンダーが長かろうが短かろうが直接的には関係ないかもしれない。でももし、あなたがめちゃくちゃヒマで倒れそうだったら、友達とケータイを見せ合ってカレンダーの長さ勝負なんていかがですか!?
(スズキナオ)