野村克也【名言集】

コントロールと頭脳は比例する。

「人間」という字は「人の間」と書く。人の間にあってこそ、人のためになってこそ、人間と呼べる。

「この監督の言うとおりにやっていれば必ず結果は出る」そのように思わせることが何よりも大切だった。

努力をするにも才能が必要。

「野村の考え」の根本にあるのは、目に見えない力、無形の力を引き出し、育てること。結果は大切だが、すべてではない。結果の裏側にあるプロセスこそ重視すべき。

失敗を乗り越える執念を持て。執念こそが、失敗を成功に変え、不可能を可能にするのだ。

マー君、神の子、不思議な子。

殴った方は忘れていても、殴られた方は忘れていない。

「チームのためにヒットを打つ」と「ヒットを打つことがチームのためになる」は明確に違う。

その試合が終わり、家に帰る車の中で私は引退を決意した。

幸運を呼び込めるかどうかは本人次第である。

どうだ、革命を起こしてみないか。

仕事に対する取り組みがいいかげんな者にかぎって、外見で目立とうとする。

絶対に結果論で叱らない。

仕事をする上で必要な三つの能力がある。「問題分析能力」、「人間関係能力」、そして最後のひとつが「未来想像能力」である。

記憶に頼るな、記録に残せ。

人には理想があり、欲望がある。しかし現実はうまくいかない。だから歯がゆい。ボヤキは高いところに登ろうとする意欲の変形だ。

王は私のささやき戦術をちゃんと聞いて、会話もしてくれるが、すぐに集中力を高めて打席に挑んだ。長嶋は何をささやいても見当違いの反応が返ってくる。さっぱり心が読めなかった。

親孝行は大成の絶対条件である。

仕事を通じて人間は成長し、成長した人間が仕事を通じて”世のため人のため”に報いていく。それが人生。

打率3割を打ちたいけど、精いっぱいやって2割5分。あとの5分をどうやって埋めるのか？ ホームランを20本打とうとしても、せいぜい15本。あとの5本をどうやって伸ばせばいい？ これを突き詰めていくことが、「考える」

人間学のないリーダーに資格なし。

断る度胸を持つ人間が結局、勝つんだ。

リーダーは部下を好き嫌いで使うことは許されない。

感じる人間が勝ちを制する。感じないことは罪であり、鈍感は人間最大の悪。

プロに入る選手が全員、長嶋やイチローになれるわけではない。

人はいろいろ言うけど、オレにとってはいい女房や。あいつはプロ野球選手の妻としては最高や。

アンパイアは、ピッチャーの女房役のキャッチャーにとって、言ってみれば夫の上司みたいなもの。

捕手というのは裏街道の好きな人種。人の裏をかいてよい結果を出すことに快感を覚える。

本当は新庄にキャッチャーをさせたかったんや。

プロとアマチュアの違いは、自主的にものごとに取り組むか、人に教えられてやるかの違い。

私たちは貧しかったが、心の中まで貧しかったわけではない。

「思い切りのよいバッティング」というのは、実は二つある。「狙い球を思い切り絞って振る」あるいは「勇気を持って捨てる」

チームは”仲良し集団”になってはいけない。弱いチームはそうなりがち。

監督の仕事の根本は「チームづくり」「試合づくり」「人づくり」である。

深い思考の出発点は、「ものの見方」

チャレンジ精神がなくなったら、人生は終わり。

人生の基本となるのは「感謝」である。

「捨てゲーム」なんて、ワシは言ったことがないはずや。「捨てゲーム」だなんて、お金を払って見に来てくれたお客さんに失礼や。

今日の負け投手は野村です。