【正月に見たい地上波NGのヤバイ映画】シンナー吸いのツインテ、股にバイブの坊主頭…『恐怖女子高校 女暴力教室』!

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

『恐怖女子高校 女暴力教室』

1972年・東映

監督/鈴木則文

脚本/掛札昌裕、関本郁夫、鈴木則文

出演/杉本美樹、池玲子、金子信雄ほか

 AKB48メンバーがヤンキーに扮したテレビ東京系のドラマ『マジすか学園』(10年、主演・前田敦子)の第8話「四天王最凶 ゲキカラ・笑う」は、アイドル番組とは思えない凄惨な血みどろ描写にBPO(放送倫理・番組向上機構)が反応し、当該シーンはモノクロ処理で再放送されるようになった。また暴力団と女子高生の抗争を描いた『マジすか学園5』(15年、主演・島崎遥香)は、地上波では不適切とHuluで配信された。このシリーズのルーツと言われるのが、東映京都が製作した『恐怖女子高校』シリーズだ。

『マジすか学園』シリーズは、若い人には女子高生版『クローズ』なのかもしれないが、製作スタッフのオジサン達が作品に込めた熱い思いは70年代のスケバン映画。中でもポルノ女優にセーラー服を着せた『恐怖女子高校』シリーズは、リアルタイム世代ではない映画ファンにも支持され、現在も根強く語り継がれている。

 同シリーズは、東映ポルノのダブルエース・池玲子と杉本美樹を中心に4本が製作された。主役の杉本美樹(当時19歳)は、東映ポルノ女優第1号の池玲子と共に鈴木則文監督の『温泉みみず芸者』(71年)でデビュー。惜しげもなく曝け出すしなやかな肢体と、ギラギラした眼差しにやられた男どもは数知れない。

 舞台は神戸の聖光女子学園。白いセーラー服が清楚だが、学園は金さえ払えば誰でも受け入れる非行少女の受け入れ先だった。授業中に化粧、漫画を読む、居眠り、早弁は当たり前。シンナーを吸うツインテ、股にバイブを当てるボウズ頭。杉本美樹が扮する番長・迪子(みちこ)のグループは町でカツアゲを繰り返し、前の高校をクビになった暴力教師・吉岡が赴任してくれば、猫の死体で驚かせパンツやコンドームを投げつける。ボウズ頭の王メイ子(オーメーコ)は宿直の先生を訪ねて、露出した胸を顔に押し付け「ねえ、明日のテストで100点お願い」と股間をシコシコ。万事こんな調子の乱れた学園だ。

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