優勝賞金1億340万円(副賞含む)をかけた「KEIRINグランプリ2019」が30日、東京・立川競輪場で今年のベスト9によって争われた。佐藤慎太郎(43)=福島・78期=が、新田祐大の仕掛けに乗って直線で中を割り、グランプリ出場5度目にして頂点に輝いた。2着は残り1周半前から踏み出した、主導権を奪った脇本雄太が入り、3着は平原康多だった。3連単の4-3-8は14万3920円でグランプリ史上、2番目の好配当となった。
佐藤慎太郎「いやぁ。夢かと思いましたよ。脇役から自分が主役になってしまった。前の新田君には東京五輪を控えているので優勝するようがんばれと言ったんだけど、自然に体が反応した」