Hadukipiper

教え子や友人から"これから死にます"と連絡があれば何時でも飛んで行く。本気で死ぬ人は黙ってあっという間に死んでしまうのだ。死ぬと言う人は、本当は死にたくない。止めて欲しいはずなのだ。絶望し切ってあないのなら、この残酷で醜悪な世界でもう少しジタバタ足掻いて欲しい。

夜中に呼びつけられたり、自分の命を盾に脅されたり、私の都合や体調は一切配慮せず泣きついてこられたり、今まで散々振り回されたけど、そしてバツイチで孤独死確定の私なんかより、恋人いて結婚してイチャイチャ見せつけられてよっぽどリアルに充実してんじゃんと思うけれども、やはり飛んで行く。

モラハラ上司に公私いっぺんに破壊された時、希死念慮が消えるのに数年かかった。その間、家族にも友人にも死にたいなんて言わなかった。止められたら困るからだ。どうやったらできるだけ迷惑かけず、確実に死ねるかずっと考えていた。あれから20年経った。死にたいと思わなくなってもグダグダだった。