大会連覇を狙う青森山田(青森)が、高校総体準優勝の富山第一(富山)を一蹴した。5日の準々決勝で昌平(埼玉)と対戦する。
青森山田は前半7分、DF内田(2年)のロングスローを起点に攻め込み、ゴール前の密集からのこぼれ球をMF松木(1年)が蹴り込み先制し、1点リードで折り返した。後半4分には左サイドでFKを獲得すると、横浜FC内定のMF古宿(3年)がゴール前に浮かせ、FW田中(3年)が頭で合わせて2点目を挙げた。
青森山田は昨年12月、年代最高峰のU―18プレミアリーグ2019ファイナルを制するなど“高校年代最強”と称される。富山第一の大塚一朗監督(55)は試合前、「気持ちで負けず戦う。(青森山田戦の)隠し球があるので、期待してください」と意気込んでいたが、青森山田の強さが目立つばかり。後半19分には3点目をあげ、富山第一は1点をかえしたが、青森山田は後半35分にMF松木がこの日2点目となる4点目を奪って試合を決めた。