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2009/12/06 18:24

ここ数年でパソコンとインターネットの情報技術により、音楽の楽しみ方の変化が一気に加速したということは誰もが実感されていることと思います。

YouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトで、自分が見たい動画を検索できたり、ダウンロードで気にいった曲をいつでも購入できたり、そして最近ではiPhoneの登場で音楽の新しい関わり方が注目されています。

DJ機材もレコードからファイルミュージックへとメディアが移行されつつあり、Serato Scratch LiveTRAKTORなどのDJソフト、またはスタンドアロンで使用できるNEXTBEATPACEMAKER、Pionner CDJにいたってはファイルミュージック再生に重点を置いたCDJ-2000/CDJ-900の発売を控えています。


今後、楽器や音楽はどのようになっていくのでしょうか。

そんな、「music2.0& Serendipity」をテーマにした楽器の未来系について考える中で更に20年先の未来生活を予見するという前田邦宏さん主催のイベントが昨日、六本木ミッドタウンにて行われました。

最先端の音楽ツールを研究、開発されている方々のパフォーマンスやお話はとても面白かったです(^ー^)





■evala氏による立体音響パフォーマンス



先鋭的な電子音楽レーベルATAK所属で、port主宰のevalaさんは、ラップトップとFOSTEX NF-4Aを合計6台使用した立体音響システム、そしてiphoneを使って発音や音像のコントロールをされていました。パソコン内のサウンドファイルがランダムに選ばれるようになっており、選ばれたテイクが良いものが悪いものかをその場で振り分けることで、選ばれるサウンドファイルのクオリティの精度が上がっていくという仕組みも興味深かったです。非常に高いサウンドクオリティーで楽しめました!

■中井ナオト氏 未来楽器プレゼンテーション

新しい音楽演奏のあり方を研究されている中井さんの未来楽器の実演はかなり衝撃的でした!


インターネットそのものを演奏する!というコンセプトで、Youtubeやflickrやxmlなど、ネットの素材をリアルタイムに再構築できるというそのソフトウエア「CASTALIAN」の解説。




そしてこのソフトを演奏するためにもっとビジュアル面から未来を感じさせるためのツールとして
プロジェクター、WEBカメラ、レーザーを使ったタッチパネルを解説。

アクリル板の一面にレーザーを光らせ、アクリル板に指を触れたところだけレーザーと交わることで発光します。
その光をWEBカメラを経由してパソコンに送ることで、位置検出ができるという仕組みです。



▼実際にそのタッチパネルを使って演奏するとこのようになります。



一つ一つの円がフレーズ(ループ)素材です。
Youtubeからリアルタイムに拾ってきた動画が円の中に映っているものもあります。

これらが、ある規則性に基づいて再生するのですが、これは言葉よりも動画で見た方が早いので(^^;)、是非中井さんのサイトをご覧ください。
※検索サイトで「nucode」または「未来楽器」で検索してみてください。

非常に直感的でシンプルなインターフェイスとアクリルの自作タッチパネルはかなり未来を感じさせます!
かっこいい!!

自作タッチパネルの発展系としてご本人が電気スタンド型と称したタッチパネルを披露。
これも先ほどと同じ仕組みですが、まるでテーブル自体がコンピューターに見えます!!これも面白い!




■KORG 坂巻氏 「楽器開発最前線」



なんとびっくりしたことに以前KORG本社インタビューもお世話になったあのKAOSSILATORの生みの親、KORGの坂巻さんによるお話も伺うことができました。



普段坂巻さんがどんなことを考えて商品企画をしているのかが大変よくわかり、その企画力に感銘しました。
KAOSSILATOR、曲を作れるようになるための「練習」「アイデアだし」「まとめる」という工程の「アイデア出し」に重点をおき、手軽にフレーズを作ることの楽しさ、そして本格的なサウンド、誰にでもシンセサイザーを楽しんでもらえる楽器にしたいという思いで生まれたそうです。

市場でどんなものが流行っているかということよりも、ユーザー目線になって自分が面白いと思うものを、みんながびっくりするような形で提供できるかを大事にしていると坂巻さんはおっしゃって言いました。確かに最近のKORGの製品全般的にそれらが反映されていると思います。

僕も今やっているバンドで使っている楽器は特に意識したわけではないんですが、必要だと思うものを選んでいったら自然とKORG製品ばかりになってしまいました(^ー^)。


■「いつか音楽と呼ばれるもの」鼎談



イベントの最後に主催者の前田さんと「iPhone×Music いつか音楽と呼ばれるもの」の著者でもある徳井直生さんを交えてのトークが行われました。

現在音楽シーンは良い点も悪い点も含めさまざまな問題を抱えていると思います。

僕もそれらに関して自分が販売店としてどのようにかかわっていけるかを常に考えているつもりで、今回のイベントを通してそういったことがより明確になって参加してよかったなと思います(^ー^)

抽象的な話になってしまいましたが(^^;)今日学んだことは我々のショップで反映させていきたいと思います!


最後にオススメの書籍をご紹介


iPhone×Music
iPhoneが予言する「いつか音楽と呼ばれるもの」



今回のイベントのゲスト徳井さんの本です。
一見音楽用iPhoneアプリの紹介本と思われるかもしれませんが、この本には今後の音楽シーンを占う重要なポイントが書かれていて大変勉強になります。iPhoneはやっぱりとんでもないツールなんだなと再認識しました。

最終更新:2009/12/07 10:48

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