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【芸能・社会】

“歌手”ビートたけしのハスキーボイスに司会のウッチャンもしんみり 泣ける曲「浅草キッド」に拍手喝采

2019年12月31日 23時10分

「浅草キッド」を熱唱するビートたけし(稲岡悟撮影)

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◇31日 第70回NHK紅白歌合戦

 お笑い芸人、映画監督のビートたけし(72)が、“歌手”として紅白出場を果たした。後半の特別企画で、自ら作詞作曲を手掛けた「浅草キッド」を渋いハスキーボイスでうたい上げると、紅組白組の枠を超えて出演者から温かい拍手が送られた。

 黒のタートルネックのニットとズボンという、いたってシンプルな衣装で1人ステージに立ったたけし。この時ばかりはいつものお笑いモードを封印し、マイクを握りしてめて歌詞をかみしめるように歌った。

 ♪同じ背広を初めて買って/同じ形のちょうたいつくり♪

 貧乏ながらも売れることを夢を捨てずに生きる若いコンビ芸人。自身の下積み時代を振り返り、芸で身を立てることの難しさを歌った曲だ。駆け出しの時に苦労を経験した芸能人の共感を得ている。司会の内村もこの曲のファンで「ほんとうに泣ける曲。自分もそうだった」と楽しみにしており、しんみりとしながらたけしを見ていた。

 たけしは今年、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」に出演。また昨年に続き、自身が座長を務めるNHKのコント番組「コントの日」の放送されるなど、NHKで活躍した。この日は自分の出番の前にはかま姿で登場し、「NHKに長年貢献してきた私から紅白歌合戦に表彰状を贈ります」とあいさつして爆笑を誘っていただけに、たけしの歌手としての魅力を際立たせていた。

 

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