日産自動車のカルロス・ゴーン元会長(65)が、渡航禁止の保釈条件に違反してレバノンに無断出国したことが明らかになった。正規の手続きで日本を離れた形跡はなく、周到に練られた作戦で監視の目をすり抜けたとみられる。公判の準備を進めていた司法関係者は不意を突かれ、カリスマ経営者に対する刑事責任の追及は極めて困難となった。
■楽器箱に隠れ地方空港から?
保釈条件で指定されたゴーン元会長の東京の住居には、人…
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