SAABは幸せをもたらすクルマ

いよいよらちえん日記のエンディングです 10年もの間、私の拙いブログをお読みいただいた皆さま そしてそのブログにコメント等をお寄せていただいた皆さま さらには各種イベントに参加していただいた皆さま 皆さまのおかげで充実したSAABライフを満喫することが出来ました 心から感謝いたしております この幸せはSAABがもたらしてくれたもの SAABのおかげでたくさんの方々と素晴らし…

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ドアガラスシール(水切りゴム)の交換 その2

今年も残すところ残り3日となりました。2009年9月18日に始めてから10年少々、今日の記事で1761本をアップした事になります。あらためてよくもまあこんなにも書いたものだと我ながら感心しております。最終の記事は明後日31日のアップをもって終わらせていただきますが実質的なSAABネタは今日が最終となります。 SAABネタの最終回は昨日に引き続きドアガラスシール(水切りゴム)の交換です。この…

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ドアガラスシール(水切りゴム)の交換 その1

らちえん号のメンテナンスはこの先も私がSAABを降りる日まで続きますがブログで公開するネタはこれが最後です。らちえん日記最後のお題はドアガラスシールの交換・・・水切りゴムとも水切りモールとも、あるいはウェザーストリップとかスクレーパーとか言われたりもするようです。今日12月28日に"その1"、そして明日12月29日に"その2"と2つに分けてアップする予定です。これら2つの記事にはコメントは出来ま…

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ハッチゲートのウェザーストリップ交換

だいぶ前にeBayで偶然見つけた3/5ドア用の純正ハッチゲート用ウェザーストリップ。しかも当時ものの新品デッドストックのお宝品。こんなのもう二度と出て来ないであろうと即買いしておりました。 ところがコレ、折り曲げられないので特別サイズの箱でなければ入らず、そのためパーツ保管スペースに収まらず、仕方なくタンスの上に置いたら買った事さえすっかり忘れてしまって長年放置したままになっていま…

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助手席のシートヒーター

寒くなって来ると有難みが際立つ装備の一つにシートヒーターがあります。今は多くの車種にシートヒーターが装備されるようになりましたが、C900の時代にはまだまだ一般的では無かったとし思います。 しかし以前にも書きましたが運転席はダイヤルで調節出来るから良しとしても、助手席には何のコントローラーもありません。座面奥の12℃オン~28℃オフのサーモスイッチと、座席下の着座を感知するスイッチの2つに…

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のんびり行きます

らちえん日記の終了まで残すところ10日を切りました。あと何回投稿できるか判りませんが最後は12月31日に簡単なメッセージを投稿して終わりにする予定です。最終記事にはコメントは出来ません。BIGLOVEの説明によると一般的には私の退会と同時にブログは全削除されるのだそうですが、工夫すれば3か月の猶予を作る事が出来るみたいです。ただしその間私からの投稿や管理は勿論、コメントの書込みも出来なくなるよう…

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ブローバイ考察

このホースをパッと見て判った人はかなりのC900ツウです。これはC900ターボに使われているブローバイを吸気に戻すためのホースです。一般的にはブローバイホースとかクランクケースベントホースとも呼ばれているようです。 ホースと言いながらゴムと金属パイプとの二重構造の複雑なホース。ブローバイは一番奥の端から入り、手前の斜め切りの出口から吸気パイプに戻されます。途中の2本の妙な金属パイプ…

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「らちえん日記」感謝の10年

10年続けた「らちえん日記」の卒業まで二週間を切りました。最後の記事は12月31日に投稿する予定ですが、今一度ブログ終了に関する心情や皆様への感謝をここで書き綴ってみたいと思います。 私は幼い頃には山奥で育ちまして生活圏に書店など皆無でしたし家にクルマはありませんでした。でも物心ついた時からクルマやバイクが尋常じゃなく好きだったので小学校に入学する頃から"DRIVER誌"の定期購読が始まり…

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最後のSBOM

今月いっぱいで"らちえん日記"の更新を終えますから、ブログで参加を募って来たイベントも終了とさせていただきます。本日はらちえん日記最終イベントとなる最後のSBOM(SAAB Baka Off Meeting)を行って来ました。師走にも関わらずSAAB車7台とキャデラック1台の計8台の参加となりました。皆様、最後まで本当にありがとうございました。 朝食ミーティングの後は恒例の中央道プ…

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リヤクランクシール等のチェック方法

私は例のクランクシール等からのオイル漏れが無いかを確認していた場所はクラッチハウジングの床面でした。でもここにオイルが落ちていなかったのに既にクラッチはオイルに濡れて滑ってしまいました。 アチャラさんが真っ先に見た場所はここではなく、フライホイールの隙間でした。 暗くて狭くて判り難いですが左がフライホイールで右の壁はエンジン本体です。奥に赤いのがチラチラしていますがこ…

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やり直し作業完了

よりによってこんなボリュームのある作業で"おっちょこちょいのすっとこどっこい"をやらかしてしまいました。おかげでやり直しする羽目になった訳ですが、これによってより深くC900を理解出来たと言えなくもないので、まあまあ良しとする事にします。 一日仕事に耐えられる腰を持ち合わせていないので一昨日はあと少しのところで中断。今日はその続きですがコツや腕力を必要とする作業は既に終わっているので多少な…

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フライホイール取り出し・・・やり直し作業

2か月もかかったクラッチ修理が終わり、やっと走れるようになったと喜んだのはホンの束の間、またしても5速フルブーストでクラッチが滑ってしまい悪夢が蘇りました。でも今回のは単純に私の作業ミス。フライホイールをクランクシャフトのリヤエンドにボルト留めする際にボルトのシーリングをしないまま取り付けてしまったためエンジンオイルがボルト穴からフライホイールに漏れてクラッチが滑ってしまったのでした。 た…

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今年最後のIKEA朝食会

横浜は未明に初雪が降ったようですが特に心配するような道路状況にはなりませんでした。 久しぶりに参加した令和元年最後のIKEA朝食会はSAAB車10台越えの大盛況でした。 クラッチ交換では色々とアドバイスしていただいたアチャラさんにお礼かたがた無事に完成した姿を見せようとIKEAに出向いたのですが、なんとなんと、第三京浜ではまたしても忌々しきクラッチ滑りが発生してしまい…

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え、明日は雪だって?

北海道や東北では既に積雪で被害が出ているとのニュースが流れていましたが、なんと明日は関東平野部でも降雪の恐れと言い始めたではないですか。なんでも東京近郊にドカ雪を降らせる・・・例の爆弾低気圧とやらの気圧配置になっているとの事。おかげで関東の自動車用品店等はタイヤ交換に追われているとの事です。 明日の朝はアチャラさんのIKEA朝食会に参戦のため横浜まで行くので万一雪でも降ったら大変。私の腰と…

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長年の懸案事項・・・クラッチ滑り やっと解明

らちえん号のトランスミッションがATからMTに替わったのが2010年12月。その時には普通のSACHS製クラッチを入れました。しばらくは快調に走れていたのですがいつの頃からか5速でフルブーストの加速をすると滑る事に気が付きました。峠道などで普通にスポーツ走行する時には特に支障は無いのですが高速道路の上り坂等で5速のまま踏み込んでブーストが上がると滑ってしまうのです。 しばらくはそのまま乗り…

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高速テストも合格

頑張って自力でクラッチ交換出来たのは良いとして問題は素人が本当にちゃんとした仕事をしていたか・・・ですよね? そこんところをちゃんと検証しなくては程無くトラブルを再発させてエライ目にあう事になりますものね。そのため何日かかけてちょっとずつハードルを上げていくテストをする事にしました。今日はその最終章、高速道路でのテストです。 中央道で加減速しながら100km/h走行して不具合が無い…

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らちえん号復活!! そして最後のSBOM

一昨日の初テスト走行では近所を恐る恐るゆっくり走ってみてひとまず大きな不具合は出ない事を確認して一安心したところです。今日はそれから中一日置いてキンキンに冷えたエンジンからオイルやフルード漏れ等が無い事を確認しました。そしてまずはエンジンオイルの交換を済ませてタイヤの空気圧を調整し今日の2回目のテスト走行に備えました。今回は一昨日の初テストランより一歩進めて水温と油温を十分に上げてエンジンの回転…

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冬晴れのテスト走行

今朝の東京はこの冬一番の寒さでらちえん号のボディカバーで初氷を観測しました。 丸2か月間一度もエンジンに火が入らない状態で放置したためバッテリーのインジケーターは可哀想な事になっています。これで始動が出来なかったらバッテリーを充電しなければなりませんが、最初の一発目こそスターターの回りが弱く感じられたものの二回目以降は完全復活してくれました。CAOSバッテリー、底力があります。 …

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クラッチ取り付け 2nd trial 成功

昨日はマニュアルの手順を無視して進めてしまったためスレーブシリンダーを入れられず、途中でにっちもさっちもどうにもブルドッグになってしまいました。OKさんから教えて頂いた動画を見て思い直し、やはり正規の手順でやり直しする事にしました。 当初マニュアルの手順に疑問を感じたのはこんな理由からです。フライホイールにはクラッチカバーの位置決め用のピンが3本ありますがBlackDiamondのクラッチ…

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クラッチ取り付け 1st trial 失敗

BlackDiamond製クラッチセットを背負って小雨の中を自転車でひとっ走り。じんたろ師匠宅でクラッチカバーのダイアフラムスプリングを凹ませ、隙間に戻り防止のSSTを挟んで凹んだままにしておき、すぐさま自宅に戻り早速クラッチをフライホイールに取り付けてみました。 センター出し不要のクラッチとは言え、クラッチディスクの中心にそんなにうまくクラッチシャフトが命中するものだろうか?と疑…

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クランクシール到着

待ちに待ったクランクシールが昨日配達され、やっとの事で本作業に取り掛かる準備が整いました。本作業前にこんなにも時間(日数)がかかってしまったのは、分解して不良内容を確認してから海外発注をかけていたのに加え、強化クラッチは受注生産だった事、一つしか買わなかったクランクシールの挿入に失敗した事、急いで追加のクランクシールを注文したら在庫が無く工場出荷待ちとなってしまった等々様々な不運が重なったためで…

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ブレーキO/H その1

まだクランクシールは届かないし今日は朝から冷たい雨。よって昨日準備したブレーキ一式のO/Hに取り掛かります。 構造の単純なフロントキャリパーはピストンさえすんなり抜けてくれたら後はサクサクとバラせます。私は空気入れを使ってエア圧で押し出して抜きます。 パーキングブレーキ内蔵のリヤキャリパーは少し手間がかかります。キャリパー内側の銅ワッシャー付き14mmボルトを抜き取った奥の4mmHe…

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ブレーキO/H開始

クランクシールの到着をひたすら待っているのですが今日現在まだ手元にありません。9月の終りにスレーブシリンダーが抜けて不動車になってから間も無く2か月になろうとしていますが、この期間中において実際に作業に費やした時間はごく僅か。ほとんど大半は部品の到着を待つ時間となっています。 そんなこんなしているうちに11月も既に終盤。年内ブログ終了を宣言しているのに最後は有終の美どころか、不動車のままで…

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クランクシールは奥が深い

作業は英国からやって来るクランクシール待ちで中断したままです。最初に最低2個買っておけば今頃はらちえん号で紅葉の中をツーリング出来ていたかもしれません。後悔先に立たず、今後の戒めとするとともにこの時間はクランクシールについて深く勉強する機会を与えられたと思う事にしました。 クランクシール、広い意味ではオイルシールと称されるものですが、調べて見るとこれがなかなか興味深いしくみをしております。…

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またもレンタカー

今日は親戚の法事のためどうしても乗れるクルマが必要でまたレンタカーを借りました。法事にしては少しばかり派手なカラーリングですが色の指定は出来ないので仕方ありません。らちえん号が不動になってから短時間ならカーシェアを、長時間の時にはレンタカーと使い分けています。 和服の後期高齢者(母親)は、電動スライドドアと超広大なリヤシートスペースに大感動&大絶賛で、次買うクルマはこういうのにして…

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クランクシール・インストールの前に

不動車になっている事にも慣れてしまったせいか、ちっとも修理のモチベーションが上がりませんが、ぼちぼち頼んでおいたクランクシールが到着するのであらためてクランクシールの吟味とインストールの練習をしておきます。 まず9年間使用して多少なりともオイル漏れを起こしていた旧シール(左)と今回インストールに失敗した新品(右)を見比べてみます。 旧シールはOKさん号がすぐにオイル漏れを起こ…

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段付き摩耗

明日は燃えないゴミの日なので、今回の諸悪の根源となった憎き旧スレーブシリンダーはゴミ処理場行きになります。こないだダダ漏れの原因を書きましたが一箇所書き逃していた部分がありましたので、最後にそれを書き残してから心置きなく廃棄処分します。 こないだはOリングが摩耗して痩せて最終的にピストンとシリンダー(に相当する部分)の金属同士が接触するようになって摩耗してダダ漏れに至ったと結論付けました。…

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フライホイールの準備

あとほんの少しのところで腰が辛くなり先を急いだ作業をしてしまったために第一回クランクシールの圧入は失敗してしまいました。新たなシールの到着を待つ間に出来る作業をしておきます。 今回クラッチ回りはクラッチホース以外ほぼ全交換するため、アメリカから購入した中古フライホイールと取り換えます。フライホイールの中心部にはベアリングが圧入されていますが、これも一連の作業の際には必ず交換しておきたい部品…

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クランクシール圧入失敗・・・トホホ

クラッチやフライホイールを取り外したのならばクラッチシャフトシールやクランクシールは是非とも換えておきたいところです。こんなものをケチって後からオイル漏れしてその修理をするためにまたここまでバラさなければと思えば少しはヤル気も出るというもの。ところがここでもC900は厄介なレイアウトが災いしてやりにくいの何のって。 下の写真では左側の中心部にクラッチシャフトシールが途中まで差し込んであり、…

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クラッチ・マスターシリンダー取り付け

作業量が多いので一気に進めると雑な仕事になりがちですし、腰に爆弾を抱える私には長時間の作業は避けなければなりません。なのに10月中は悪天気ばかりでなかなか片付いて行きませんでした。せっかくC900の季節になったのに乗れないのは悲しいので天気の良い日は少しずつ少しずつ前に進めています。 室内でO/Hを済ませたマスターシリンダーを車体に取り付けますが、C900のマスターシリンダーの固定作業は室…

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新品スレーブシリンダーもO/H

私はスレーブシリンダーのトラブルと言うものは経年劣化でフルードが漏れ始めて徐々にクラッチの切れが悪くなるものだとばかり思っていました。もちろんらちえん号も何の前触れも無く突然にダダ漏れになった訳では無く、その前兆としてペダルタッチがスムーズで無い時が時々あるのは感じていました。でもそれとて発進時の微妙なクラッチワークをする時のみ気になった程度で、走行中のズバッと踏んでパッと離すシフトチェンジ時に…

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クラッチ・マスターシリンダーのO/H

約9年で逝ってしまったスレーブシリンダー。となれば一緒に使用開始したマスターシリンダーもこの機会にO/Hしない理由はありません。 ひとまず車体からマスターシリンダーを取り外してみましたが、確か元々はシルバーに輝いていたはずなのに随分と錆びて汚れてしまっています。 リザーブタンクからのホースは圧こそかかりませんが、こんなにもチャチなシーリングだと漏れるのは当たり前。滲んだフルー…

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クラッチキット到着

BlackDiamond製 Fast Road/Competition (stageⅡ) Clutch Kit が届きました。10月6日にPFSparts発注したものの本当にコレで間違っていないか?と念押しメールが来て2~3回ほどメールのやり取りをしてから本受注になりました。C900は89年以前と90年以降ではクラッチ回りが違うので誤ってオーダーするユーザーが多いのかもしれません。車体番号を送っ…

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レリーズベアリング

過去の記録をちゃんと見返したならば今回交換するBlackDiamond-stageⅠのクラッチキット(クラッチカバー・クラッチディスク・レリーズベアリング)一式は6年半と42000km程の使用期間で、思っていたよりもずっと短い年月で終わる事になりました。ただクラッチディスクの減りそのものはごく僅か。なので高速ギアでの滑りさえなければスレーブシリンダーのO/Hもしくは交換だけで済ませられていたかも…

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フライホイールが届いた

eBayで買ったフライホイールが届きました。クラッチ側を薄っすら研磨したようでかなり綺麗です。 購入したのは88年式とらちえん号より1年前の個体から取り外されたものですが部品番号も一致。 サシガネを当てて見える範囲ではサラッと真っ平。 念のためクラッチカバーを仮止めしてみても6本のボルト穴も完全一致です。 BlackDiamond製のsta…

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ニュートラルでもキーは抜ける

C900ならではの機構にシフトロックがあります。おかげで逆にステアリングロックは装備されていない世にも珍しいクルマなのですが、要は盗難防止のためにキーを抜いた状態ではAT/MT問わずシフトレバーがロックされるというものです。ATだとPでロックされますからたとえ窃盗犯が乗り込んでエンジンを始動できたとしてもクルマを発進させることは出来ないのです。MTだとリバースでロックされるので前進は出来ませんが…

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フライホイール取り出し・・・あ~めんどくさ!

海外調達した中古フライホイールがぼちぼち配達される見込みと通知が来たので、車体からフライホイールを取り出そうとしたのですが、惜しい事にあとほんのちょっとのところでスターターモーターが邪魔して出てきません。真っすぐ前方に引き出せば取れそうなのにトランスミッションハウジングの形状がそれを許してはくれず、そのため斜め上に引き上げる必要があるのです。なのにそうはさせまいとスターターモーターが立ちはだかる…

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スレーブシリンダー、ダダ漏れの原因

発注した部品が届くまでまだまだかかるので作業は中断したままです。作業が進まないこの時間を使って、取り出したスレーブシリンダーを分解してみることにしました。破壊して取り出したので原因究明は絶望的かもしれませんが、ダメもとでやるだけやってみます。 スレーブシリンダーは3つのパーツから構成されていました。ハウジング外側とレリーズベアリングを押す部分は傷だらけで酷い見れくれですが内側のパー…

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調達部品

ダイラフラムスプリングに突き刺さったスレーブシリンダーを散々コジリまくって強引に取り出したために、トランスミッションのスプロケット側は傷だらけになってしまいました。クラッチシャフトのシールもだいぶ損傷しましたがどっちみちこれは交換ですからあんまり気にしない事にします。 今回クラッチ回りの部品は中途半端に再利用せずにゴッソリ取り換える事にしました。クラッチはこれまでBlackDiam…

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フライホイールに疑問符

苦労はしましたが腰を壊す前にどうにかスレーブシリンダーを取り出してクラッチ回りをフリーにする事が出来ました。 もしこれで走行距離が少なくてクラッチ回りに特段問題が無かったのであれば新品スレーブシリンダーを入れて終わりなのですが、らちえん号は6年半で約5万キロの使用。しかも高速ギアでのフルブースト時にクラッチ滑りが発生しているのでこの機会にクラッチ回りを総点検しなくてはいけません。 ま…

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取ったど~! 3rd trial

バールで無理矢理こじっていたらスレーブシリンダーがクリンっと回って、レリーズベアリング側がクラッチのダイヤフラムスプリングの爪に完全にハマってしまい、おまけにこの強力なスプリングの反発力でどうにも動かなくなってしまいました。年配の方しか見た事は無いと思いますが、この時のクラッチのダイヤフラムスプリングはまさしく"昔ながらのネズミ捕り器"の如く、一度入ったら逆には戻せません。これ以上無理をしてもク…

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ううむ・・・ハマってしもた 2nd trial

長いバールを使えばクラッチのダイヤフラムスプリングの"一部分"は押せることは判りました。でも一部だけ凹んでもどうにもなりません。SSTを使ってダイヤフラムスプリングを全周に渡って凹ませられたなら楽々スレーブシリンダーは取り出せるのですね。 でも無いものをねだっても仕方ありませんから"チカラづく"で様子を見てみようとバールでスレーブシリンダーをこじっていたら こんな状態ですっか…

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スレーブシリンダー取り出し 1st trial

やはりお粗末な自作SST如きではどうにもない事がわかり、諦めて力技で臨むことにします。 まずはチェーンケース(と言うのかどうかわかりませんが)前側のカバーを外してクラッチシャフトを抜く準備をします。シャフト中心の十字型のプラスチック製プロペラは指で回して抜き取ります。そして飛び出したクラッチシャフトがラジエーターを突き破らないよう、ストライクゾーンに銅板を貼った段ボールでカバーしておきます…

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自作SSTでは歯が立たず

その後あれこれ忙しくてクルマに触れずクラッチ修理は一歩も進んでいませんでした。 コメントを寄せられた"いなずまさーぶさん"もかつてご自身でクラッチ交換されてますし、最近ではBlue96さんもご自宅でクラッチ交換されています。お二方とも特に特別な工具無しに取り出したようですがBlue96さんによると大分苦労して取り出したとの事。私もSST無しでもスレーブシリンダーを再使用しない前提なら…つま…

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スレーブ ダダ漏れ

風邪気味だし、まだ外は暑いし、腰に来る作業なので全くモチベーションが上がらないのですが、自然治癒してくれる筈も無く放置すればするほど復活の日は遠ざかるばかり。とりあえずスレーブシリンダーが犯人だという事だけでも確定させておかないと発注部品すらまとめられません。 私はこの周辺の作業が苦手です。配管や配線が最もゴチャゴチャしているし延々と中腰で作業しなければならないのです。腰を痛めないよう一回…

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スレーブ 抜けたな

一昨日、親戚宅まで出かける用事があり、らちえん号に結構な荷物を積み込みエンジンを掛けようとして愕然としました…「あれ? 何が起きた?」 私はその日最初の始動時には必ずボンネットを開けて一通りの点検をしてから乗り込み、イグニッションキーを一段回してシフトロックを解除し、それからクラッチを踏んでシフトレバーをニュートラルにしてイグニッションオンにしてCHECKENGINEやチャージランプを確認…

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「あ~かいぶコーナー」第四回 鍵穴のシャッター

ドアの鍵穴のシャッターが開きっ放しになってしまうのは構造的に全ての古いクルマやオートバイに起こり得る経年劣化トラブルのひとつですが、どうもC900はその確率が高いように思っています。 自動車としての機能に何ら支障のないものではありますが、ドアの鍵穴が開きっ放しになったままだと雨水だけでなく跳ね上げた泥水までキーシリンダー内に侵入を許すことになってしまい、これでは様々なキートラブルを…

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「あ~かいぶコーナー」第三回 ヘッドライトスイッチ照明のLED化

メーター照明のLED化が完成したら次に手を付けたくなるのがヘッドライトスイッチのLED化。元々は内部のT5ウエッジ球でダイヤル先端とランプマークが緑色に浮かび上がる構造ですが、いかんせんT5では暗過ぎて点いているのか判らない程度にしか灯りません。それなのにスイッチのツマミがだんだんと熱くなってきてタッチも悪化してきます。そこでここも電球色LEDを自作して問題を解決しました。 電球色LEDに…

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「あ~かいぶコーナー」第二回 メーター照明のLED化

SAAB900classicのみならず、同時代のVDO製計器を純正装着している車両に共通する難点のようですが、メーター照明の白熱球が発する熱のためにバルブ周辺が変形・溶解してしまうのです。ここに使われているT10バルブは3Wが純正指定ですが、ノーマルでさえ害を及ぼすには十分な発熱なので一般的に販売されている5Wやそれ以上を入れると大変な事になります。らちえん号もそうでしたし解体車やいくつかの解体…

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ブレーキフルードのお話

ブレーキフルードは多くの国産車がDOT3で輸入車や国産2輪の多くはDOT4が指定されているようです。らちえん号はずっとDIXCEL製DOT4を使い続けてきましたがそれが何年か前にDOT5.1に昇格したので自動的にDIXCEL製DOT5.1を使ってきました。 らちえん号の場合ブレーキフルードの交換は短ければ1年、長くて2年で交換ですがクラッチフルードだけは3~4か月置きの短いスパンで交換する…

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