Lyrics

大切な人

少しズレていてどこかさみしげで
だけど明るくて人に優しくて
胸に秘めているそれは強くて
一番大切な事を僕は教えてもらってる

なにげない話をして1日が終わっていく
心にあったかく灯る明かり
それが僕らの宝物

そっと毎日はほら過ぎ去っていく
当たり前や普通を繰り返して
描いてた地図をまた描きなおしては
笑える場所を目指して

君がなんとなく笑う時
これでよかったって思えるよ
いつも優しさをありがとう
君は僕の君は僕の大切な人

ケンカだってするよ違う昨日まで歩いてきたから
だけど知るほどに守りたい思いが深まってく

いつでもここにいるよ君の味方でいたいんだ
2人で一つを描いてこう
終わりまでちゃんと今度こそ

いつかこの世界から旅立つ日
君の事を憶い出すだろう
出逢った日からをスローモーションで
歩いてきた日々を描くだろう

忘れたくない事ばかりだよ
どの場面をみてもハイライトだよ
いつもそばにいてくれてありがとう
君は僕の君は僕の大切な人

何気ない話はほら尽きることなく続いてく
小さな灯りとともに


最近じゃさなんだか
大体同じものをリピートしてる
自分らしさとか上手い言葉もいやらしいぐらい板についてきたし

虹がかかるタイミングさえ
なんとなくわかってしまって
その上を歩けたらなあとか思わなくなってた

新しいことに飛び込む時
奇跡はありふれたことに変わる
そんな大袈裟なことじゃないけど
新らしい自分に出逢える

君が好きだっていうから
ちょと試してみようかなあ
本当はちょっと苦手だけど
君が好きだっていうから

いろいろと思い馳せた挙句
君への愛おしさに帰る
いいよその入浴剤にしようタイムローズマリーの香りだとしても

目を逸らしてきたものにこそ
時には求めてる効能があって
それが悪くなるにしても良くなるにしても新らしい自分に気がつかせてくれる

君ってだれなんだろう
例えるなら雨上がりの虹
何度も繰り返しても
何度も心をうばれてしまうんだ

君が好きだっていうから
ちょと試してみようかなあ
本当はちょっと苦手だけど
君が好きだっていうから



怖い時は後ろに逃げます
嬉しい時は前にゆっくり進みます
慎重ゆえに奇跡はおこらない
でも今日の夕焼けは綺麗でした

エビガールエビガール
そうやって今日まできた
エビガールエビガール
お菓子を食べて思いはせる夜がある


時々大海原に出る夢をみる
怖い事がたくさんあるだろうけど
ポケットに一つ明かりを持つ
それはいつか君がくれたもの

エビガールエビガール
今をこえて君の住む国へ
エビガールエビガール
でもやっぱりビールを飲んでお菓子で眠くなる

エレベーターで乗り合わせる70代ぐらいのおばあちゃん
「何階ですか?」と聞く前に
「何階ですかと?」聞いてくれる
いつもなんだかわからないけど笑ってる
だから僕はありがとうございますって笑う

季節の変わり目は情けないぐらいに
涙が自然とでたりする
何がかなしいってわけでもなく
繰り返しに見失ってしまうからだろう

ああそうだ母さんは元気かなあ
さっきのおばあちゃんとそう変わらないよなあ
電話でもかけてみるかなあ
元気にやってる?なんてありがとうを込めて

エレベーターで乗り合わせる2人の少年達
きっと友達なんだろうけどケンカをしてる
「人は違うからいいんだよ」
なんて頭の中で歌ってみるけど
きっと僕なんかより無邪気にごめんねとありがとうを言えるんだろうな

手に残ったものの方が無意味に思えて
失くしたものを時々悔やんだりするけど
そんな僕が守るべき人が教えてくれるのは
そこにいるだけで僕らはいいってこと

ああそうだ最近君にありがとうを言ってなかったな
きっと面食らった顔をするんだろうけど
君はきっと恥ずかしそうに笑って
こちらこそなんて言うんだろうな

ああそうだ僕の中の僕は元気かなあ
布団に入って目をつむったら涙がでてきた
よくやってきたね最高だよ
明日もまた一緒に頑張って行こうなんて聴こえた

2003.9.20
茜の空に夕飯の匂い
そんなに長く生きてはいないのに
なぜかさみしくなった

明日また会えるとサヨナラしたあの頃
終わらない追いかけっこ
それは今でも続いてる

君が好き言えないまま少年は大人になった
こぼさない想いこぼれ落ちて歌になった

近づいたら壊してしまう
それぐらいに僕らは自分本位だから
互いのこと忘れようとした

そうしていくつかの歌を書いたんだけれど
君は無邪気に笑う
僕を殺す気なんだろう

君が好き多分誰よりもわかりあえる
そんな夢物語がまたメロディーに変わっていく
君が好き顔じゃなくて心の震えだ
だから僕は歌うよでも顔も好き

笑いすぎた次の日に君は風邪をひいた
「安心したから」って言って目を閉じた
時々部屋の冷蔵庫が寒いよって言ってる
「それが仕事なのにね」って
呟いたいつかの夏の終わり

静かになると声を出さずに泣いて
楽しいとさみしくなって泣いて
終わってしまうからって笑って
とにかく笑っていようって励ましあって

青春の夢の残骸を電子レンジであたためてると
「死んでるから」って言って君はキスをする
国道沿いをオートバイが走り去ってく
「道は全て繋がってる」って
今夜はキレがないね

「僕らはいつか旅立つ」
そう言おうとしてやめた手で撫でた

「なんとなく幸せ」
君がそう言った言葉が
「何はなくとも幸せ」
そう聴こえたから
乾杯した
汗をかいて1日が終わる
それぞれの場所に帰るんだよな
それがどんな場所だとしても
「生きているのは幸せ」
光の届かないぐらい深い場所ではその想いは
腹立たしく思えるだろう
消し飛ぶだろう
だけどそう祈り
ただ願いを込める
そうして今を生きていくことがきっと全て
そう思うんだよ
「明日はわからない」
君が言う
「だから世界は素晴らしい」
そうは言えない僕は君のことが好きなんだろう
夕暮れがちょっと笑った


僕らは歩いてく
こぼれた汗にあの頃からの道のりを思ったりして
よく頑張ってきたなあ
また夏がくるなあって電車に飛び乗る

時々むなしくなる
でもそう長くは続かないともうわかってる歳をとるのも悪くないって空をみれば
さっきまでの雨もなんだか愛おしく思える

選ばれた優良な人間じゃない
かといって全てを賭けれるギャンブラーでもない
うまくいかないなんでかなあ
そんな繰り返しの中でたまに
嬉しいことに出逢ったりする

今日変わったんだよ
なんの意味もないかもしれないけど
新しい季節がやってきたんだよ
それだけで世界は素敵だなあって思える
そんな自分が嫌いじゃない

明日はやってくる
今までもそうだったけど実はとてつもない奇跡の繰り返しを受けとってる
またがんばろうかなあって生きてるうちだなあって





疲れたなら寝よう
何も考えずに
ただ時をやりすごそう

別に誰も困らないさ
もし困ったっていいんだ
ああ今は動けない

目を瞑ると小学生の頃の
楽しかったこと浮かんでくるよ
こんなに遠くまで来たんだ
よくやってるよ

一つだけ信じてるんだ
また笑えると思うんだ
その日にはただ風に吹かれて
町を歩こう

期待なんか答えなくていいさ
嫌われたって
そのままで愛らしいよ

ごめんとは思うけど
正しいことと愛することは
必ずしも同じじゃない

できることはあまりない
だからできることに全てをかけるのさ
あの頃とあんま変わらないなあ
ありがとうって思うよ

一つだけ信じれたなら
何回だって蘇る
また生きて帰れたのなら
やっぱり君に会いたいなあ

一つもないから信じたのさ
選べなかったから運命か
こんなこと繰り返してきた
ああ生きてるって素晴らしいな


ふわふわとめがさめる
長い旅の果ての夜明け
変わってしまったのかな
考える力もなくまた落ちる
終わりのない繰り返し
君の手の温もりだけが真実
そんな馬鹿げたリアルに
強くしがみついて

みえたならみえなくなる
その前に済ましてしまおう
その感触は産まれたたまま
だからきっと必ず正しい
いつか終わる光が来る
僕らはもう一つの顔で笑う
それもまた真実
だからできるだけ深く夢の中


しょうもない僕らの日々
しょうがないことあるよ
口癖は変わらないなあ
ずっと踊り続けるしかないかなあ

動き続けていれば次の点がみえて振り返れば線になる
ああなんてロマンティックな形
まるで夜空の星座みたいだって君が言って
僕はまたハッピーになって踊るよ

正解は遠い彼方で手を振る良心
また転げ落ちるなら奇跡を
このステップは命の本能
鳴り止むことのない心臓の鼓動

止まらないでって君が踊るその姿がまるで夏の蜃気楼みたい
ああなんだか懐かしい景色
あれはそう2012紀元前前の戯れ
一等強く光り輝く夢みたいな星

動き続けていれば次の点がみえて振り返れば線になる
ああなんてロマンティックな形
まるで夜空の星座みたいだって君が言って
今日もまたハッピーになって踊りだすよ

ごめんね
仕事を私今日サボります
探さないでください
明日からまたがんばるよ
風が呼んでいる
海がささやく
意味のないことに
全てがある
列車が橋を渡ってく
いつかの夏の匂いがしたよ
あおい空に飛んでいく鳥は君だなあ
私はとても不完全で
それゆえ奇跡をおこせるの
今日もまたでないかもしれない
虹を心はイメージしてる
あなたには届いて欲しいんだ
それだけでいいよな気もする
今日は良く晴れてて
大切な1日になりそうだよ

会いたいなあ
でも会わないほうがいいような気がする
完全なままの
君でいて欲しい気もする
心はグライダーみたいに
風に煽られて歌になる
君なんて知らないのに
どこかで心は繋がってる
私はとても夢想家で
それゆえ光となりえるの
今日もまた潜り込み
世界の形を変えるのさ
あなたには届いて欲しいんだ
それだけは願ってしまうよ
今日は良く晴れてて
大切な1日になりそうだよ


高い丘に登って
その上に立つ家に住もう
バカだから難しいことはわかんない
でも最高に気持ちいいじゃん
いつの間にか偉くなって
もうほとんどエレベータみたいさ
高級なもんなんか食いたくねえ
スタ丼でがっつきてえ
不便だから誰も住みたがらない
眺めだけを売りにした家で
君とコーヒーを淹れて
風に歌えば
あの頃の激しさと
あの頃の静けさが
本当の夢を連れてくる
馬鹿げてるなんていいなさんな
体裁を気にするだけの愚かもんよ
本当はわかってるのに動かないなんて
死んでるも同然だぜ
だけどさわかってる
僕もおんなじ気持ちを抱えてる
君が柄でもなくミルクいれるときわかるんだ
旅に出る勇気は今はない
守るもんがある
守ってきたものがある
それは自分が思ってる以上にでかくて
言うなれば長年連れ添った心の杖
相容れない思いを裁くのではなく
もっと愛せたならいいなあ
なんどでもそうなんどでも
やっぱり人が好きなんだよ
君の笑った顔
僕の笑った顔
それはどれもすてきな笑顔
馬鹿げてるって笑いもんにしてよ
君にあげたい花を僕は選んどくよ
気にいってくれたならいいなあ
君の笑った顔をイメージしてるよ

僕が名付けたあの木は今日も元気で
君が植えた道端の幼木は道行く人に時の過ぎ行くのを知らせてる
「押さないでよ」っていったボタンを押して
「気にしないさ」っていって駆け抜けた青い季節
花びらが散って本当に知って
緑のベッドで眠る僕ら
かわいらしくておろかで
でもまたあったなら許しあっちゃうんだろう
なにもおきちゃいないのさ
20年
何度やり直しても同じフレーズでしくじる
僕らはそれに踊り狂っては永遠に生きれると本気で信じてた
何かあってもがんばれるよ君と交換した
虹色のピックは今でも夢を信じさせてくれる
新しい季節に蕾がついたよ
君の街でもきっとそうだよね
少し俯いて心で震えてる
そんな君が好きだったんだよ
何かおきたならいいなあ
20年




99回の失敗
わずか一回の成功を
信じ続けているのさ

恵まれた才能はない
なんで選んだんだってすら思う
だけど答えはもう出てる好きだから

時には七色の声の天才をうらやんで
また時には魔法のようなフレーズを速弾く
ギタリストに嫉妬して
それでも僕のことを好きだよっていってくれる人が
たった一人でもいるような気がするから

もう少し頑張ってみようかなあって思うんだ
ずっと愛してきたじゃない
スペシャルじゃなくても理論からはずれても
調子外れでも時代遅れだとしても
届けたい人がいる

あなたは無価値なんだって言う
笑えるぐらい僕もおんなじだよ
強がる分だけもっと弱いんだ僕は

それでもやっぱり負けたくはないんだよ
それでもなんでも選ばれて産まれてきた
振り絞って戦うよ
勝ち目のない出来レースだとしても
丸腰でぶつかって心を合わせるよ

カッコ悪くたってみっともなくたって
生きてる姿をみせたら奇跡だっておきるのさ
少しづつ良くなる次はもっとうまくいくって
間違っても届かなくてもかまいやしない
きっと誰かがみていてくれてる


身勝手な僕と優しくない君

心の中には入れたくないんだ
正しいとか間違いじゃなくて
好きじゃないから

ちょうどいい距離感なんて言ってたら
一つにはなれないだろうが
それでいいかな

僕らは違うからわかろうとして
でも譲れないものがあったりして
気がつかないうちに人を傷つけて
そのくせ他人のことにひどく腹をたてたりする

ねえコーヒーでも飲みに行こう
ノンポリシーで黙って景色をみよう
疲れたらまたねって言って家に帰ろう

心の中にしか希望がないと
もうわかってる僕らだから
また求める

一度優しい記憶があると
「いいんだよ君は君だからそれもいいね」なんていってしまうよ
デアウヨリサヨナラノホウガむずしくて
お互いに傷つけあってしまう

ねえコーヒーでも飲みに行こう
ノンポリシーで黙って景色をみよう
少しづつ離れていくよ
ごめんね


はじまり

「春だからはじめよう
したかったことがあるなら」
中吊り広告の見出しに少し心は踊る

きっかけはなんでもいい
新しい時代の訪れにいたこと
あとで憶いだして笑えるような気がして

あの頃確か僕は小学四年生で
将来の夢はサッカー選手になることで
なんとなくまだ世界は混沌としてて
何かは変わるけれど何も変わらないような気がしてた

もうわかってる僕らはありふれていて
特別な何かではないだろう
目にみえない大きな力に操られてると思ったりもする
だけど一緒に笑った記憶とか
守りたいと思った平和とか
その気持ちはオリジナリティでできている
だからさあ
もっと自由になろう
春が来たんだ

「アドリブはちょっとできない
なんて決めつけてなにかを引用しても」
その弱さに磨きがかかるだけだよ

ほんとは気がついてる
このままじゃダメなんだってこと
新しい風の中に一生もんがあるかもしれないなあ

うまくトレースすることよりも
下手くそでもつたない言葉で話そう
なんとなくうまく収まって誰かの拍手をねだるより
本当にわかりあえる人に逢いにいこうよ

春はなんていうか許してくれる
誰もが旅立ちの季節だから
こじれてしまった人にも産まれたての人にも
同じように花が咲きあたたかい希望のチャンスをくれる
振り切らないで行こう
自然と見えなくなる日まで手を握ってさ
ゆっくりと本当の自分に
なっていくのさ
そう春なんだ


ファミリー

すこしさみしいなあ
夕暮れ6時の歩道橋で
街をぼんやり

優しさをのせた
重たい列車が
泣きながら滑りこむ

いつか父さんががんばってたこと
母さんがやさしかったこと
今僕は同じくらい歳をとり
毎日をせわしなく生きてる

夜がやってきたなら
心に灯そう
小さくても
あったかい
あの頃みたいな明かりを

あの頃の夢は
なんだったけただ終わりもなく
ずっと続く気がしてたけど

さよならまたあした
手をふる友達に
出逢いと別れを
すでに予感してたのかもな

いつも同じ場所で転んだりして
治りきらない傷跡がまたひらいて
どうせ最後は独りだなんて
時には身も蓋もない事考えたりしてしまう

君からの電話がなる
「水とお米を買って帰ってきて
さっきのことは
もういいから」
お腹すいてただけでしょ

「ついでにアイスクリームでも買っていくよ
夏が来た気がするから
最近お互いに大事なこと忘れてた気がするんだ
例えば出逢った頃の甘く少しルーズな夢物語」
未来

イヤホンマイクを切って
街並みを眺めたら
独りじゃないよって
いってるみたいに
無数の家明かりが笑ってた

僕らは虚しさや
かなしさから逃げれやしないけど
笑顔に変えていける
そんな生き物だ
光れるいきものだ

夜の散歩道

湯船に入って窓開ける
虫の声や電車の音が遠くから聞こえてくる
季節はもう変わっていった
それがなんだかさみしくなって泣いた

君に電話をかけて
待ち合わせて
夜の散歩道を
公園に向かう

行き詰まりの毎日にいつだって君は
ほんのちょっとのスマイルをくれる
何も変わらなくてもいいほんの瞬間だけでも
君と僕とでスマイルを

名前なんかさないほうがいい
そんな2人でいられたらいい
だけど季節が引き離してく
なんとなくそれを僕ら感づいてる

近づくほどに
遠ざかっていく
最初から
幻のような2人

同じような虚しさを交換しあっては
繰り返しのような日々をやり過ごす
だけどなんでだろう君に会いたくなんだ
今はそれしか考えられない

そしてまた季節は巡る
もう君はいなくて
また誰かと僕らは出会ってく
そんな風に世界は回ってる

Lサイズで帰ろう

電車が駅について
少し気が抜けるんだ
なんとなく昔を思いだしたりした
明日が未定だった頃

過ぎ去ったことは優しい
少し疲れてんのかなあ
今の自分が一番好きだって
思ってるのは本当だけど

今日の日が終わってく
帰り道のコンビニで
コーヒーを買おう
Lサイズで買おう
ゆっくり歩いて帰ろう

懐かしいあの子からのメッセージ
長い時を経て届いた
幸せですかと書かれてた
ありがとうとだけ書いて閉じた

僕たちは歩いてく
時々は後ろを
振り返りながら
風に吹かれて
よろめきながら進む

よく晴れた23時の空に
星が強く瞬いてて
それはなんだか大丈夫だよって言ってるみたいに見えた
歩いてきたんだよ
出逢ったり別れたり

家のドアを開けると
現実がそこにはある
ありふれてて
少し退屈な
愛すべきみんなの顔だ
灯が消えて
音も止んで
あしたまでおやすみ

ジャーニーマン

三つ先の駅まで歩いてる
君とくだらない話をしながら
今はどの辺なんだろう言いながら
僕ら30代なんて笑いあってはうなずく 

風がやけに強くて
雲が速く流れてく
何か言おうとしたけれど
きっと僕らは言わないだろう

去る者に手を振って
来るものとまた抱きあって
風のように夢のように
日々が過ぎて去ってく

ひとときの感情なんだよわかってる
でもそのぐらいがちょうどいいんだよ
純粋ゆえにあれやこれや知り過ぎたのかなあ
もうすぐほら何時の間にかほら30代も終わる

電車が駅に滑り込んで
みんな家路を目指していく
なにってわけでもないけど
どっかでお酒でも飲んで帰ろうかなあ

決着のつかないことがあって
多分つける気もなくて
あの頃には帰れないって
現実に手を振る

なにとも違う夢を見て
今日まで歩いてきた
その行きつく先はどこなんだろう
ああもうすぐほら今日の日が終わる 

去る者に手を振って
来るものとまた抱きあって
風のように夢のように
日々が過ぎて去ってく
相変わらずだな僕ら

たったひとつ

一つずつ時の流れに
変わってくあの頃の絵
新しい色は元気だけど
なんだか少し哀しげだ

生きてくなら進むんだよ
分かりきってること吐いては食べて
次こそはいやもういいかなあ
なんて今は惰性でも進まなきゃ

最初から足りなかったピースを
ポケットに隠してあるんだと偽っては
見つけ出そうとして創り出そうとして
僕らは少しづつ色褪せていった

さよなら
今ある全部を失ったとしても
かまいはしない
やっぱり君のことが愛しいんだよ
それでも
できやしないまた繰り返すだけだから
今はさよなら
愛と憎しみが抱きあったまま

時の流れは洗い流しはしない
でも少しだけ生きてる儚さに
次のコードが進んだらいいなあ
僕らが好きだったあのメロディーに

心の中にポケットの中に
あの日の探し物が見つかって
だけどもう必要なくて
僕らは似たような顔して笑いあう
そんなばかげた映画みたいなハッピーエンドを
僕はずっと信じてる
出会ったあの日から

ありがとう
君がいてくれてほんとによかった
見えなくてもさわれなくても
たったひとつ強くなれた

さよなら
いつの日か心が長い旅路の果てに
はじまりのばしょにうまれたらいいなあ
その日にはきっとこう言うよ

どこかで
出逢ったそんな気がするんだよ
探しにいこうたったひとり
君がいいんだよ


まあいっか

まあいっか
なんて言ってまたやればいい
なんにもなれてないようで
何かにはなってる

弱いから
優しさに気がつけたんだよ
今度はそれを渡せるように
少しだけ強くなれたらなあ

描いた軌道と少しづつずれていって
ダメだなあって時にはおもったりするけど
笑いあえたこと思い出せば
これでよかったって思う

新しい明日はないかもしれない
でも新しい自分になっていける
見慣れた景色が違う世界を見せる
何回だって生まれ変わっていける

さあゆこう
何度目のスタートでも
気にしないぞっていったって
気になる現在地

でももういいや
って思っても諦めたことはない
心の奥底に強い
光を持ってる

きっと君がくれた遠く離れたって
消えない灯り一歩先を照らしている
迷いながら間違いながら
笑っていつか必ず届けにいく

懐かしい昨日を思い出して
心は泣きながらも笑ってる
全てのことに意味があるって素直に思える
ほらもう歩きだそう

いつ君が帰ってきたっていいように
大事なものを育てていこう
心に水をやろう

新しい明日はないかもしれない
でも新しい自分になっていける
見慣れた景色が違う世界を見せる
何回だって生まれ変わっていける


もう帰ろう

いくつも街を越えて列車が走る
疲れた身体を揺らして家を目指す
誰かの暮らしの小さな灯り
見てたら少しだけ勇気が生まれた

きっと誰もがどうにかギリギリを
今日だけ明日だけもう少しだけって
やっているんだろう

笑うのさ
終わりが終わりが見えないときこそ
忘れるために
また歩きだすために
笑っちまうのさ

暇ができたら疲れちまうんだろう
汗かいて1日が終わり飲む酒が好きなんだ
強がりかなそれもいいじゃねえか
そうやってまた一歩そうだ進むのさ

本当のところは誰にも話さない
そんな孤独をみんな心に持ってる 

歩いていくんだろう産まれたその日から
泣いて笑って頑張って頑張って
笑うのさ
終わりが終わりが見えない時こそ
忘れるために
また歩きだすために

海まで

明日晴れたのなら
海にでも行こうよ
遠い国へ出かけてく
船でもぼーとみながら

君はカフェラテで
僕はコーヒー飲む
あの頃の話でもしよう
なにも変わってはいないふうに

風がふあっとふいてきて
懐かしい匂いがしたなら
思いだせるかなあ
優しかった二人を

古い昔のジャズソング
全てが形を変えても
君への想いはあの日のまま
そんな歌が静かに鳴ってるカフェ

日々の中で置き去りにしてきた
一番大切にしてたこと
たまに思いだせんなら
ちゃんと心にとどまれる

あの日より僕らの想いは
強く優しくなれてるんだよ
二人で歩いて行こう
そんな歌に気づけば変わってた

帰り道影は四つ
君が無邪気に笑うから
みんなつられて笑った
それを夕暮れが優しく包み込んだ
お家へ帰ろうよ
みんなで帰ろうよ
 

地下室

火曜日と金曜日の夜は
地下室へいくんだ
他にいくところもない
少しだけ色々忘れたい

ピアノやサックスフォンの音が
悲しみを洗い流していく
ろくでもない俺に一筋の光を

渡り鳥のように木々に止まる人達 
笑ったり泣いたり 
明日には忘れちまうかもしれない 
それでいい全ては煙なんだから

ギターで歌う戯言に俺の全てがある
心を開いて歌うから聞いてくれよ

なあデイジー君の声がどんなだったか
もう覚えちゃいない 
でもあの時信じてくれた歌を
俺はまだやめちゃいないよ

歳をとり色々分かったけれど俺は歌うたいだから 
明日のことは分からない
ピアノやサックスフォンの音が生きてる喜びを教えてくれる
ろくでもない俺に音が寄り添う

風とコーヒー

何時ものコーヒー屋で
何時ものコーヒーを飲む
思い馳せるのはどんなこと
たいしたことではないな

それでもコーヒーばかり飲む
懐かしい匂いがする
全てはやってきては去ってく
繰り返すことだろう

俺らいつも夢を見たがってるなあそうだろう
この退屈なそれでいて素晴らしい世界の中で

夕暮れやってきた
古い昔のフォークソングがなってる
何時ものコーヒー屋で
ただ夢を見ようぜ

いつものあの店で
俺はまた無駄をしている
その中に一瞬本当の
ことが見えるのさ

また季節が巡ってきたよ
空を見上げて帰り道
懐かしい匂いがして
泣きそうに笑った

風とコーヒー
風とコーヒー
風とコーヒー
ただそれだけ信じてきた
風とコーヒー
風とコーヒー
導いてくれよ明日へ


あの先の未来

毎日忙しく働いて
たまに休みが来ても
疲れて起きれない

机の上にポツンとある愛しいポートレート
あああの頃にはもう帰れないんだなあ

守りたかったのは
いったい誰だろう
優しさに気づけずに
なんとなく夢見てたのかなあ

みんな元気かなあ
この街のどっかで
それぞれの今を
やってんだろうな

ポケットからはみだしてる
何時かのみんなの笑顔が
今を支えている

どこかで暮らしてる君のイメージが
暗い心の空を優しく色づけた
さあゆこうかいつの日か虹を渡る時
そこにはきっとみんながいるって信じてんだ

叶わないかもしれないでも
強く生きていくんだ
どんなに遠く離れたって
届くような音を奏でよう

さあいくぞ全ての
ことを受け止めて
あの先の未来を
描きに行くんだ

何時かは会えるかな
長い旅路の果てには
笑いあえる気がしてんだよ

みんな元気かなあ
この街も変わってく
大切な今を守るんだ
幸せを願うよ

ポケットからはみだしてる
何時かのみんなの笑顔が
今を支えている
何時までも夢の中さ
明日も頑張ってくんだよ


ニュータウンタイム

新しいものが嫌いなわけじゃないけど
僕はずっとこの街に生きてる
懐かしい場所を辿ったり、変わりゆく街を感じたり

遊んでたあの頃の友達はもうこの街にはいない
小さかった木は森になり
幼かった子供達は旅に出た

いま僕は電車に揺られいつもの仕事に向かう
なんでもない繰り返しの中に
ほんの瞬間笑ったりして

まだ知らない自分がいて
もっと知りたいと思ってるんだよ
そんな思いがまだ生まれてくるから
生きているのかもなあ

時には戻ったり少し休んだりしてさ
また歩きだそう
変わってきたいな
受け入れてけたらなあ
僕の大好きなニュータウンみたいに

時々自分がちっぽけに思える
何になれたわけでもない
だけどどうにか今よりもあと少しだけ
輝こうとしている僕らが今日もいく

今僕は何度目かのスタートをきろうとしている
今度こそはうまくいくかなあ
そうなるきがするんだよ

想いは放たれて街の景色や
風のにおいに混じりあっていく
ほらもう新しい明日が
無邪気に手をふる

そんな瞬間まだまだこれからだな
なんて思いが未来を連れて来る
伝えてきたいなあ
イメージはあの頃より
優しく碧くなっているんだよ

ホームタウン

改札を出た夕暮れ6時
人の波に身体を預けて
お疲れ様今日も一日
そんなムード遠い空をみてた

果てしない旅それでも確かに
時は流れて歳を重ねた
目的地なんてあるようでなかったなあ
気がつけばここまで辿り着いてた

電車が駅をどんどん過ぎさってく
降りてく人また乗り込んでくる人
笑ったり泣いたりみんなどこか
似ていて少しだけ心は安らぐ

明日は休みだ
新しくできたコーヒー屋にでもいこうかなあ
君を誘って少し夢みがちで
光ってなくても特別じゃなくても
僕だけを待っている人がいる
ほらすぐそばに

選んだようで運命みたいだ
でもそれじゃなんだか悔しいから
あがいてみようかなあ
意味なんかなくたっていい
この無邪気な不完全さで

そのリズムで踊りたい人がいる
その言葉だけをずっと待ってる人がいる
その心に逢いたい人がいる
不思議だな僕らはみんな選ばれてる

答えはなくても生きてたらいいよ
たまにはいいこともおきるから
望まなくたって時は流れていく
光ってなくても特別じゃなくても
君だけを待ってる人がいる
ほらすぐそばに


ノクターン

さよならをしたんだけどまたおもいだしてしまうんだよ
置き去りのあの日の君からのプレゼント

お金がなくて手作りのヨレヨレのバースデーカード
希望の匂いがその文字にはあふれだしていたのに

どうして僕らは変わっていってしまうのかなあ
忘れないために君は変わっていったんだろうな

2人住んでたアパートには次の物語が灯をつけてる
僕は少しスピードを緩めてぼんやりしてる

やっぱり悪いのは僕の方だな
君はいつだって強くて優しかった

もう行かなくちゃな灯りがゆっくりと消えようとしてる
また新しい夜明けがくるまで眠りにつこうか

風のようにふきぬけて
また夜と手を繋いで

情けないヒーロー

二人で駅前のツタヤでDVDを借りて
狭い部屋でジュースを飲みながら映画を観た
物語のストーリーなんてどうでもよかった
コミカルなアニメーションに君は笑い転げたっけ

正しさも間違いもあるにはあるけど
それよりも大切なことは
出逢ったっていう奇跡なんじゃないかなあ

笑ってるなら笑いが生まれるというのなら
もう少しあと少し時間をくれたらなあ
なんてねなんてね

強い男なら泣き言も言わず背筋を伸ばして
君のことを困らせたりはしないんだろうな
そしてきっとハリウッド映画の正義が悪を倒すやつを
肩に手を回したりして観たりするんだろうな

夢だったり瞬間を現実が追い越してく
いつのまにか花は枯れてしまって
一瞥もせずに君はそれをゴミ箱に捨てる

僕はまたいつものカフェテラスにて
コーヒーを飲んでは
あの情けないヒーローの映画をリプレイしてる
僕はまたいつものカフェテラスにて
コーヒーを飲んでは
あの情けないヒーローの映画をリプレイしてる