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紅茶にはインフルエンザウイルスを無力化する効果があった?!(2020.01.01)

三井農林お茶科学研究所紅茶ポリフェノールインフルエンザウイルス

三井農林が運営するインターネットサイト「お茶科学研究所」では、お茶の様々な健康機能について研究情報を公開中だ。

紅茶には様々な健康機能があることが知られているが、同サイトによれば、紅茶に含まれるポリフェノール成分には、冬の大敵「インフルエンザウイルス」に対して、優れた無力化作用(細胞への感染を阻止)を示すことが明らかになったと説明している。

また、同社が実施した社内アンケートにおいても、紅茶の飲用頻度が高い人ほど、インフルエンザの発病率は低いという調査結果が出たという。

紅茶のインフルエンザウイルスに対する無力化効果確認試験の結果

同社が2018年8月に実施した試験管での試験による三井農林お茶科学研究所紅茶ポリフェノールインフルエンザウイルスと、通常飲用濃度の紅茶は、インフルエンザウイルスを30秒間で99.96%無力化することがわかった。

紅茶のインフルエンザウイルスを無力化する作用があることが試験管レベルで確認されたが、同社では生体レベルでもインフルエンザウイルスの感染を阻止できるのか確認を行った。インフルエンザウイルスに感染しやすいマウスに対して致死量のウイルスを経鼻接種したところ、ウイルスのみを接種すると10日後に全てのマウスが死亡。

一方、ウイルスに紅茶エキスを5分間反応させた後、ウイルスをマウスに接種すると、14日間経過後も死亡することなく全てのマウスが生残した。このことから、紅茶によって無力化されたインフルエンザウイルスは、生体内においても感染力が復活することはなく、発病を抑制できることが判明した。

社内調査でも紅茶の飲用がインフルエンザの発病に有効である可能性を確認

同社が2018年6月に実施した社内アンケート調査「飲み物の飲用習慣とインフルエンザ発病に関するアンケート調査」において、ワクチンを接種しなかった人369名を対象に、冬季の紅茶の飲用頻度とインフルエンザの発病率について質問したところ、紅茶の飲用頻度が高い人ほど、インフルエンザの発病率が低くなる傾向がみられた。

三井農林お茶科学研究所紅茶ポリフェノールインフルエンザウイルス
インフルエンザウイルスの表面は、「スパイク」と呼ばれる突起状の蛋白質で覆われている。インフルエンザウイルスがヒトに感染する際、このスパイクが呼吸器粘膜の細胞表面に吸着、侵入するうえで重要な役割を担う。

紅茶ポリフェノールは、この「スパイク」に付着し、ウイルスが細胞に吸着する能力を奪う力が強いため、ウイルスの感染を阻害し、無力化するのだ。

関連情報

http://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/

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