自動バックアップ機能を実装した Google ドライブ のデスクトップアプリ
Google Drive Backup & Sync ( バックアップと同期 )はインストール時に作成される「 Google ドライブ フォルダ」内のデータ同期と、指定した任意フォルダの自動バックアップが可能な Google Drive のデスクトップアプリ。
従来の GoogleDrive デスクトップアプリ は Dropbox や OneDrive など類似のオンラインストレージと同様、インストール時に作成される「 同期フォルダ 」内に保存されたデータのみ同期されるのに対し、「 デスクトップ 」や「 ドキュメント 」など任意フォルダの自動バックアップとバージョン管理が可能になったことで棲み分けが明確になり、利便性が大きく向上した。
ウェブ版 Google ドライブ は下記参照
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Android版の Google ドライブ は下記参照
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システム要件
バージョン 3.46.現在
OS:Windows7 以降
対応ブラウザ:Chrome、Firefox、IE11、Edge、Safari
※ブラウザに関しては最新バージョンと1つ前のバージョンのみサポート
※CookieとJavaScriptは有効になってることが前提条件
ソフトの入手先
Google ドライブ バックアップと同期 ダウンロードページ
Google アカウント
Google ドライブ バックアップと同期 を使用するには Google アカウントが必須なので、アカウントを持っていない場合は、事前に Google アカウントを取得しておく。
Googleアカウントの取得と設定
Googleの各種サービス利用に必須 GoogleアカウントはGoogleが提供しているGmail、YouTube、Chrome、Google Drive、カレンダーなどの各サービスを利用する際に必要で、1つのアカウント […]
Google ドライブ バックアップと同期 のインストール
「 バックアップと同期 」はダウンロードしたインストーラーを起動すると、全て自動的にインストールされ、カスタマイズ可能な項目は存在しない。
ダウンロードページの「パーソナル」にある「ダウンロード」をクリック。
「 Google 利用規約」を確認したて問題なければ、「同意してダウンロード」をクリック。
ダウンロードしたインストーラーを起動して、ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」で許可。
インストーラーを起動したら後は完了するまで全自動。
インストールが完了したら「閉じる」をクリック。
バックアップと同期 の初期設定ウイザードが開始するので「使ってみる」をクリック。
Google アカウントで使用してるメールアドレスを入力して「次へ」。
パスワードを入力したら「ログイン」。
「OK」をクリック。
「詳細」は Google ドライブ のヘルプページが開くので、確認したい時は「詳細」もクリック。
バックアップするフォルダの選択。
デフォルトでは「デスクトップ」「ドキュメント」「画像」が選択されており「フォルダを選択」から任意のフォルダを指定できる。
「変更」ではバックアップかた除外するファイル形式の指定なども可能。
Google フォト は Google ドライブ のフロントエンドのような機能で「写真と動画を Google フォトにアップロード」にチェックを入れると、同期した画像ファイルは Google フォト に追加される。
「写真と動画を Google フォトにアップロード」にチェックを入れなければ、画像ファイルは Google ドライブ に保存されるだけで、Google フォトには表示されない。
「写真と動画のアップロードサイズ」については表記の通り、「高画質」にするとストレージ容量を消費しないが、写真のサイズが 1600万ピクセル を超える場合は1600万ピクセルまで縮小され、動画の場合は解像度が1080pを超える場合に1080pまで圧縮される。
設定したら「次へ」。
Google ドライブ に同期するフォルダを作成するので「OK」をクリック。
「マイ ドライブ をこのパソコンに同期」にチェックを入れると、オンライン上の Google ドライブ で「マイ ドライブ 」の項目に属しているオブジェクトが同期される。
フォルダの同期先は初期設定でC ドライブ のユーザーフォルダ内に作成される「 Google ドライブ 」フォルダなので、必要に応じて「変更」をクリックして保存先を変更する。
また、「 Google ドライブ 」フォルダは自動生成されないため、ドライブを指定してしまうと、 Google ドライブ と 指定したドライブが統合され、指定ドライブが丸っと Google ドライブ になっててしまうので要注意。
Google ドライブ フォルダの保存場所は、セットアップ後に変更できないので慎重に。
「マイ ドライブ 」内の一部オブジェクトのみを同期する場合は、「これらのフォルダのみ同期」にチェックを入れ、同期するオブジェクトを指定する。
設定が完了したら「開始」をクリック。
Google ドライブ フォルダが開いてセットアップ完了。
Google ドライブ と同時に、ウェブアプリケーションの Google ドキュメント・スプレッドシート・スライダーのショートカットがデスクトップに作成される。
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MS Officeと高い互換性を持つ無料ワープロクラウドアプリ Google ドキュメント はGoogleが提供しているクラウドアプリケーションで無料のワープロソフト。 クラウドアプリケーションのため基本的にはオンライン […]
Google ドライブ バックアップと同期 の使い方
セットアップで基本的な設定を行っていれば、 Google ドライブ はバックグラウンドで動作するので、デスクトップアプリとしての特別な操作は必要ない。
「 バックアップと同期 」はタスクトレイに「雲アイコン」で表示される。
雲アイコンをクリックするとメニューが表示され、上図赤枠部分のアイコンが左から「 Google ドライブ フォルダ」「オンライン Google ドライブ 」「 Google フォト」「設定」になっている。
「設定」には「基本情報」「ヘルプ」「フィードバックを送信」「一時停止」「設定…」「 バックアップと同期 を終了」の項目があり、「基本情報」は「 バックアップと同期 」のバージョンや利用規約、「ヘルプ」は Google ドライブ のヘルプページへのリンク、「フィードバックを送信」は Google への意見や要望、障害レポートなどを送信するメニュー。
「一時停止」は「 バックアップと同期 」の一時停止で、「 バックアップと同期 を停止」は「 バックアップと同期 」のプログラムを終了させる。
終了させた「 バックアップと同期 」はスタートメニューの「 Backup and Sync from Google 」から再起動できる。
「設定…」ではセットアップ時の設定内容の変更が可能。
「Google ドライブ」の項目では 同期したアイテムの削除処理の設定が可能で、旧バージョンでは「削除するアイテム」と表示されていた項目。
常に両方のコピーを削除する: ローカルPCで削除したファイルは Google ドライブ のバックアップからも削除される。
両方のコピーを削除しない:ローカルPCで削除してもバックアップデータが保存されたままになる。
両方のコピーを削除する前に確認メッセージを表示する:削除する前に確認するメッセージが表示される。
都度、選択するのは面倒だが、全て削除するのも、全て残すのも微妙なので、「両方のコピーを削除する前に確認メッセージを表示する」あたりが無難かも。
Google ドライブ の容量
Google ドライブ は無料で15GBの容量があるものの、 Gmail や Google フォト と共有のため、オンラインストレージとして純粋に15GBの空き容量があるわけではないが、前述のとおり画像や動画に関しては「元のサイズ」ではなく「高画質」設定にすることでストレージ容量の消費を回避できる。
また、 Excel や Word などの MS Office ファイルや LibreOffice のファイルを保存すると容量を消費するが、 Googleドキュメント ・ スプレッドシート など Google の Office ファイル は容量を消費しない。
共有
Google ドライブ フォルダに保存しているデータは直接共有設定することができる。
Google ドライブ フォルダに保存されているファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「 Google ドライブ 」→「共有」。
共有設定の画面が開くので、右下にある「詳細設定」をクリック。
共有されていないファイルは「非公開」になっているので「変更」をクリック。
共有には「一般公開」「リンクを知っている全員」「特定のユーザー」の3種類があり、目的にあった設定を選択する。
「一般公開」は記載がある通りインターネット上に公開。
「リンクを知っている全員」は Google アカウント不要でリンクからファイルへのアクセスが可能。
「特定のユーザー」はオーナーが指定した Google アカウントを取得しているユーザーのみファイルへのアクセスが可能で、共有相手はファイルへのアクセス時に Google アカウントでログインが必要になる。
「ウェブ上で一般公開」「リンクを知っている全員」を選択した場合は、「アクセス」の項目でアクセス権限を「編集者」もしくは「閲覧者」から選択する。
閲覧者と編集者の違いは、共有したファイルのアクセス権限変更の可否のみで、オーナーがダウンロードや印刷の制限をかけていないかぎり、閲覧者もファイルのダウンロードや印刷が可能。
コメントは共有したファイルに Google ドキュメントやスプレッドシートを使用してコメントのみ挿入と制限がない場合はダウンロードや印刷も可能になる。
編集者によるアクセス権の変更禁止や、閲覧者のダウンロード・印刷の禁止などの設定は、1つ前の共有設定画面の下部にある「オーナー設定」で行う。
バックアップファイルへのアクセス
Google Drive Backup & Sync でバックアップされたアイテムは、ウェブ版 Google ドライブ の「パソコン」に保存されており、削除したアイテムや以前の保存状態へのリストアが可能。
ウェブ版 Google ドライブ の「パソコン」にはバックアップが有効になっているデバイスが表示され、各デバイスはコンテキストメニュー(右クリックメニュー)で名前の変更が可能。
追加されたデバイスをクリックして開くとバックアップに指定したフォルダが表示され、フォルダ内にバックアップファイルが保存されている。
バックアップされた各ファイルは、 Google ドライブ に保存しているファイルと同様に「 版の管理 」が可能で、誤って上書き保存したファイルを以前の状態に戻すことができる。
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