2018年に一人暮らしを始めて、今年から自分のやりたいことをやっていこうと気合を入れて臨んだ2019年でした。
例えば、統計検定にむけて勉強したり、電気通信大学の講座に申し込んだり、自分がやってみたいことに手を伸ばしました。
自活して、自分がやろうと思ったことを実現して、少し自信がついたらいいなと思いました。
ところが6月初旬に私は殺人未遂事件に巻き込まれてしまいました。
包丁で胸部と右手を刺されました。救急車で救急病院へ運ばれました。
救急病院では、麻酔が良く効かない状態で縫合されたり、男性がいる施術室で素っ裸でストレッチャに乗せられて、寝た状態でお尻とストレッチャの間にタライを挟まれてそこに排泄しろって言われたり、思い出したくもない経験をしました。
トイレに行かせてもらえないって屈辱的で、タライの上での排泄を自分の意識で行うって死んだほうがマシじゃないかと感じるくらい恥ずかしかったです。
水飲んでなかったけど、点滴でガンガン水分入れられて漏れそうだったし、検査とか縫合とかでお腹に力入っちゃうし最悪でした。
傷口も麻酔効いてない状態でガチャガチャいじられて、本当に最悪でした!
体の中をいじられるのは、不愉快な感覚でした。
CTとか撮ったのですが、怖くて震えてたら、震えないでくださいって言われて、無理だよって感じでした。
今思い出してもすんごく辛い。
胸部は4cmほど刺されたのですが、あと2cm深ければ包丁が太い血管に到達して出血多量で死んでたかもしれないし、角度が悪くて肺に到達してたら呼吸がままならなかったと思うので、それを考えたらマシな状況だけど経験しなくていいことを経験してしまったなーと思います。正直意識ない方が楽だったなと思う。
救急病院から退院するときに、服と靴は準備してくださいと言われました。
救急車に乗る時点で洋服は切られて穴開いて血塗れだったし、靴も持ってきてなかったので、今後救急車で運ばれることがあるときは服と靴は絶対に持っていこうと思いました。
夜間の救急病院はアルコール中毒の患者が多かったです。
あと右手の腱が切れたので別の病院で手術を行ないました。
腱ってあんまり意識しないけど、切れてしまうと脳みそで動け!と命令しても指が動かなくなります。
不思議な感覚でした。
外科医の先生とリハビリの先生のおかげで指は動くようになりました。
術後1ヶ月ほど手が洗えなかったのですが、その時は手が納豆臭くなりました。
久しぶり洗ったときは垢が無限に出てきて、手がツルツルになりました。
お風呂に入ったり、手を洗うのって本当に大切なんだなと思いました。
そういう不衛生な経験も、今後はしたくないです。
手は完全に元に戻ったかと言われてるとそうでもなくて、握力が弱くなったり、作業を長くできなくなったり、寒かったり血流良くなったりすると痛くなったり、引きつるような感じがあったりで、イライラします。
右手の人差し指は圧覚はあるんだけど、触覚がなくて、神経が今後繋がらないのか、これから繋がるのかわかりません。
気持ち悪い感覚なので指削いでしまいたい!!
今できることは、手を甘やかしてあげて、嫌な感覚が生じるのを避けることです。
辛いのはなるべく嫌なのです。荷物持ってたり、細かい作業は辛いから助けてね。
髪の毛をヘアドネーションしたくて頑張って伸ばしていたけど、右手使えなくて髪の毛の手入れができなくなったから、泣く泣く切りました。
あー、本当に最悪!!
精神もガタガタでした。
いわゆるPTSDの症状で、人混みが怖かったり、映画見れなくなったりしました。
最初に診察してもらった精神科が本当にダメで、フラッシュバックしているのに入院させると言ったり、不必要な薬処方したりして、辛かったな。
あと驚いたのが、脳みそが疲れると本とか少し複雑な内容のドラマが理解できなくなります。
ものすごく自分が愚か者で惨めなものになったように感じました。
元々自信はあまりないのですが、自分がダメで、自分で選択したことは全て上手くいかないんだと思いました。
やろうとして頑張ろうとすることは全て無意味で、自分がしたいと思うことは間違っていると思いました。
自分で生活しようとしたからダメなんだと思いました。
わかりたいと思って勉強したのがいけなかったのだと思いました。
新しいことにチャレンジするのが愚かだったのだと思いました。
私の全てを否定されるように感じ、なんでちゃんと殺してくれなかったんだろうと思いました。
親との関係も悪く、たくさん怒られました。
なぜ心配させるのかと言われました。
親の気持ちをケアする余裕がないし、もう面倒だし、死んだほうが楽だなと思いました。
身体も痛いし、遊びに行っても怖くて泣いちゃって竦んじゃうし、生きてても意味ないって思いました。
私を刺した相手は心神喪失で罪に問われないらしいしいので、法的に悪くないとのことでした。
私は誰に怒っていいのか、何が怖いのか、何がしたかったのか、何をしたいのか全部わからなくなりました。
世界に拒絶されているように感じました。
私も世界を拒絶したくなりました。
まあ、こんな思考は異常なのでちゃんと精神科へ通って治療しました。
治療ってすごいよね。
まだ服薬は続いているけど、怖いこと増えたけど、今はまあまあ通常の生活を送れます。
みんなも死にたくなったら頭おかしくなってるから病院へ行こうね!
PTSDの症状は遅れてやってきたりするから、もし周りで困っている人がいたら昔のことだからっておろそかにしないでちゃんと病院へ案内してあげてね。
今は生きててよかったなと思っていて、ちょっとづつやりたいこともできています。
本を理解できるって幸せです。
私は自分が「人を思いやる気持ち」を持っていることが好きでした。
そういう気持ちを自覚している時、自分を少し好きになれて、なんかフワフワしてあたたかくて、そしていい気分になれます。
事件でそれがグチャグチャに破壊されたのではないかとずっと心配でした。
でもその気持ちも生き残っていました。
それをとても嬉しく思います。
今年は生きるか死ぬかっていうような経験をしました。
私はすごく大変な経験したし、私がすごく頑張って元気になりました。
ありきたりな話だけど、私が頑張れたのは周りに友達がいたからだなって思います。
特に手の腱の手術のあとたくさんの人がお見舞いに来てくれて、私は幸せだなって思いました。
色んな人からメッセージももらいました。
そして色んな場所に誘ってくれました。
誰からも連絡がなかったら、どこにも行けなかったと思うし、誰とも話さないで干からびてしまったと思います。
みんなが私に親切に優しくしてくれて、とても嬉しかったです。
嬉しいことがあると、もっといいことがあるんじゃないかって、生きていてもいいなって思います。
とても感謝しています。ありがとうございます。
これからも助けてください!
1人で生きるなんて、この世の中辛すぎるし、無理だし、つまらないです。
みんなと楽しいことがしたいです。
みんなと美味しいものを食べたり、きれいなものを見たりしたいです。
大変な1年だったけど、周りの人に感謝して今年を終わりたいです。
それにしても大変だった!!もうこんなのは嫌だよ!
最悪&最悪な感じだよ!みんな犯罪はしないでね!
もう2019年を振り返らなくていいように、まとめをしたけど、書いてみてよかったと思います。
2020年はハッピーな1年にするぞー!