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「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2019」受賞発表!【年末年始特集】

「トイレ・オブ・ザ・イヤー 」がついに5周年を迎えました。

連載・特集 特集
!注意!本記事には、不潔なトイレやグロテスクなトイレの画像が登場します。それらが苦手な方や食事中の方は閲覧にご注意ください。

「トイレ・オブ・ザ・イヤー」がついに5周年を迎えました。

トイレ・オブ・ザ・イヤー(TOTY)」は、今年リリースされた「トイレが登場するゲーム」の中で、最も作り込まれたトイレを決めるアワードです。

5年も続けているとゲーム業界でも徐々に認知が高まってきており、『バイオハザード RE:2』の座談会で言及されたり、The Game Awards界隈で話題になったり、ライバルメディアに似たような企画が掲載されたりして、TOTY審査委員長である私としては感無量であります!

また、弊誌ではトイレの情報を幅広く仕入れるために、読者の皆さまにも協力をお願いしているのですが、今では読者のみならず国内外のゲームメーカーにもご協力いただけるようになりました。まさにこの企画は、ゲームメディア・ゲーマー・ゲームメーカーが一丸となって作られていると言っても過言ではありません。

トイレもしっかり登場している『DEATH STRANDING』の言葉を引用するわけではありませんが、みなさんの繋がりを感じますね。


さて今回の特別審査員は、Game*Sparkのライターであり、人形時代劇怪獣映画「狭霧の國」の監督として注目を浴びている佐藤大介氏が務めます。同作はインディーゲームの制作方法を参考にしており、佐藤氏は監督のみならず、脚本・撮影・美術・特殊技術・編集・人形制作を行っています。そんな佐藤氏の目には、それぞれに異なるディティールや雰囲気を放つゲームのトイレはどう映るのでしょうか?
なお本作のキャラクターデザインは「ULTRA BLACK SHINE」やインサイドちゃんのデザインも手掛けるinumoto先生も参加しているとのこと!

今回から「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2019」を獲得したゲームメーカーに贈るトロフィーを用意しており、現在鋭意製作中です。制作を担当するのは佐藤大介氏なのでクオリティは折り紙付き。一体どのような出来栄えになるかは私も期待しています。

さぁ、栄光の「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2019」に輝いたのは一体どのタイトルなのか、気になる受賞結果をご覧ください!



ベストデザイン賞
『ASTRAL CHAIN』





発売元: 任天堂
開発元: プラチナゲームズ
ジャンル:3Dアクション
機種:ニンテンドースイッチ

審査員長によるコメント
本作に登場するトイレは清潔感があり、さらにウォッシュレットが完備!それに洋式便器であれ小便器であれ、底が深いデザインをしています。例えば、私がこの便器に大をして、うっかり流し忘れても、このデザインなら遠くの人からは中身が見られないで済むのではないでしょうか。

余談ですが、各ステージには簡易トイレが隠されており、それを見つけ出し紙を手に入れていくことで特別なコスチュームを入手できます。トイレを探すことがやりこみ要素になっているのは面白いところです。



トイレをもっと見たいで賞
『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』









発売元:Activision
開発元:Infinity Ward
ジャンル:FPS
機種:PlayStation 4/Xbox One/PC

審査員長によるコメント
『コール オブ デューティ』シリーズには、これまでもシングルプレイモードやオンラインマルチプレイモードのステージで何かとトイレが登場していましたが、シリーズ最新作となる『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』では、さらにバラエティに富んだトイレが登場します。

加えて本作は、アップデートでオンラインマルチプレイモードの対戦ステージを追加しており、これからも新たなトイレが登場する可能性があるのです。そんなわけで期待をこめて「トイレをもっと見たいで賞」を贈ります。



トイレが愛らしいで賞
『DEATH STRANDING』







発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
開発元:コジマプロダクション
ジャンル:アクション
機種:PlayStation 4
PC版は2020年初夏発売予定

審査員長によるコメント
主人公のサム・ポーター・ブリッジズの便・尿は、BTと呼ばれる敵に様々な効果があり、プライベートルームでトイレを使用することでExグレネードという武器を精製できます。

このようにプレイヤーに多大な恩恵をもたらしてくれるトイレですが、たまに意地悪してくるんですよ。いつもなら収納された状態からシュっと出てくる便器が、サムの蹴りを入れないと出てこないことがあるんです。なんだかここに『スター・ウォーズ』のドロイド達のような愛嬌が感じられます。

また、大をするときは実在の旅番組「ライド with ノーマン・リーダス」のタイトルが表示され、バイクのエンジン音が鳴り響くのもジョークが利いていてナイスでした。



デンジャラス・カー・オブ・ザ・イヤー
「Wreckfest - Backwoods Bangers Car Pack」







発売元:THQ Nordic
開発元:Bugbear
ジャンル:レース
機種:PlayStation 4/Xbox One/PC

審査員長によるコメント
レースゲーム『Wreckfest』は、物理シミュレーションによってなされるリアルな破壊表現が高い評価を受けたレースゲーム。2019年10月に配信された同作のダウンロードコンテンツ「Wreckfest - Backwoods Bangers Car Pack」には、なんとハニーポットと呼ばれるトイレのような車が登場するんです。

ドライバーは便座に乗ってアクセルを踏むことになるのですが……この車、見るかぎりシートベルトがないんですよ。トイレットペーパーは付いてるくせに。

さらに、Steamのストアページには、「逆さまになった時は絶対に立ち上がらないよう要注意!」と書かれているところから、色んな意味で見た目以上に危険な車だとわかります。

そんなわけで、今回、「Wreckfest - Backwoods Bangers Car Pack」には、「デンジャラス・カー・オブ・ザ・イヤー」を授けようと思います。



バカバカしいで賞
『激走!便座レース』








発売元:Da-Soft
開発元:Da-Soft
ジャンル:レース
機種:PC
情報提供者:ToiletPaper Gaming Channel様

審査員長によるコメント
あらかじめ言っておきます。本作にゲーム性を求めてはいけません。これは「年末年始の長期休暇で久しぶりに親友が家に遊びに来たんだけど、何かゲラゲラと笑って盛り上がるものないかな」という人に向けた作品です。もしゲーミングPCがないお宅でしたら1997年に公開された伝説の邦画「北京原人 Who are you?」がオススメです。

さて、本作は、便座に乗って数多のコースを駆け抜ける便座レーサーたちを描いたアクションレースゲームです。プレイヤーは、栄光ある1位になるために、世界中の便座レーサーや自転車に乗った人、全速力で走る人、動物のゾウとしのぎを削ることになります。

プレイヤーキャラクターやコース名までトイレにちなんだものが名付けられており、どこをみてもバカバカしさ全開。というかトイレの作り込みに関しては言及できる部分はなく、バカバカしさしか取り柄がありません。バカバカしさしか取り柄がないので、ここは「バカバカしいで賞」を授与いたします。



資産的価値がありそうで賞
『Ion Fury』





発売元:3D Realms
開発元:Voidpoint
ジャンル:FPS
機種:PC

審査員長によるコメント
ペルシャやトルコなどの国では、絨毯が資産的価値を持っており、投資の対象として扱われているそうです。

90年代のFPSをリスペクトした『Ion Fury』には、トイレのショールームがあります。洋式便所から小便器まで様々なものが展示されているのですが、特に注目したのが金色の便器です。

金色の便器がある部屋は、監視カメラやショーケースがあり、持ち主は盗難を恐れているように見えます。こんなもの誰が盗むんだと思うかもしれませんが、おそらく前述の話のように、『Ion Fury』のトイレには資産的価値があり、投資の対象なのでしょう。

きっと喉から手が出るほど金色のトイレを欲しがる人が『Ion Fury』の世界には無数にいるに違いありません。私は金のトイレットペーパーなら欲しいです。



陶器の艷やかさが見事で賞
『ルイージマンション3』








発売元:任天堂
開発元:Next Level Games
ジャンル:アクション・アドベンチャー
機種:ニンテンドースイッチ
情報提供者:Mochimon様

審査員長によるコメント
ルイージがオバキュームでオバケを退治していくアクション・アドベンチャー『ルイージマンション3』の舞台は、高級ホテル。そりゃホテルですからトイレがこれでもかというほど登場します。

その中でも目を見張ったのが、太陽の光で照らされたトイレ。陶器の艷やかさが表現されており、舐めても大丈夫なんじゃないかと思うほど清潔感が漂っています。また、夜中のトイレは夜中のトイレで、蓋を開けるとコインやオバケがわんさかと出てくることがありますし、トイレットペーパーが札束になっていることもあって、宝箱のようなワクワク感がありました。

あとトイレの真下に潜って配管がどうなっているのかを確認できるのもグッドです。



新たに創造したで賞(特別審査員賞)
『バイオハザード RE:2』



発売元:カプコン
開発元:カプコン
ジャンル:サバイバルホラー
機種:PlayStation 4/Xbox One/PC

佐藤大介氏によるコメント
『バイオハザードRE:2』のトイレは、あなたにはどんなトイレに見えますか?もしかしたら、RE Engineで作られたトイレは綺麗だな、くらいにしか思わないかもしれません。しかし、本作におけるトイレは、ただのオブジェクトではないのです。1998年のオリジナル版には存在せず、『RE:2』という作品にしか存在しないのがトイレなのです。

『バイオハザード』シリーズは、1996年の無印から『3』まで、ベルサイユ宮殿のようにトイレが存在しない施設を舞台にしていました(ベルサイユ宮殿は王族や貴族用の排泄用小部屋はあったとの説はあります)。『4』になってようやく村長の家に男子用の便器が1つだけ登場し、『バイオハザード』の登場人物は80年代のアイドルのようにトイレに行かない人種ではないことが証明されました(そもそも『4』のオープニングで地元警察官が木陰でジョロジョロと軽犯罪法違反を行っていますし)。

そして、満を辞して、トイレがなかったオリジナル版から21年、トイレが実装されたGCのリメイク版『バイオハザード』から17年の時を経て、ようやくRE Engineで新たに生まれ変わったラクーン警察署にトイレが実装されたのです。この快挙故に、特別審査員賞は『バイオハザードRE:2』のトイレ以外は考えられません。

先日発表された『バイオハザードRE:3』のプロモーション映像でも、洗面台の前のジル、つまりトイレの近くにいるジルが印象的に描かれていました。このことからも、カプコンが今後もトイレに力を入れていこうという姿勢が見て取れるのではないでしょうか(あくまで個人の感想です)。



トイレ・オブ・ザ・イヤー 2019
『YOUR TOY キミノオモチャ』







発売元:Game Source Entertainment
開発元:Viva Games
ジャンル:アドベンチャー
機種:PlayStation 4/Xbox One/ニンテンドースイッチ
情報提供者:はゃにぇ【mhc】様

審査員長によるコメント
『バイオハザード RE:2』や『DEATH STRANDING』、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』などのAAAタイトルが受賞する中、今年のトイレ・オブ・ザ・イヤー2019を見事掴み取ったのは、中国のメーカーViva Gamesが手掛ける脱出アドベンチャー『YOUR TOY キミノオモチャ』です。

私もこれは予想外でした。読者から情報をいただくまで全く知らないタイトルでしたし、今年は確実に『DEATH STRANDING』だろうと思っていました。その考えが覆されるほどの印象的なトイレだったのです。

『YOUR TOY』においてプレイヤーは、公衆トイレから脱出するために、怪しそうなトイレットペーパーや壁のタイル、水道管など、部屋の隅々まで調べていくことになります。

ゲームのスタート地点が公衆トイレで、しかもそれがタイトル画面にも描かれているという徹底っぷりを見て、トイレ・オブ・ザ・イヤーの委員長を務める私としては注目せざるを得ませんでした。

そうしてプレイしている内に、便器には、それぞれに異なる汚れが付着している事に気づきます。それもそのはず。実はどの便器にも脱出のための仕掛けがあり、それぞれに異なる役割を担っているのです。

「今までの人生でここまで便器を見つめたことはあっただろうか?」私は、そんな気持ちになるくらい便器を見つめていました。すると、便器にある文字が刻印されていることに気づいたのです。

「BANZAI」。おそらくこの便器を製作したメーカー名なのでしょう。私には、公衆トイレからなかなか脱出できない苛立ちがあったのですが、便器のメーカー名に「BENKI」ではなく「BANZAI」を選ぶ開発者のユーモアにほんの少し癒やされました。

そしてようやく公衆トイレを脱出し、本作をクリアする頃には、目に焼き付けた公衆トイレの便器たちが脳裏から離れなくなってしまいました。どうしてくれるんだ。



さて、「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2019」の結果はいかがでしたか?皆さんの印象に残ったトイレは表彰されたでしょうか?「この結果はおかしい!あのトイレが表彰されていないじゃないか!」など、このアワードに物申したい人は当記事のコメント欄でお願いします!

なお、見事トイレ・オブ・ザ・イヤーを受賞した『YOUR TOY キミノオモチャ』、特別審査員賞を受賞した『バイオハザードRE:2』の開発スタッフの皆さまには、佐藤大介氏のお手製トイレトロフィーを後日編集部より勝手に寄贈する予定です。

2ページ目では、ノミネート作品を一挙に紹介します!
《真ゲマ》
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  • スパくんのお友達 2020-01-01 0:28:32
    最初に見た記事がトイレで今年もいい年になりそうだ
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  • スパくんのお友達 2020-01-01 0:21:44
    ちょっと前に本当に金の便座が盗まれる事件があってだな・・・
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 22:35:56
    10年目指してがんばれ
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 22:29:53
    大晦日恒例って棒バラエティーみたいになってきたな
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 22:24:09
    BANZAI
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 22:06:03
    デモリションマン懐かしいw
    本当にどうやって使うんだろうか。
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 21:57:51
    今年もトイレまとめ助かるわぁ
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 21:48:53
    トイレ画像だけで114枚あるぞ!

    狂気
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 21:47:40
    これはいいクソ記事。
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 21:13:16
    最後のWattamが入ってたのが本当に嬉しい!便器とかうんちとか緩い雰囲気だと思って油断してたら最後に不意打ちで泣かせにくる。
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いつも「吉田輝和の絵日記」を読んでくださってありがとうございます。吉田輝和です!

早いものでこの連載を始めて2年が過ぎ、今年も100本近くのゲームをプレイさせていただきました。どれも甲乙つけがたい名作揃いだったのですが、その中でも特に面白かったゲームをランキング形式でご紹介させていただきます。

そうです、去年も開催した吉田・オブ・ザ・イヤー(YOTY)の2019年版です!

吉田輝和・オブ・ザ・イヤー(YOTY)のルール

・ランキングの選考対象は、「吉田輝和の絵日記」で取り上げたものになります。
・このランキングは、吉田輝和の独断と偏見によって決めました。
・ランキングの選出にあたってGame*Spark編集部による圧力はかかっていません。
・要するに、ゲーム好きおじさんが面白かったゲームを紹介するだけです。

The Game Awards 2019でのGame Of The Yearは、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』でしたが、僕が決める「吉田・オブ・ザ・イヤー 2019」の結果はちょっと違います。

さらに今回は、「オンラインで盛り上がったで賞」「友達と盛り上がったで賞」「気がついたら時間溶けてたで賞」といった特別賞も設けてみたので発表します!

第5位『十三機兵防衛圏』


発売元/開発元:アトラス/ヴァニラウェア
対応機種:PS4
ジャンル:ドラマチックアドベンチャー
記事タイトル【吉田輝和の絵日記】機兵ドラマチックADV『十三機兵防衛圏』過去・現在・未来で展開される物語をつなぎ合わせろ!


少年少女が機兵と呼ばれる巨大ロボットに乗り込み、人類の存亡をかけて怪獣と戦うドラマチックアドベンチャー。プレイヤーは、行動によって物語が分岐していくアドベンチャーパートの追想編と、機兵に乗って怪獣と戦うシミュレーションパートの崩壊編を交互に進めることになります。


語られる物語の時系列はバラバラなので、ゲームを進めていく内に少しずつ全貌が掴めるようになります。「こんなほのぼのした日常から、どうして怪獣と戦うことになったのだろう」と謎が謎を呼ぶ物語が気になって、気がつけば夢中でプレイしていました。

物語の続きを知りたくなるワクワクは唯一無二!記憶を消してもう一回プレイしたい!

第4位『ファイアーエムブレム 風花雪月』


発売元/開発元:任天堂/インテリジェントシステムズ+コーエーテクモゲームス
対応機種:ニンテンドースイッチ
ジャンル:シミュレーションRPG
記事タイトル【吉田輝和の絵日記】『ファイアーエムブレム 風花雪月』教師になって生徒を導け!えこ贔屓してもいいぞ!


言わずとしれたターンベース型シミュレーションRPGシリーズの最新作。今作では、主人公は教師になり、3つの学級から受け持つ担当を決め、生徒との交流を深めつつ、戦いに身を投じていきます。


どの生徒もめちゃくちゃ個性派揃い!選んだ学級以外の生徒にも愛着が湧いてくるので、2周、3周と何度も繰り返してプレイしたくなります。


バトルパートはシリーズおなじみのターンベース型シミュレーション。ユニットに騎士団を配備したり、仲間との絆で発動する連携攻撃をしたりと、シンプルながらも戦略性の高いバトルが楽しめました。

これまでの『ファイアーエムブレム』っぽさを残しつつ、今の時代に合わせたキャラクターデザインになっているので、これからシリーズを始めたい人にもオススメです。

第3位『デビルメイクライ5』


発売元/開発元:カプコン
対応機種:PS4/Xbox One/PC
ジャンル:スタイリッシュアクション
記事タイトル【吉田輝和の絵日記】Best Action Game『Devil May Cry 5』銃に剣に魔獣使役に…個性豊かな3人を使いこなせ!


数多の悪魔を華麗にぶっ倒していくスタイリッシュアクションシリーズの最新作。プレイヤーは、ネロ・ダンテ・Vという異なるプレイスタイルのキャラクターを選択して、数々のミッションに挑みます。


ネロとダンテは近接から遠距離までスタイリッシュにこなし、Vは殆ど戦闘能力が無い代わりに魔獣を操って戦います。

操作していて気持ち良いのはネロとダンテですが、僕は召喚獣やペットを使役する系のキャラが好きなので、一番のお気に入りはV!

どの主人公の戦い方も個性的、かつ気持ちの良い操作性で、バッサバッサと敵をぶっとばす快感は唯一無二です。


ボタン連打だけで多彩な技が発動するオートマチックアシスト機能や、動かない敵を技の練習台に出来るトレーニングモードなど、アクションが苦手な人でも楽しめる作りになっていました。

上級者は様々な技を組み立ててオリジナルコンボで、初心者はオートマチックアシストでお手軽コンボで……といったように、腕前を気にせずプレイできます!間口が広い!

第2位『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』


発売元/開発元:アクティビジョン/フロム・ソフトウェア
対応機種:PS4/Xbox One/PC
ジャンル:アクション・アドベンチャー
記事タイトル【吉田輝和の絵日記】『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』敵の攻撃を弾き、避けて、でも殺される!


様々な忍具やスキルを使いこなす忍びが、囚われた主を救い出すために奔走する高難易度のアクション・アドベンチャー。いわゆる死にゲーってやつです。


敵の攻撃を見極めて回避し、体勢を崩したところを狙って反撃するというのが基本的な戦い方なのですが……敵の攻撃を見極めるのがシビアでそりゃもう死にまくる!最初の内はザコ敵にもザクザク殺されました。


同じ敵に何十回もやられて心が折れそうになりますが、ある時ふっと倒せる瞬間が訪れ、自分の腕前が上がっていくのが実感できて、非常に気持ち良いです。僕の無数の屍は、その瞬間のためだけにあったのだ……!

レベルシステムが無い代わりに、技やHP回復手段を習得出来るスキルシステムがあるので、アクションゲームが下手くそな僕でもなんとかクリア出来ました。

オンラインで盛り上がったで賞『ボーダーランズ3』


発売元/開発元:2K Games/Gearbox Software
対応機種:PS4/Xbox One/PC
ジャンル:RPGシューター
記事タイトル【吉田輝和の絵日記】RPGシューター最新作『ボーダーランズ3』操作キャラが個性的過ぎてどれも超最高…!


頭のネジが外れたようなぶっ飛んだ世界を舞台に、悪党やモンスターをぶっ倒していくRPGシューターシリーズの最新作です。今作では、デンジャラスな敵が潜んでいる数多の惑星を冒険することになります。

4人の主人公は、どれもアクの強い個性的なやつら!特殊な術で戦うアマーラ、獰猛なペットを使役して戦うFL4K、アイテムを駆使してトリッキーに戦うゼイン、メカに乗って戦うモズ……どれを使おうか一晩悩み抜いてしまいました。


最大4人まで参加可能なオンラインマルチプレイでは、他のプレイヤーとのレベル差が生じても、敵とアイテムが自分のレベル帯で登場する「レベル調整機能」が備わっているので、お互いのレベル差を気にすることなくマッチできました。


編集担当と一緒にプレイした時は、僕の乗り物をパクって遠くへ去っていく彼の姿を唖然と見送り、野良では、出会った見知らぬプレイヤーとお互いのペットの品評会を開催……このようにオンラインプレイで笑える場面に何度も遭遇しました。


オンラインでワイワイしたい人や、世紀末でヒャッハーしたい人にはピッタリです!

友達と盛り上がったで賞『ポケットモンスター ソード・シールド』


発売元/開発元:任天堂/ゲームフリーク
対応機種:ニンテンドースイッチ
ジャンル:RPG
記事タイトル【吉田輝和の絵日記】『ポケモン ソード・シールド』キャンプにオシャレに巨大化バトル!―中年達が少年に戻る


これまで携帯機で展開していた正統な『ポケットモンスター』シリーズの最新作が据え置き機にやってきました!グラフィックが格段に進化して、リアルなポケモンを愛でられます。

それに本作には、他のプレイヤーとゆるく繋がるだけではなく、様々なポケモンに出会える濃密かつ広大な「ワイルドエリア」という場所があります。ここはぶらぶらしているだけで数時間が経ってしまう危険な場所……楽しすぎる。


あと巨大ポケモンバトルのダイマックスや、ポケモンと遊んでカレーを作るキャンプといった新要素も追加されています。

キャンプでのポケモンとの触れ合い……ポケモンたちが可愛すぎて困る……。それにキャンプでは、ポケモン同士の関係がわかってさらに情が移るのですが、たまに喧嘩している場面に遭遇したら「わぁぁぁぁん!ふたりともケンカしないでよぉぉぉ!」と悲しい気持ちになります。争いは何も生み出さないぞ……!

友人の大原君と安部君を自宅に招いてプレイしていたのですが、3人とも積極的に対戦するタイプではないので、それぞれただただポケモン厳選作業に勤しんでました。


10時間、一言二言しか話さず。ほぼ無言……。

それでも「また予定が合ったら3人でポケモンやろうな!」と約束し合うほど楽しかったです。これが陰キャ中年の盛り上がり方だ!

気がついたら時間溶けてたで賞『Forager』


発売元/開発元:Humble Bundle/HopFrog
対応機種:ニンテンドースイッチ/PS4/PC
ジャンル:サバイバルアクション
記事タイトル【吉田輝和の絵日記】謎解き2Dオープンワールド『Forager』サバイバル&クラフトしながら新天地を切り開け!


素材を集めてアイテムや設備をクラフトし、謎解きダンジョンを攻略し、土地を購入して活動範囲をどんどん広げていく2Dオープンワールドアクションです。

開始直後は小さな島だけなので採れる素材も少ないのですが、土地を増やしていく内に豊富な種類の素材が採れるようになり、作成できるアイテムも増えていきます。


購入した土地の中には『ゼルダの伝説』ライクな謎解き要素やダンジョンもあり、やり応えは抜群にあります。

クラフト要素と謎解き要素のバランスが良く、プレイ中にダレることなく熱中出来ました。


一度プレイし始めたらやめ時を見失ってしまうくらい中毒性が高いです。

第1位:『Slay the Spire』


発売元/開発元:Mega Crit Games
対応機種:ニンテンドースイッチ/PS4/Xbox One/PC
ジャンル:ローグライクカードゲーム
記事タイトル【吉田輝和の絵日記】ターン制カードバトル『Slay the Spire』限られた枚数で攻防を展開する楽しさ&難しさ!


すごろくのようなマップを進み、手持ちのカードを増強しながら敵と戦っていく、ターン制のカードバトルです。


手持ちのカードの中からランダムで配られた「攻撃」や「防御」のカードを使って敵を倒すだけ!というシンプルなルールながら、デッキの構築や、様々な効果を持つカードの組み合わせを考えて使う戦略性の高さもあります。

初回プレイ時は「こんなもんクリア出来るわけがない!」とばかりにボコボコにされてしまいましたが、何度も繰り返しプレイしてコツを覚えることにより、加速度的に面白くなっていきます。


僕が最初プレイしたのはPC版だったので、寝床でもプレイ出来るように、布団の脇にPCモニターを引っ張り出してきたのは良い思い出です。今はスイッチ版を購入したので、布団に転がって寝る前の1プレイを携帯モードで楽しんでいます。


YOTY2019、いかがでしたか?皆様がプレイしたゲームはあったでしょうか。

どれも甲乙つけがたい名作揃いで、8作品を選び抜くのは苦労しました。もう1度選び直したら全く違うランキングになるだろうな~と思います。それほどに僅差でした。

来年もYOTYをお届け出来るようがんばりますので、応援の程よろしくお願いします!

それでは皆様、良いお年を!
《吉田 輝和》
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  • スパくんのお友達 2020-01-01 2:32:24
    珍しく斜め視点で自画像を描いてるおじさん
    …なんかこの部分だけ普段より画力上がってません?
    0 Good
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  • スパくんのお友達 2020-01-01 1:34:15
    トラヴィスストライクスアゲインは…???
    0 Good
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  • スパくんのお友達 2020-01-01 0:31:13
    あけましておめでとうございます。今年もおじさんの絵日記楽しみにしてます!
    2 Good
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 21:43:00
    毎回笑える記事内容、色んな意見織り交ぜて感想書いてくれるところ、そしてこの更新頻度の高さ、今年もおじさんには楽しませてもらったよ
    来年も期待してる!どこのライターより好きだよ!
    5 Good
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 20:56:36
    じゃあ読者が吉田(のプレイ絵日記)オブザイヤーを決めればいいんだよ
    マリオメーカー2回は神回
    3 Good
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 19:23:59
    「吉田・オブ・ザ・イヤー 2019」だし、今年一番の吉田おじさんを決めるのかと思ったら違ってた
    5 Good
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 19:17:40
    デススト···
    1 Good
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 18:34:52
    それより大原さんは来年は大丈夫なんですよね?
    3 Good
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 18:06:01
    ゆくおじくるおじ

    来年も期待しております
    13 Good
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  • スパくんのお友達 2019-12-31 18:04:47
    いつもいいところも悪いところもちゃんと書いてくれるから、おじさんのレビューは信じて参考にしてる。
    今年も一年ありがとう。また来年も期待してるよ!
    26 Good
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