(cache)認知科学者が開発したHookというアプリが良さそう

hys
認知科学者が開発したHookというアプリが良さそう
#2019/12/30

	Hook：https://hookproductivity.com/Hook

任意のファイル同士を関連づけるためのアプリケーションで、macOS専用。
	厳密には、もう少し多様なエンティティ同士を関連づけることができる。
		Finderで選択中のファイル
		何らかのアプリケーションで開いているドキュメント
		ウェブページ
		メモ（Notes.app）
		メール
		カレンダーのイベント
		一部の有名どころアプリでは、より柔軟なインテグレーションがなされている。
			例えばThingsのタスク項目
			プリセットでは非対応のアプリでも、自分で対応させることができる（っぽい）。
	ベータ版の頃から存在は知っていたが、公式サイトを見てもなかなか良さがわからなかった。
		ちょうど今、年末セールをやっていて興味を持った。
		折角なのでトライアルしてみたところ、かなり好感触。

一方から関連づけるだけで、双方向リンクが形成される。
	これって何かに似てませんか？
	そうだね、Scrapboxだね

ただ似ているだけでなく、Scrapboxと併せて使うことでもポテンシャルを発揮しそう。
	/forum-jp/PDFやppt、wordといったファイルのアップロード に関するニーズをかなりの度合いで充足させられる。
		というか、自分はそのようにし始めている。
		ページとファイルを関連づけるだけ。
		リンク共有（ファイル共有ではない）の機能もあるようだ。
	非公開プロジェクトと公開プロジェクトの各ページ（下書き／公開版）を紐づけるとか、
	Scrapboxでのディスカッションに基づいて書き始めたGoogle Docsを紐づけるとか。

	これは、ある論文に関するメモのページから、当該文献のPDFファイルへのリンクを表示しているところ。

	あるファイルから別のファイルへ、そこからさらに別のファイルへ……へと潜っていくことができる。
		2-hopどころの騒ぎではない。
	操作は簡単なキーボードショートカットで賄えるので、マウスやトラックパッドは不要。
		デフォルト設定では、
			 Shift + Command + Space でポップアップを表示
			 Command + C でファイルへのメタリンクをコピー
			関連づけたいファイルを表示してから、
			再びポップアップを表示して Command + L にてリンク形成

そして実は、日本人にとってプラスアルファのメリットがあるのではないか、と思っている。
	というのも、日本語環境では、SpotlightやAlfredといったランチャー系ソフトの威力が落ちてしまうため。
	インクリメンタルサーチに基づくファイル名の直接指定は、2重の意味で日本語環境との相性が悪い。
		1）複数の入力ソース（IME）を切り替える必要がある。
		2）スペースで単語を区切らない。
		もちろん英語しか使わない運用も可能だろうけど、直感的ではないし……
	それに対して、Hookでは言語的なビハインドが生じない。
		冗長性への配慮があるのもポイント。
			OSの言語設定によるアプリケーション名そのものの変更に対応するためのダイアログがあり、
			「Mail.app」が「メール.app」みたいになるやつ

ちなみに、開発・販売元であるCogSci Apps社の共同創業者はサイモンフレーザー大学の認知科学者。
	About Us – Luc Beaudoin – Hook

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問題点
	メニューバーのアイコンがAdobe Creative Cloudと瓜二つ
		 ← こっちがHook
		 ← これはCreative Cloud