【ヤクルト】山田、史上初成功率１００％盗塁王に意欲　通算２００盗塁あと３２

　ヤクルト・山田哲人内野手（２７）が３０日、史上初となる成功率１００％での盗塁王獲得に意欲を見せた。今季はタイトルこそ逃したが、プロ野球新の開幕３３連続盗塁を決めるなど、成功率は９割１分７厘。１０年目での通算２００盗塁まで、あと３２個に迫っており「もちろん来年達成できるようにしたい」と宣言した。

　今季の反省を生かす。３３連続成功の後は３連続盗塁死で閉幕した。「（成功率１００％は）難しいけどね。最後は意識して消極的になりがちだったので、序盤からどんどんいきたい」と思い切りの良さを失うつもりはない。個人として目指す４度目のトリプルスリーにも「打撃、守備以外にも走塁で貢献したい気持ちは常に持っています」。自身の役割は理解している。

　後ろの４番を打ち、追い込まれるまでウェーティングするなどして二盗をアシストしてくれたバレンティンが移籍した。「（打席での）マークもきつくなってくるけど、そこは気にしないでと思っています」。失敗しない男はどんな状況でもスタイルは崩さない。