まるで友禅染、世界に誇れる日本の固有種 ユウゼン|すみだ水族館に行こう!
2019/04/09
水族館にいる多くの魚たちは、まるで洋風のドレスや水着のような派手な蛍光色を身にまとい人々を魅了していることが多いですが、今回ご紹介するユウゼンはそうした魚たちとは一線を画すモノトーンの配色をしています。
まるでドレスだらけの舞踏会に和服で単身乗り込んで、衆目をかっさらってしまう小股の切れ上がった美人のような魚です。
黒をベースに白いシャドーの入った体は、その美しさが友禅染に見えることから”ユウゼン”と名づけられたそうです。
モノトーンの中で尾びれにある黄色のワンポイントが非常におしゃれですよね。
しかも日本の固有種とのこと。
ハタタテダイなどと同じチョウチョウウオの一種で観賞魚としても非常に人気が高いそうです。
初めて見た時から気に入っていて、当ブログでもすぐに紹介したかったのですが、結構動きが速くてまともに写真を撮らせてくれませんでした。
すみだ水族館にいるのは一匹だけですが、海の中では基本ペアで暮らしているそうです。
ただ特定の時期になると数十~数百の群れをなして泳ぎ、その姿が玉のように見えることからユウゼン玉と呼ばれているのだとか。
東京からも行きやすい八丈島あたりで見れるらしいので、機会があればぜひ生で見てみたいものです。
というわけで、一匹だけなのでユウゼン玉にはなりませんが、美しいユウゼンの動画は以下でご覧いただけます。
名称:ユウゼン
すみだ水族館での展示個所:サンゴ礁