飼育を始める際は、当り前のことですが、先ず最初に水槽などのハード面を揃えることになります。
この時は、殆どの方がショップの店員に相談して勧められた水槽を購入する場合が多いでしょう。（私も当時はそうでした。）
勧められる水槽の濾過形状は、購入時初期費用の手軽さから外部式・上部式・外掛け式のいづれかになると思いますが、店員さんもいきなりコストの掛かるオーバーフロー水槽を勧める人は殆どいないことでしょう。
店員さんも気を使って、手軽な水槽から飼育を覚えて貰おうという配慮もあると思います。
但し、外部・上部・外掛け式とも飼育は出来なくないものの、濾過容量が少なくまた、メンテの手間が掛かり過ぎる（オーバーフロー形状との比較）ので、実際初心者には難しいシステムです。
飼育の参考書とする飼育雑誌では、このことを分かっていながらも、広告収入を確保するためにメーカーの機材を否定することはありません。
飼育を確実に成功させたいのでしたら、設置コストが掛かっても初めからオーバーフロー水槽にした方が堅実ですが、高額でもあり、なかなか初めから踏み切るにはハードルが高いと思います。
そこでお勧めしたいのが、オールイン型のオーバーフロー水槽です。
濾過機を購入する初期費用を考えれば、然程コスト差が生じずに外部や外掛け式よりも機能が優れているので（濾過容量は倍以上確保、物理濾過もドライを維持）、より確実な飼育の近道になることと思います。（オールイン水槽でも機能が伴っていない商品もありますので、良く確認されると良いです。）
