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LeagueU、これぞ青春の1ページ! LoLで学生の頂点を決める「All Campus Series」決勝戦会場レポート

続く2戦目。Botレーンから試合をつくっていこうというTSAの構成に対し、UTはトップレーナーのuinyan選手が「モルデカイザー」、ジャングラーのshu8選手が「ポッピー」という珍しい構成で臨みます。これで主導権を握ることに成功したUTが強さを発揮。TSAもピックアップを狙いながら巻き返しを図ろうとしますが、UTは最後までTSAにタワーを1本もとらせないまま相手陣地の「ネクサス」を破壊。優勝は、東大LoLサークルとなりました。

試合終了後には両チームの握手が交わされました。これまでまったく交流がなかったという両チームですが、前日に食事会がありお互いに仲良くなったそうです。それもまた「League U」ならでは、といった感じですね。優勝した東大LoLサークルには、300万円相当の旅行がプレゼントされました。試合終了直後のインタビューで行先について「グアム」と答えていましたが、実際はどうなるのでしょうか。

プロチームも彼らに着目?学生たちの夢を乗せた「League U」

東大LoLサークルの皆さん、アリスターのコスプレをした観客

こうして幕を閉じた「ACS」でしたが、会場を訪れた誰もが感じたであろうことは、お客さんのノリがとても良いこと。それは憧れのプロゲーマーの試合を見に来る観戦ファンとは違う、友達の応援にかけつけた「仲間」だからなのでしょう。予選で敗退してしまった別の学校のサークルも「俺たちの分まで思う存分戦ってくれ」と言わんばかりに声援を送るなど、学生がみんなで楽しむ「League U」の姿がそこにはありました。

Rampage QuintetのMeron選手、V3 EsportsのKazu選手と7th heavenのbroooock選手

とはいえ、eスポーツ業界における注目度も決して低くありません。なかでも東大LoLサークルのサポートを担当しているkabupun選手は、「LJL」の2部リーグ「Challenger Series」に出場していたRampage Quintetのメンバーでもあるのです。チームメイトのMeron選手やチームスタッフが彼の応援にかけつけたほか、別のプロチーム関係者の姿もちらほら。この試合をきっかけにプロゲーマーとしてデビューする選手が現れるかもしれないと思うと、すごく夢があると思いませんか。

試合終了後に、メディア向けの写真撮影と囲み取材の時間が設けられました。実はここでも素晴らしい出会いがあったんです!取材陣のなかに見慣れない若い3人組がいたので声をかけてみたところ、なんと彼らは「UmeeT」という東大発オンラインメディアのメンバーでした。LoL好きのメンバーが、LoLを知らないメンバー2名を連れてやってきたというのだから熱意がすごい。どんな記事に仕上がるのか、そちらもとても楽しみですね。
UmeeT

しかし、我々も若い人たちに負けてはいられません。SHIBUYA GAMEでは特別に東大LoLサークルに別途お時間をいただき、単独の優勝インタビューを行ってきました。彼らの率直な思いをぜひ多くの読者の方に知っていただきたいと思いますので、楽しみにしていてください。
LeagueU

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スイニャン

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韓国在住経験5年。在韓中の2006年ごろeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を行うほか、語学力を活かして韓国人プレイヤーのインタビュー通訳・翻訳や国際大会の日本代表団引率通訳などの活動も行っている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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