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――ここで少しだけ、「LJL」のお話を聞かせてください。入れ替え戦の「Promotion Series」で2部に降格してしまいましたが、当時どんな状況だったんでしょうか。
斉藤 実はシーズン中、チームの雰囲気が悪かった時期はほとんどありませんでした。初めは自信があったんですけど、一度つまづいて上手くいかなかったところでスクリムも上手くいかなくなり、そこで焦りが出たんだと思うんですよね。じゃあ修正するためにどうしようかってみんなで考えて練習したんですけど、それが結局直せなかったっていうことかな、と。やっぱりみんな泣きましたよね、悔しいから。僕も家に帰って4時間ぐらい泣きましたし、正直今でも話していて泣きそうになります。
――会場のファンの皆さんも涙していたのを思い出しますね。とはいえ、このままチームが解散してしまうんじゃないかというファンの心配をよそに、ビッグニュースを掲げて戻ってきてくれました。
斉藤 正直、僕この話なくなるんじゃないかなと思っていたんですよ。それでこの先どうしようかな、でもまず動いてみようかな、って感じでいろいろ話し合いまして。最終的にこういう結果になったので、本当に良かったです。それにしても、なんでなくならなかったんでしょうね(笑)。
キム オーナーが斉藤さんのことをとても気に入っているからですよ。この人なら何があってもいっしょにやっていける、という感じでした。
――ちょっと感動的なお話ですね。そんな『LoL』チームの現状を、言える範囲で結構ですので教えていただけますか。
斉藤 Savageの移籍以外はまだ僕が言及できる段階ではないのですが、移籍する選手もいれば残る選手もいるという感じです。今後チームから正式に発表という形になりますので、しばらくお待ちいただければと思います。
――では、「LJL CS」に向けて抱負を聞かせてください。
キム おこがましいかもしれませんが、我々は「LJL CS」で全勝して1部に復帰したいと考えています。これはファンの皆さんの応援に応えたいという気持ちからであり、現在選手たちは猛練習に挑んでいます。昨シーズン降格してがっかりさせてしまった分、もう一度7hのファンとして誇りをもっていただけるよう頑張りたいです。
――最後にズバリ、日本人選手の実力の向上は期待できそうですか。
斉藤 韓国のシステムを当てはめてやっているので間違いなく良くなると思いますし、このままいけばうちの日本人選手たちの実力の底上げはできるでしょう。どれぐらいの期間がかかるかはわかりませんが、手ごたえを感じていて期待もしています。ただ、そういうのは結果を出して証明するものだと思うので、結果を見てくださいっていう感じですね。
キム 我々の目標は単純にチームの成績だけでなく、日本人選手の実力向上です。日本国内で早く成長して、世界で戦える実力を備えたチームをつくりたいと思います。とくに『LoL』に関して、ゆくゆくは日本人5名の強いチームをつくりたいですね。
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