この連載の読者の皆さんであれば、日本のLeague of Legends(以下LoL)プロゲーマーEnty選手が韓国のプロチームAfreeca Freecs(以下AFs)を訪問したことは、記憶に新しいのではないでしょうか。このときに尽力してくださったアフリカTVジャパンの「中の人」くまさん経由で、TuSin選手が日本旅行を計画中であるという情報が入ってきました。それならば韓国留学を終えて日本に帰国していたEnty選手とともに東京観光をしたら面白いんじゃないかということで、くまさんと私スイニャンで企画して取材を敢行。今回は、そのときの模様をお伝えいたします。
時は12月中旬、冬日和の午前。くまさんが都内のホテルからTuSin選手をピックアップし、私スイニャンとEnty選手と東京駅で合流する手はずになっていたのですが、いつになってもEnty選手が来ないという非常事態で企画がスタート。連絡もつかないので、とりあえず3人で浅草へ向かうことにしました。到着するころにようやくEnty選手と連絡がつき、「マネージャーが起こしてくれなかったので、今から向かいます」とのこと。Enty選手も前日に高知から東京へ来たばかりで、大変だったことでしょう。
我々は「TuSin選手が日本で食べたいもの第2位」の寿司を食べるべく、寿司屋へと向かいました。ちなみに1位はラーメンでした。そこで握りのセットを頼んだのですが、TuSin選手は完食したものの初めて食べる「しそ」が口に合わなかった模様。「食べたことのない味」だと衝撃を受けていました。
その後、仲見世通りを歩きながら浅草寺に到着。初めて見る「常香炉」がTuSin選手の目には不思議な光景として映ったようで、「人々が煙を吸い込んでいるのは何ですか?」と聞いてきました。吸い込んでいるのではなく、日本では身体の悪いところに煙をかけると良くなると信じられているのだと説明し、TuSin選手も体験してみることに。身体に別段悪いところはないけれど、プロゲーマーにとって一番大事なのは手だということで、ハンドスキルが上がるよう願いを込めて両手に煙を浴びていました。
戻りは同じ道を通るのも芸がないし、人の少ない裏道を通ろうということで路地を歩いていると、正面から見たことのある人が……。なんと日本のLoLプロゲーマーRamune選手にばったり!しかも、「WCS」で知り合いになったLPLの中国人記者の方の観光案内のために浅草へ来たとのことでした。中国人記者の方がTuSin選手に気づいて「私AFsのTシャツ持ってます!」と興奮気味に中国語で話すのを私が韓国語に訳すなど、その場は一気に3か国語が入り混じるカオスな状況に。日本リーグ「LJL」と韓国リーグ「LCK」、そして中国リーグ「LPL」の不思議な出会いに感動しつつ、通りで記念撮影をして別れました。
その後、隅田川の近くの喫茶店で休憩しながらEnty選手を待つことに。30分が経過したころ、ついにEnty選手が登場。雷門で記念撮影だけして、次なる目的地へ移動です。
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