あのCYCLOPS athlete gaming(以下、CYCLOPS)の『StarCraft II』部門に、留学生のWinter選手が加入したという嬉しいニュースが飛び込んできたのが昨年12月。筆者が11月にCYCLOPSのゲーミングハウスを訪問してnazomen監督にインタビューした際に『StarCraft II』の選手を募集している旨を語っていましたが、まさかこんなに早く選手が加入するとは思っていませんでした。筆者の大好きな『StarCraft II』ですから、これは動かずにはいられません。早速Winter選手に会いに行ってきましたので、今回はインタビューの模様をお届けしたいと思います。
――まずは読者の皆さんに向けて、簡単に自己紹介をお願いします。
スウェーデンから来たフェリックスと申します。ゲームIDはWinterです。これまでは海外のプロチームで活動していましたが、今回日本のCYCLOPSに入ることになりました。今は東京にある大学で、経済と日本語の勉強をしています。もともとはスウェーデンで大学に1年間通っていたんですが、日本へ来て日本語学校で1年間勉強したあと、スウェーデンでの大学の成績を持って日本の大学に2年生として入学しました。今後、大学4年生まで日本の大学で勉強する予定です。
――そもそも、なぜ日本へ来ようと思ったのですか。
実は5年ぐらい前に、日本へ留学に来たことがあって。高校生のときだったんですけど、8か月ぐらい秋田に住んでいたんです。たぶん知らないと思いますけど、大館っていうところのめちゃめちゃ小さい町で勉強していました。
――大館市なら、名前ぐらいはさすがに知っていますよ(笑)。
そこでホームステイして日本のホストファミリーと一緒に住んでいたんですけど、そのときは日本語が全然話せなかったんです。しかも学校でも日本語で授業を受けなければならなくて、全然わからなかったのであまり意味がなかったような気がします(笑)。でも日本の文化を知るために来たので、良い経験になったし日本が大好きになりました。それで今度こそ本当に日本語がわかるようになりたいと思って、もう一度日本へ来たんです。
――それが今ではこうして日本語でインタビューできるほどペラペラになった、というわけですね。素晴らしい!では高校生のときに「日本へ行きたい」と思ったきっかけは何だったんですか。
友達が中国に留学することになったのがきっかけで、じゃあ自分も留学するけど行き先は日本にしよう、っていう感じでした。そのころから日本の文化が好きだったんですよ。日本の漫画も翻訳されたものを読んでいたし、剣道もやっていました。
――へぇ、すごいですね!では、日本での生活はどうですか。スウェーデンと違うことも多いんじゃないですか。
考え方が似ているので、あまり変わらないと思います。例えば道でゴミを捨てないとか、いつも周りの人に配慮するとかは、スウェーデンでも同じなんです。日本で良かったのは、物価が安いこと(笑)。おかしな話だと思うかもしれませんが、スウェーデンは税金が高くて物価が高すぎるんです。その分、福祉が充実している点は気に入っていますけど。それと食事もかなり違いますね。スウェーデンはバターやクリームが多くて、ポテトが主食なんです。でも、日本食も好きですよ。「ラーメン」とか「きりたんぽ」とか、何でも好きかな(笑)。
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