「若手の退職が増えている。お願いだから戻ってきてくれ」。2000年に経済産業省を退職した古谷元氏(49)に、昔の上司が復帰の話を持ちかけたのは19年はじめの頃。省内で初となる管理職の公募制度が始まった時期にあたる。公募したのは、スタートアップ育成の中核となる新規事業創造推進室、自動車課といった「かつてなら外部の登用は考えられない部署だ」(古谷氏)。
米シリコンバレーへの留学を経験し、政府主導の産…
初割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が最長2月末まで無料!
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。