きのうは、年末年始に予定していた、壱岐島の初日の出ツアーの募集締切日でした。
今回企画したこのツアーですが、開催直前ではありますが、中止にする方向にしました。
その理由は以下です。
私は、10月1日から壱岐島に移住しました。なぜ、壱岐島に来たかというと、「私で在ること」をもっと追究して、もっと私らしく稼げる自分になりたかったから。
だから、「私で在ること」を核に活動しているつもりだったけど、現実に自分の居場所を作ることをしてこなかった。
寄生先を見つけて、転々としているだけだった。それは、人だったり、物だったり、場所だったり、土地だったり。頼る先が、変わっているだけ。甘えているだけ。
自分ビジネスは、自分自身を、自分の中にあるものを商品にしていくのに、ツアーは、壱岐島の自然と神社に頼って出来上がったものだった。
ツアーで行く予定にしていた場所はもちろん、私が壱岐島に来てから好きになった場所ばかりだけど、それは、私自身ではない。
やっぱり、頼る先が変化しているにすぎなかった。
それって、自分ビジネスって言えない。
それに、価格設定。
場所代や食事代やツアー中の交通費、人件費やおみやげ代など諸経費がかかってはいたけど、参加者の方に対しても、自分に対しても、失礼な金額だった。
身の丈に合っていない金額設定になっていました。本当に、ごめんなさい。
このままツアーを決行しても、お金をもらえないと思った。これは、幸せなお金の循環じゃない。
以上が、ツアーを中止にしようと思った理由です。
最終的に、募集を終了するまでに二名の方のお申込みをいただきました。
その方たちに、中止の意向と理由をご連絡すると、それでも来たいとお返事をくださり、初日の出と初詣だけご一緒することになりました。
身勝手で、唐突な連絡に、怒りを向けられるに違いないと思いました。どんな気持ちもすべて受け止める覚悟でした。でも、正直に話した姿勢を受け取ってくださいました。本当に、有難いと思いました。すごく、救われました。
私は、このツアーを企画したことで、自分の甘さを知った。壱岐の龍神様の尻尾に、ぶん殴られた気分です。吹き荒れる風に飛ばされたのは、私だ。
今回の企画で関わってくださった皆様、お気持ちを寄せて下さった皆様に、深くお詫び申し上げます。
私はまた一から、私で在ることを積み重ねていきます。
湯谷恵理