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藤丸立香

ふじまるりつか

藤丸立香とは、『Fate/Grand Order』主人公のデフォルトネームである。
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覚悟なんて初めから無い。自分には大きすぎる責任だ。
でも、誰かがやらなくちゃいけないのなら―――


――世界を、いつか救う

プロフィール

性別
身長172cm158cm(未確定)
体重59kg※2
CV ※1島﨑信長 ※3※2※3
舞台版演者 ※4佐伯亮→大海将一郎岡田恋奈→坂本澪香


  • ※1 ゲーム本編では主人公のボイスは存在しない。CVはドラマCD及びアニメ版のもの。
  • ※2 現時点で女主人公の設定は存在しない。
  • ※3 リヨ氏の描く公式マンガ『マンガで分かる! Fate/Grand Order』では、男女関わらず金田朋子が担当している。
  • ※4 左側がキャメロット、右側がバビロニアでのキャスト。

概要

Fate/Grand Order』における主人公のデフォルトネーム。
テレビアニメ化が決定した際、奈須きのこによって命名。後日更新された竹箒日記にて「男女両方に違和感のない名前を」と命名されたことが明かされた。

後の各コミカライズ作品及び小説版でも男女問わず主人公の名前として採用されている。
ファンからの愛称は「ぐだ男」と「ぐだ子」、あわせて「ぐだーず」と呼ばれている。

カルデアにただ一人残された「人類最後のマスター」として、人類史の崩壊を回避すべく、数多のサーヴァントと聖杯探索に身を投じていく。

人物像

国籍は日本人。塩基配列はヒトゲノム。霊器属性は善性・中立。未成年。
武内崇氏曰く、ビジュアルモチーフは衛宮士郎遠坂凛をそれぞれ性別逆転したもの。ただしあくまでビジュアルの話であり、設定や血縁にはなんの関係もない。

前向きで若干能天気。セリフは少なく各所の選択肢で一部の心情が伺える程度だが、素人ながらもハッキリものを言う性格をしている。恐怖の前には人並みに怯えたり足がすくむが、決して希望を忘れないポジティブな精神の持ち主。ネガティブな事はひきずらない、細かい事もさほど気にならないという前向きタイプ。
炎の中マシュの手を最後まで握る、一般的に危険視される反英雄にも信頼を置く、自分を襲った敵に食糧を分けるなど、基本的に人が良い。それが相手(敵)にとっても自分にとっても最善だと信じれば積極的に身体を張ることもある向こう見ず。

一方どこぞの赤毛の少年のような滅私奉公人助け願望や、どこぞの記憶喪失主人公のような異常なまでの不撓不屈根性はない。
再三シナリオ内で「彼/彼女は平凡な一般人である」と言われているとおり周囲の手助けがあるから前に進める主人公であり、「絶対に助からない」と判断すれば割とあっさり諦める弱さも持っている。
しかし少しでも希望があるのならそれに縋ろうとする。自分が生きるため、そして大切な後輩を守るためなら多少の無茶は通す。正に一般人といえる強さの持ち主だろう。

また良い意味で「個々のサーヴァントに深入りしない」フラットな主人公。
今までのFateシリーズ作品の主人公が1対1でサーヴァントと絆を深めていたり、反目しあっていたりしたのに対し、今作の彼らはカルデアのシステムによって大量の英霊と契約を結んでいる。善人も悪党も人外も平等に接し、過去や思想・方向性を否定せずに「大きな戦いに力を貸してくれる仲間」として平等に交流していく。

なお、ゲーム上における普段の彼(ないし彼女)の選択肢での発言からすると、基本的にはコミカルなお調子者であり、シナリオによってはヲタク系なノリを思わせる面もある。この辺りはプレイヤーのノリを反映させたものと思われる。

能力

(準主人公の黒桐幹也を除けば)TYPE-MOON史上初となる、正真正銘一般人の主人公
「カルデア」に集められた48人のマスター候補のひとりであり、序章のレフ教授曰く「才能ある一般人枠の10人」として呼ばれたものの、魔術回路を起動したことさえない完全な「素人」。

レフは同時に「2015年における霊子ダイブ可能な適性者の全てを集めた」としていることから、「数合わせ」とされながらも、「発見した」レイシフト適性者を一同に集め抹殺する計画に巻き込まれたことになる。

実は魔道の家系だったり、魔法使いや悪魔使いだったり万物を殺せる魔眼持ちだったり退魔の生き残りだったり半分吸血鬼だったり山育ちだったり魔術師殺しだったり異質な才を持つ大災害の孤児だったり全能の身内がいたり隠された衝撃の出生があったり死者の集合体だったり人工生命体だったり第二魔法を授かってたり人型マジックアイテムだったり変革した世界で唯一の例外だったりという事も無いらしい。

配属前の訓練は数時間しか受けていない。一般家庭出身のため魔術師としての基礎知識も皆無で、歴史や英雄にまつわる知識も一般教養レベル。殆どをマシュやダ・ヴィンチちゃんから教わっている。

特に魔術に関しては多くのキャスターに教わってるものの上達せず、魔術師ならほぼ基礎中の基礎レベルとまで言われる「強化」の魔術さえ行えない。
ゲーム中でスキルとして使用する各種魔術は魔術礼装の機能によるもの。
ロード・エルメロイII世にも「才能がない」と指摘されているが、型月作品の魔術師は世代単位で年月を重ねて力を増していくという側面が大きいので、彼/彼女が例外と言う訳ではない。

  • 夢を介した転移能力
「寝て夢を見る」ことによって「夢」を介し、イベントの度にコフィン無し・存在証明無し・カルデア無干渉でレイシフトのように「別世界に顕れて干渉する」能力(特徴?)がある。

序章アニメDVD/Blu-rayの特典ブックレットに掲載されているインタビューでは、奈須きのこから「レイシフト適性があることを除けば」一般人だが、「適合者発見確率ほぼゼロと言われた日本で奇跡的に見つかった脅威の『レイシフト適正100%持ち』」という設定も明かされており、頻度の高さはそれがカルデアに来て活性化した為なのかもしれない。

  • 解毒能力
あらゆる自身に向けられた毒性を防御する能力。これは元から持ち得ていたわけではなく、パートナーサーヴァントのスキルが作用していると分析されているが、そのパートナーが機能不全を起こした状況でも作用していたり、毒だけでなく病気に対しても発動するなど謎は多く、当のサーヴァントも疑問に思っている様子がみられる。
セミラミスの検証によると、完全無効化させるのではなく、体に害のないレベルまで劣化させるものらしい(その過程でテトロドトキシンやテングダケの味を痺れる程度に味わうハメになった)。

反面、純粋な毒性にしか効力を発揮していない様で、呪い精神干渉への耐性は殆どない。
2部3章では呪いでもある超特殊な毒を受けてしまった事で、症状を緩和しても命そのものは少しづつ蝕まれていく状況に陥り、敵の計画通りの量を摂取していたら本当に危なかったと診断されている。

  • サーヴァント召喚使役能力
システムフェイトを介して、契約した多くのサーヴァントを使役することが出来る他、はぐれサーヴァントとも契約できる。ただし、現界に必要な魔力はカルデアの電力で賄うことで可能になっている。本契約しているサーヴァントはマシュのみであるが、令呪は他サーヴァントにも有効に作用する。
しかし、一個人がこれほどの数の英霊と縁を繋いだ事例には前例が無く、その経験故に「世界で一番サーヴァントを知っているマスター」とされている。

装備品

  • トランク型守護英霊召喚システム・フェイト

第二部序章において、ダ・ヴィンチとホームズが密かに開発していた「守護英霊召喚システム・フェイト」の小型版。トランクケースの形をしており、誰でも手軽に持ち運べるサイズになっている。
機能は「守護英霊召喚システム・フェイト」と完全に同等であり、サーヴァントの召喚・契約・維持や上記のようなサーヴァント召喚使役能力なども問題なく使用できる。さらに以前と違ってマシュの盾を使用している描写がなく、シールダーの協力無しでも機能する可能性がある。

ただし機能させるには莫大な電力が必要であり、内蔵バッテリーをフル充電している状態でサーヴァント一騎を召喚するのがやっと。それでも二騎目を召喚しないのであれば、上記の「サーヴァント召喚使役能力」を長期使用するだけの蓄電的余裕はある様子。
また、本機にはカルデアで契約したサーヴァント全ての霊基グラフデータが収められており、安定した電力供給を確保できるならば、今までのサーヴァント達を再臨させることが可能。

関連人物

マシュ・キリエライト / シールダー
主人公を“先輩”と呼び慕う少女。マシュにとっては、今まで出会った人々の中で「最も人間らしい人」「まったく脅威を感じず、敵対する理由がまったくない人」であり、口に出してハッキリと先輩呼びをした初めての相手。彼女と多くの特異点を巡り、絆を育む。

ロマニ・アーキマン
通称Dr.ロマン。カルデアの医師長でありマスターのケアを担当する青年。

レオナルド・ダ・ヴィンチ
なんでも屋でもあるサーヴァント。トラブルメーカーだが主人公たちを温かく見守る。

オルガマリー・アニムスフィア
カルデアの所長。第一印象が最悪で邪険にされたものの、次第に認められていく。

余談

アニメブックレットの奈須きのこのインタビューでは「藤丸をカルデアに勧誘したのは誰か」という質問に対してきのこ氏が恐らく即興で考えた「スカウトマン・ハリー・茜沢・アンダーソン(30)」というネタ設定が登場している。コミカライズ版では献血員に偽装したカルデア職員に拉致同然にカルデアに連れてこられた設定になっている。

プレイヤー主体の主人公として設定されたキャラクターであり、言動に関しては、メインストーリー、イベントストーリーともにシナリオ毎に複数のライターが担当しているため、奈須きのこによる監修が入っている。
プレイヤーの選択肢は設けられているが、一部のバトルの難易度やセリフや小エピソードの取得に関係する他は、選択よるストーリーの分岐がなく、他シリーズのようにバッドエンドや別エンドが存在しないため、闇や負の側面が比較的みえにくい仕様になっている。

上述の毒耐性に該当するスキルを持つ者としてはアーラシュがおり、主人公と同じく静謐が触っても毒の影響を受けていない。
一方、パートナーサーヴァントの元である英霊には、実は呪いにまつわる逸話はあっても毒にまつわる逸話がない。その為、力の出自に関しては未だファンによる議論がある。

狙ったものかは不明だが、苗字を変換すると藤丸⇨ふじまる⇨えふじーまる⇨FGOとなるという小ネタがある。

お祭り作品故か、FGO以前のFate主人公の多くと対面を果たしているものの、コラボイベントが行われたシリーズの主人公で『Fate/EXTRA』の岸波白野や『帝都聖杯奇譚』の琥珀さんとは対面していない。
前者は性別が両方存在する点や契約するサーヴァントによってストーリーが大きく分岐する点などの背景があったからだと思われるが。ただし、本編ではないものの、ドラマCD『The Blue Bird』でならザビ子と共演した事がある。

関連イラスト

FGO!!!
ぐだーずとマシュ


ふご②
READY?



関連項目

Fate/GrandOrder 主人公 一般人
男主人公ぐだ男) 女主人公ぐだ子) ぐだーず
Fate/GrandOrderの登場人物一覧 人理継続保障機関フィニス・カルデア 魔術礼装

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