【海外大学院進学】GREについて
海外大学院進学にあたりIELTsと合わせてGREというものの受験も必要になってくる場合があります。基本的にカナダやアメリカでは必須となっています。
この試験も受験してきたので紹介したいと思います。
前回の記事でIELTsについて書いているのでよろしければこちらもご覧ください。
1, GREについて
それでは早速GREがどういうものなのかを紹介したいと思います。
GREは大学院入学の際に使用する国際的な試験となります。
母国の大学院に進学する学生は受験する必要がない場合がほとんどのため、海外からくる学生のみ必要になるものです。
GREは簡単に言うと日本のセンター試験(大学院)簡易版といった感じでしょうか。
学校、学部によって足切りがあるので似たような感覚だと思います。
さすがにあそこまで形式ばったものではありませんが、、、
GREにはGeneralと他に様々な専門の教科が用意されています。
Generalは毎週受けることができますが、カナダですら化学の専門的な試験は3か月に1度の頻度でしか受験ができないので、もし進学予定の機関で受験が必要となる場合には早めに準備しておくことをおすすめします。
2, GREの試験構成について
大きく分けて3つです。
その中でももんだい
① Analytical Writing (ライティング)
② Verbal Reasoning (リーディング)
③ Quantitative Reasoning (数学)
となっています。
各セクション2タスクずつで6セクションとなっています。
順番としては
ライティング 2タスクのあと
リーディングと数学が交互に出題されます。
リーディングと数学の点数は130~170点の間で採点されます。そのため最高点は340点、最低点は260点となるようです。
ライティングは1-6点で採点されます。
合計6セクションなのですが、リーディングか数学のセクションが1セクション多く設けられており、これがフェイク問題です。
フェイク問題は受験者の平均を測るためのものだと言われています。一見どれがフェイクかは分からないので全て全力で解くようにしましょう。
僕の時は数学が一問多かったです。
さてそれでは各セクションの詳細を書いていきます。
2-1, Analytical Writing
このセクションでは大きく分けて二つのタスクがあります。
Issue essayとArgument essayです。
Issue essayでは例えば
問いで「何かを学ぶ際に独学は集団よりも劣る」というようなものが提示されます。
そして反例として
「集団で学ぶと効率が落ちる」などの意見が述べられています。
これに対して自分が賛成かどうか、具体的な理由、例などをつけて記述するというものです。
Argument essayは少し違ったものになります。
僕の受験した際には、ある産業が盛んな町に、その業界の最も有名な分店が進出する。というような話の流れです。
もっと具体的な話は与えられますが、この文章から実際に進出した際に今後どうなっていくのか自分の考えを述べるというような内容です。
勉強方法については後述しますが、とにかくGREのライティングはアカデミックライティングなので採点がとても厳しいことが知られています。
2-2, Verbal Reasoning
次にリーディングパートについてです。これに関しては本当に文章の読み方を勉強していくしかありません。
ただし、GREの場合本当に単語が難しく、対策していく必要があります。これに関しても勉強法は後述しますが本当に見たこともない単語ばかりです。
この単語、なんとネイティブに聞いても半分分かるか分からないかです。分かる人はもっとわかりますが、ネイティブでさえ知らない単語、初めて見てわかるわけがありません。文脈から推測しようにもそれすら難しいです。
残念ながら単語の勉強は必須です。
2-3, Quantitative Reasoning
数学パートです。これに関しては高校レベルの数学が理解できていれば全く問題ありません。二次関数とか、三平方の定理とかそんな感じです。あとは就活のウェブテストで出てくるような図の読み取り問題です。強いて言えばゆとり世代(僕もです)は平均偏差や分散などを習っていませんが、そこも出題されるのでそこだけ少し勉強しておく必要はあります。難しくはないのですぐに対策はできます。
しかしここまでいっておきながら僕は英語で数学を習ったことがありません。そしてどんなに簡単な問題であっても問題文が読めなければ解けないということが多いです。
ひとつだけ紹介しておくとProductという単語の意味が「積」でした。
知っている人はいるかもしれませんが僕は初めて聞きました。
なので数学は必要な単語を覚えることが対策になると思います。
3, GRE対策
さてここで僕がおすすめする参考書を紹介します。
単語帳とすべてのセクションの対策ができる参考書を紹介します。
ちなみに後者は各セクションでよく使われる単語もついているので数学パートはこの本一つで対策できるはずです。
GRE対策重要500単語
ネイティブに聞いても全く知らないような単語がずらりと並びますが、実際にGREに出題される単語が載っているのでこれは是非覚えて欲しいです。
Kindle版もあります。
単語帳はスマホで見れれば十分という方はぜひ。
GREの解法
かなり心強いです。GREいおいて各セクションで何を勉強しておけばいいのかを完璧に教えてくれます。正直これ一冊で充分だと思いますが、不安が残る人は特にwritingやreadingのみの参考書を探してください。
数学はこれだけで問題ないはずです。
kindle版は少し安いですがちょっと見づらいです。
これらは実際に使ってみて非常におすすめなので是非試してみてください。
4, まとめ
いかがでしょうか。
一般的に非常に難しいとされるGREですが、きちんと対策することでいい結果を取ることはできます。特に日本の数学レベルは非常に高いので自信を持ってください。
あとはいかにリーディングで失点を抑えるか、いかに整った文をライティングで書けるかだと思います。正直大学によりますがライティングを重視していない大学もあるのでそこは調べてみてください。
では本日はこれで。
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