【速報】屋久島町長の疑惑追及 小脇清保議員が辞職

屋久島ポスト 2019年12月28日
小脇議員)20191228
写真:議員を辞職した後、議場で最後のあいさつをする小脇清保議員=12月28日、屋久島町議会
 

 屋久島町長と同町議会議長が東京などへ公務で出張する際、町が購入した航空券を払い戻し、65歳以上が対象のシルバー割引で再購入して、差額を着服していた問題をめぐり、荒木耕治町長(69)らを追及していた小脇清保議員(78)が28日、議員を辞職した。荒木町長の虚偽答弁について説明を受けるため、同日開かれた町議会全員協議会の冒頭に辞表を提出。過去に一度、同様の方法で差額を得ていたとの報道を受けて、その責任を取る形で辞職した。
 シルバー割引を利用して差額を得たのは、小脇議員が議長を務めていた2011年。東京へ出張した際、羽田空港のカウンターで勧められ、シルバー割引の航空券に切り替えた。その後、差額を町に返金しようとしたが、当時の議会事務局長に「
一度出した費用は返金できない」と断られたため、差額をタクシー代などの議員活動に使ったという。着服という認識はなかったが、結果的に「そう取られても仕方がない」としている。