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【ドラニュース】

中日Jr.準決勝進出逃すもダイヤ原石の輝き「高校生レベルの雰囲気を持つ」久保山弥が好救援

2019年12月29日 7時0分

5回裏、打球に駆け寄る久保山

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 中日Jr.は5―6でDeNAJr.に逆転サヨナラ負けし1勝1敗となり、得失点差で準決勝進出を逃した。惜敗の中で2番手で救援した久保山弥(わたる)投手(大富クラブ、静岡県焼津市大富小6年)は3イニング1/3を被安打1、無失点に抑え、1回戦に続く2試合連続の好救援を演じて存在感を示した。

 中日Jr.は逆転サヨナラ2ランを浴びた。7回1死二塁で初回に先制本塁打を放っているDeNAの3番・小口を迎え、湊川誠隆監督(39)がマウンドに走って指示を与えた直後の初球を中越えに痛打された。

 「真ん中に入ってしまった。ぼくの失投です」と涙声の岩瀬。湊川監督は「歩かせるつもりだった。もっとはっきりと指示を出せばよかった。監督の責任です」と選手をかばった。

 悔しい敗戦だが、関係者の注目を集めたのが救援で好投した久保山。3点を奪われた後の2回2死二塁でマウンドへ。追加点のピンチを絶つと、3回以降は3イニングを1安打無失点に封じ、4回の大逆転を引き出した。

 1回戦のソフトバンクJr.でも5回途中から救援し、巧みなけん制で走者を刺すなど、逆転勝利につなげている。球速は100キロそこそこでも抜群の制球力が支え。酒井投手コーチは「もっと速い投手はいますが、マウンドさばきがいい。高校生レベルの雰囲気を持っている」と褒めた。

 2日間で7イニング以内という投球回数制限で降板した久保山は「ドラゴンズJr.に入って3カ月、ピンチの場面で投げてきた。ずっとチャレンジャーの気持ちでいた。これからもコントロールを磨いていきます」と志を高く掲げた。

 

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