さくらインターネットの投稿が一世を風靡したので、私も負けじと投稿します。私のは、DropboxのCSに関する報告です。さくらさんほどじゃないですし、無料のサービスではあるんですけど、こっちも酷いとは思います。これも消されるんでしょうか?
そもそも
元々の問い合わせは「SlackとDropbox Paper連携プラグインが上手く動作しない」ということでした。
それ自体は、日本からエスカレーションされた(本社の人と思われる)外人とやり取りして、すぐに解決したので何の問題もありません。酷かったのは、エスカレーションされるまでの「日本法人のCSの対応」です。
やり取り(1回目)
まず、最初に連絡したとき、不具合が発生するまでの手順をキャプチャ付きでDropbox Paperに書いてそのURLを連絡しました(以下、抜粋)。
すると、CSから返ってきた返事は下記のとおりでした。
問題の解決方法を調査する際の参考とさせていただきますので、この問題が発生するまでの様子を再現したスクリーンキャストをお送りください。
スクリーンキャストとは、この問題が発生するまでの一連の操作を録画した短い動画のことを指します。Windows:
スクリーンキャストを作成するには:
1. [スタート]ボタンをクリックして「psr」と入力し、[問題ステップ記録ツール]を開きます。
2. [Start Record(録画を開始)]をクリックし、問題が発生するまでの一連の操作を行って問題を再現します
3. 問題を再現できたら[Stop Record(録画を停止)]をクリックします
4. [名前を付けて保存]ダイアログ ボックスにファイルの名前を入力し、[保存]をクリックします(ファイルには .zip ファイル拡張子が付いて保存されます)。
不具合が発生するまでの手順を、Windowsの「問題ステップ記録ツール」で記録して送ってくれということです。「すでに連絡してあるDropbox Paperには、全手順のキャプチャとやったことを書いてあるのに面倒だな」と思いつつ、言われたとおりに記録して、生成されたzipファイルをメールに添付して送りました。
やり取り(2回目)
返ってきた返事は、こういうものでした。
恐れながら、zipファイルが破損しているためこちらで開くことができませんでした。
動画ファイルをDropboxにアップロードしていただき、共有リンクで共有していただくことも可能です。
「あれれ。自分宛てにCCで送ったメールに添付されているZIPファイルは、問題なく展開できるのにな。特定の宛先だけファイル破損なんてあるのかな」と、この時点で少々嫌な不安を感じつつ、指示されたとおり、zipを展開して中身にあった.mht形式のファイルをDropboxにアップロードしました。
やり取り(3回目)
返ってきた返事は、こういうものでした。
ご提示いただいたファイルは.mht形式のため、Dropboxのwebサイト上でプレビューすることができませんでした。
次のヘルプセンターにてプレビュー可能なファイル形式をご確認いただけますので、こちらの形式でお送りいただけますでしょうか。
https://www.dropbox.com/help/files-folders/file-types-that-preview
「ん? Dropbox上にはそういう制限があるのか。なんか言ってることよくわからないな」とイライラしつつも、今度は、zipを展開して中身にあった.mht形式のファイルをメールに添付して送りました。
やり取り(4回目)
返ってきた返事は、こういうものでした。
繰り返しとなり大変恐縮ですが、ご提示いただいた形式のファイルを閲覧することができません。
次のヘルプセンターにてプレビュー可能なファイル形式をご確認いただけますので、こちらの形式でお送りいただくようお願い申し上げます。
https://www.dropbox.com/help/files-folders/file-types-that-preview
これでわかりました。このCSの人たちが使っているのは、Macなんでしょう。Macは.mht形式のHTMLファイルは扱えないみたいですから。
ここで、私の中で何かが弾けました。
つーかさ
ステップ記録ツールで記録して送ってくれって言ったの、DropboxのCS側だよね? ステップ記録ツールが出力するファイルがzip圧縮された.mht形式のHTMLファイルって知らないで、ユーザーに指示してんの?
頭に来た私は、下記のようなメールを送りました。
逆にお聞きしたいのですが、問題ステップ記録ツールでmht形式以外の
ファイル出力はできるのでしょうか?
mht形式のファイル閲覧ができないのに、問題ステップ記録ツールで
の記録を依頼されたのはなぜでしょうか?
返ってきた返事は、こういうものでした。
お問い合わせいただいた問題については、Dropbox でこの種の問題を専門にしている担当チームが現在調査中です。 詳細な調査が完了次第ご連絡いたしますので、今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
他にも問題解決に役立つと思われる情報などがございましたら、このメールに返信してお知らせくださいますようお願いいたします(同じメールのスレッドに関連する情報をすべて集めておくと、問題解決がスムーズになります)。
問題ステップ記録ツールに関する私からの質問は、ガン無視です。そして、再度私が問い合わせたところ、返ってきた返事は、こういうものでした。
先日いただいたお問い合わせ(#8968205)を確認したところ、専門チームの調査中の案件であることが確認出来ました。
専門チームによる調査が完了し次第、改めて当該の件についてご連絡させていただきますので、今しばらくお待ちください
要するに、「エスカレしたからこの問題はもう私の手を離れましたよ」と言わんばかりです。前述したとおり、問題そのものはエスカレによって、別の外人のCSにより解決しました。しかし、無駄な(と思われる)作業を何度もさせられた私は納得できません。
私が今回のやり取りで疑惑を持った次のような質問を書いて、再度CSにメールしました。
- ZIPファイルは本当に壊れていたのか? 壊れていたというならエラーメッセージを見せてください
- Dropobx Paperに私が書いた報告より問題ステップ記録ツールでないと知り えない情報、またそれが今回のどういう問題の解決に関係あるのか具体的に 示してください
- 問題ステップ記録ツールにmht以外のファイル形式で保存することは可能な のか? 可能というならその方法を示してください
- 問題ステップ記録ツールがmht以外のファイル形式で保存できないなら、 それを閲覧できない環境で一体何の情報を得るつもりだったのでしょうか?
そのあと、ようやく形ばかりの謝罪のような内容が書かれた返事が返ってきました。
まず、お手数をおかけしたこと、また、ご案内にて発生したご不便について深くお詫び申し上げます。
お問い合わせについては、現象の確認と調査を行うチームに転送完了いたしておりますので、調査終了まで今しばらくお待ちください。
私の質問の回答にはなっていないと思います。自分たちの対応に不備があったことを認めていますが、問題ステップ記録ツールについての無知については認めているようで認めていないように読めます。
けっきょく
回答になっていないと思った私は、同様の質問をその後も送り続けていますが、以降は無視されたままとなっています。問題ステップ記録ツールの使用を指示したことについて、不備なのか正当なのかについても何の見解も示していません。
何がいいたいか
私はDropboxの有料ユーザーではありません。ですから、そのサービスに対して、Dropbox社が私に責任を負う必要がないのは明白です。
しかし、先方の指示によって私が作業した労力に対しては、責任を負う必要はあるんじゃないでしょうか? 問い合わせた問題そのものは解決したんだから、そのやり取りの中での不手際はもういいだろ、という態度には納得いきません。