Appleがデフォルトブラウザである「Safari」をMicrosoft Edgeと同じChromiumベースに移行するという噂が流れ、WebKitチームがこれを否定。

　Appleがデフォルトブラウザである「Safari」をMicrosoft Edgeと同じChromiumベースに移行するという噂が流れ、WebKitチームがこれを否定しています。詳細は以下から。

　Microsoftは昨年(2018)12月、Windowsのデフォルトブラウザである「Microsoft Edge」のベースにChromiumオープンソース・プロジェクトを採用し、macOSなどのクロスプラットフォームに対応させると発表。来年(2020)年01月15日の正式リリースを目指していますが、

Chrome Unboxedによると、ロシアのiphones.ruというブログが、「AppleがデフォルトブラウザであるSafariをWebKitベースからEdgeと同じChromiumベースに移行する」という記事を公開し、その記事が欧米のメディアに飛び火して、WebKitチームがこれは完全なフェイクニュースであると否定する自体になっています。

A day after Christmas, a reader delivered a tasty little present to our collective inbox and the implications are pretty big. If the screenshots in this email/article are to be believed, it looks like Apple may be transitioning the Safari web browser over to Chromium in a move similar to what Microsoft has done recently with Edge. It is shocking, honestly, to consider Apple bending this way, but it makes a lot of sense in the long run.

Move over Edge： Safari looks to be jumping on the Chromium bandwagon, too – Chrome Unboxed

Chromiumベースの偽Safari

　なぜこの様なニュースが公開されたのかは定かではありませんが、問題の記事には「我々(Apple)の開発者は、M80(Chrome v80)でAppleがSafariに導入しているITP 2.4 APIを有効にする必要があると考えています」という、Appleの開発者が登録したCrbugバグトラッカーのスクリーンショットと、それに添付されていたChromiumベースのSafari for Windowsのスクリーンショットが騒ぎのきっかけになったようで、

この記事が公開されたことに加え、StackOverflowの共同設立者のJeff AtwoodさんやiMoreのRene Ritchieさんが取り上げたことで広がったようですが、噂に関しては特に否定も肯定もしないAppleのWebKitチームが、この記事に添付されているスクリーンショット内のAppleドメインのメールアドレスはAppleおよびWebKitチームに存在せず、ChromiumにはITPコードはないとはっきりと否定しているので、ChromiumベースのSafariやSafari for Windowsが近く公開されるというのは完全なフェイクニュースだそうです。

• Move over Edge： Safari looks to be jumping on the Chromium bandwagon, too – Chrome Unboxed