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【ドラニュース】

中日Jr.がソフトバンクJr.を破り初戦突破 初ドームに緊張の小鎗がV3ラン

2019年12月27日 21時17分

6回表無死一、二塁、小鎗が決勝の中越え3ランを放ちガッツポーズ=札幌ドームで

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◇プロ野球12球団ジュニアトーナメント(学童チームによる軟式野球大会)▽第15回▽第1日▽27日▽札幌ドーム▽1回戦

 2年ぶり4度目の優勝を目指す中日Jr.が6ー1でソフトバンクJr.を破り、初戦を突破した。1ー1の6回無死一、二塁で指名打者の小鎗稜也内野手(金竜クラブ、岐阜県関市金竜小6年)が勝ち越し3ラン。なおも、続く1死二塁では野上士輝捕手(春日井オルティーズ、愛知県春日井市松原小6年)の2ランで突き放した。28日はDeNAJr.と対戦する。

 中日Jr.が本塁打の競演で快勝した。まずは、1―1の6回無死一、二塁で5番の小鎗が中越えに勝ち越し3ラン。2ボール後の3球目、打った瞬間に柵越えと分かる一打だった。「前の2人がつないでくれた。積極的に行こう」と第1ストライクを狙い打った。

 中日Jr.は4回まで無安打。小鎗は「またノーヒットかな」と、14日の阪神Jr.との練習試合で喫した無安打無得点試合の悪夢が頭をよぎったそうだ。

 この日は早朝に開会式が行われたため、選手は用意された朝食の弁当をバスの中で食べた。唐揚げ、おにぎり、タマゴ、バナナなどの豪華版だったが、選手の中で小鎗だけ手をつけなかった。「ドームは初めて。プロ野球をやっているところだと思うと緊張して食べられなくなりました」

 そんな弱気の虫を振り払ったきっかけは、実家が経営する会社の社員が毎日、3時間も小鎗の打撃練習を手伝ってくれたこと。「感謝の気持ちをプレーで伝えたかった」と、やる気スイッチをONにした。

 ダメ押し2ランの野上は本塁打の直前に左翼へ大ファウルを放ち、打ち直しで中越えに放り込んだ。「最初で入ったかなと思ったけど、絶対に打ったろうと気合が入っていた」。湊川誠隆監督(39)は「思い描いていた試合展開でした。みんなが笑って帰れる」と教え子をたたえた。

 

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