サンアントニオで
抗HER2キメラ抗体margetuximabも
データカットオフ9月の
臨床試験結果が発表されたようです。
■第3相試験SOPHIAの結果
▼試験内容
・パージェタを含む2つ以上の
抗HER2治療歴
(ハーセプチン100%、パージェタ100%、
カドサイラ約90%)
・536人
・医師選択抗がん剤
(ハラヴェン、ゼローダ、ジェムザール、
ナベルビンのいずれか)
+
対象群:margetuximab
比較群:ハーセプチン
▼試験結果 カットオフ:2019年9月
・奏効率
25.2%(95%:20.1-30.9)
vs 13.7%(95%:9.8-18.4)
(p=0.0006)
・臨床的有用率
48.1%(95%:42.0-54.3)
vs 35.6%(95%:29.9-41.6)
(p=0.0025)
・PFS中央値 5.7カ月 vs 4.4カ月
(HR 0.71、95%:0.58-0.86)
・OS中央値 21.6カ月 vs 19.8カ月
(HR 0.89、95%:0.69-1.13)
▼作用の仕方
IgGの受容体であるFcγRのうち、
活性型のFcγRIIIa(CD16A)への結合を
増加させ、
抑制型のFcγRIIb(CD32B)への結合を
減少させることで、
抗体依存性細胞傷害活性(ADCC活性)
を高める。
※渡辺亨先生のブログ記事に
分かりやすい解説あり。
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2019年
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