Fラン高校生なりの英語学習のやり方
英単語は楽しい。語源をもとに学ぶという行為は広がり果てしなき営みである。実際に私のよくやる単語学習をやってみる。
blogという文字が読者の視線の上にはあるだろう。由来はweblog。webとは正式にはWorld Wide Web、webそのものの意味としては中核的な意味は「網状、複雑な者」、例えば織物、蜘蛛の巣、織布、わな、陰謀、複雑な情勢、放送網、といった意味がある。logとは丸太、航海日誌、旅行日記、実権や業務の記録という意味がある。また、形の似ている重要語源としてlogosがある。論理、学問、言葉といった意味合いを持ち、使われている単語としてはlogic, eulogy, tautology, geology, biology, neurology, prologue, monologue, epilogue, homologousなど数多ある。
また、同じギリシャ語からの派生でloqui, loqu, legをとることがある。eloquent, loquacious, dialectなどである。調べるとグリムの法則ではc,gは置き換わりうるようなのでまあそういうこともあるのだろう。
さて、eulogyだが、eu-はeuphonium, euphoria,euphenismという単語がある。このphen, phonはギリシャ語で「音」という意味を持つ。xylophone, prophecy, saxophone, symphony, phonology(logosとつながってますね)と色々ある。やはり楽器や音楽用語に多く、また電話phoneももちろん同様である。楽器では、piano, violin等がメジャーでありおそらく認知度、奏者ともに日本最多レベルの楽器だろう。pianoはもともとpianoforte、つまり「弱い強い」という音の強弱を意味する言葉であり、英国ではいまだにこの呼ばれ方をする場合もあるそうだ。音楽の用語だとvivace, presto, andante, adagioなどある。forteは音楽では「フォルテ」強さを意味する記号だが、英語では長所、剣の腰という意味だ。この場合は語源がフランス語のforte「得意なこと」から来るらしく、イタリア語の強いという意味のforteと同じかどうかはよくわからない。
vivaceは英語ではvivaciousという形容詞として現れる。陽気な、とかそういう意味で主に女性に用いられる。prestoはめちゃ速く、という速度記号だが英語でもそのまま形容詞として、あるいは会話で相手をせかすときに使われるようだ。語源としてはghes-とつながり、どうもsurgeryやsurgeon,pressとつながるようだ。
surgeryは外科,surgeonは外科医。内科医はphysician。皮膚科医はdermatologist,眼科医はoculistやopthalmologist, 整形外科医はorthopedist, 小児科医はpediatrician,婦人科医はgynecologist。色々ある。
surgeonについて、関係はないが似た単語として基本単語のsurgeは押さえたい。他にも似たスペルの単語にはurge, splurgeがある。sergeは衣料用語であり簿得る必要はない。また、sergeantは発音要注意単語として非常に有名。軍隊系はlieutenant, colonel等発音注意単語が多いので、注意して使おう。
physicianとの区別が重要なのは、これはあまりにも初歩的だが、physicistと間違えてはいけない。philosophyとは3文字目のy,iの区別が重要。phil-で「愛」「好きであること」というのを覚えておくと区別に役立つ。例えばpedophilia, hemophilia, necrophilia, philanthlopyなど。逆はphobiaで、有名なのはxenophobia(発音注意)。ちなみにxで終わる単語はかなり珍しく、前述のxylophoneも一例。他にはギリシャ語で「悪妻」を意味するxanthippeなど。
dermatologistは語源的にはdermato-で「皮膚の」ということであるがギリシャ語由来ということもあり基本的に医学用語に多くあまり見かけない。
opthalmologist, oculistについてだが、okで「見ること」を表し、opticなど。optometristは目の検査士で、薬の処方や手術ができない点で眼科医と異なる。oculistはopthalmologist,optometristどちらも表しうるので注意。
orthopedistについては、ortho-「正~,直~」ex.orthodox, orthogonal。orthodoxといえばキリスト教系の~正教会というのはorthodoxの訳である。また、pedは「足」を意味する。podium, pedestrian, pedigree, pedalなど。peddleが関係あるかどうかはわからないが似てるので覚えるといい。知ってる人いたら教えて。
gynecologistだが, gyneで女を表すというのはしばしばみられる。mysogyny, polygyne. monogyne等。男を表すのはandroで、misandry, androphobia等。
また、よく使われるのはmale, femaleである。masculine. feminineあたりは押さえたい。女性の社会進出はwomen's participation in paid workなどと訳すのがよい。また、女性の地位向上はfemale enpowermentなどとするのがよい。
participateと似たものとしてanticipate, emancipateがある。emancipateはmanumitと同意義。また、precipitousという一見似た単語もあるが全く無関係。こちらは変化の程度を表す際にprecipitousという形容詞が頻繁に使われるのでマークしておこう。ちなみに崖とも相性がよく、precipitous cliffというわけだ。
他に変化の程度を表すのはsteep,gradual, increasing, alarming(rateとくっつきやすい)など。at an alarming rateとかはそのまま覚えてもいい熟語である。
また、熟語ではat any rateはおさえたい。似たものとしてat any costがある。Anything/anyone/any~ will do.というdoの使い方があることも注意。
anyときたらsomeだろう。There is something in~ で「~にも一理ある」というイディオムを最近知ったので書いておく。~には意見や主張が来る。また、somethingは口語ではすごいこと、いいことという意味合いで使われることも多いようだ。熟語ではsomething of a~で「ちょっとした~」ex. something of a necessity
necessaryと似た意味合いでは「重要である」というものがあり、この意味の単語は重要なものが多い。needed, requisite, all-important, of the utmost importance, of great consequence, of the essense, critical, life and death, earth-shattering, world-shaking,consequential, significant, pre-eminent, high-priority, urgent 、などなど。
また、「喫緊の、緊急の(課題=issue)」pressing, burning, compelling, imperative, ,acuteといった形容詞が使われる。imperativeは用法として~ is a political/economical/environmental imperative.というものもあるので注意。
とりあえず疲れたのでいったん終わり。気が向いたら書きます。