初めの紹介は、当方で製作している本来の物理濾過に求められている機能を充分に発揮することを目的としたオリジナルのウールボックスです。
寸法的なものや内部スノコの形状など、生物濾過槽へ不純物の流出を防ぎ確実に濾し取ることに徹底した構造となっています。
この物理濾過に使用するウールマットは、60cm上部フィルター用のウールマットを使用します。
先ず、ウールマットを奥行方向へ並列に敷き込み、次はその上に間口方向へ重ねて並列に敷き込みます。
更に奥行方向へ並列に重ね、ウールマットを三重に敷き込みます。
このウールボックスは、60cm上部フィルター用のウールマットを三重に隙間なく敷き込む前提でサイズを決めていますので、隙間が生じることなくピッタリと敷き込むことができます。
また、ウールマットが目詰まりしにくいようにスノコの形状にも配慮が施されています。目詰まりによってオーバーフローしてしまうウールボックスは、元々スノコの形状が不適切(浸透穴の径が小さいパンチングボードであることが多い)であるか、ウールボックスの大きさと排水量のバランスが間違っている為に生じてしまうものです。
この物理濾過形状は未発症無投薬飼育をおこなう上で重要なポイントになっています。