此の度、静岡コバルトクラブのコバルトさんよりご要請を頂き、採集家の皆様が採取の心得を遵守頂きたく、敢えてコバルトさんからの文書をそのまま掲載させて頂きました。

コバルトさんからのコメント
「それから今回もあの貴重な串本の枝珊瑚を壊して採集している方を見つけました。注意しましたが、反省はないようです。かつて僕が教えた場所が、間接的にネットに流れてしまい、その場所は珊瑚が絶滅してしまいました。もう魚もいなくなりました。南紀の珊瑚はラムサール条約で保護されています。出来れば、HPで全国の愛好家に呼びかけていただけると有り難いです。」

採集地の環境維持・保全については、採集家にとって最低限のルールです。
もし、自分だけ良ければ良いと思われている採集家がいらっしゃいましたら、是非採集についての考え方を改めて頂きたいと思います。
また、数多く採集しやすいナミ・トゲ・フウライなど一度に多くの魚を持ち帰り、同一水槽内に同一種を複数飼育されている場面を見掛けますが、同一種の複数飼育は時間の経過と共に個体毎の優劣ができ、弱い個体はイジメによるストレスによって必ず落ちてしまいます。
採取したチョウも一匹づつ大切な命が宿られています。採取して持ち帰った以上は、飼育者の一人一人が正しい飼育の知識を学び、責任ある飼育をおこなって頂きたいと思います。
採集魚の飼育については、当サイト「飼育雑記>採集魚を上手に飼う為には」 
http://www.h6.dion.ne.jp/~umiumi/shiiku/saisyugyo-shiiku.html
にも記しておりますので、ご参考にして頂けたら幸いです。