海水魚採集の注意点

この数日で採集についてのお問合せが複数ありましたので、楽しい採集にする為の注意事項を記します。

これからの季節は外房全域の磯や漁港で沢山のチョウを見ることができるようになります。
先ず採取場所についてですが、漁港内でもチョウの居ない場所や着き易いポイント、採り易い採り難い、また潮の流れによっても様々なのですが、皆さん何度も通って苦労しながらご自身のポイントを開拓されていらっしゃいます。
次に磯採集についてですが、房総では大潮の干潮時であれば膝下程度の水深１０～２０ｃｍの潮溜まりでも充分にチョウは採れます。
但し、潮溜まりでもチョウのいる場所、居ない場所がありますので頑張ってチョウの居るポイントを探してみて下さい。
採集は楽しい遊びですが、当サイトにも記しています様に持ち帰った後の飼育設備が不充分ですと、折角採取したチョウを長生きさせることができなくなってしまいます。
チョウは餌付け作業から始まりますが、隔離ケースでの餌付け、外掛け式や外部フィルターでの濾過の使用で管理が行き届かないと確実な餌付けと飼育は難しいものになってしまいます。
採取についての注意事項、採取魚の飼育方法など当サイトにも詳しく記していますので、ご参照頂けたら幸いです。
こちらで飼育を学ばれ、設備を確保された方々の殆どは、飼育が難しいと言われている豆チョウであっても僅かな短期間のご経験で立派に成魚になるまで飼育されていらっしゃいます。

http://www.h6.dion.ne.jp/~umiumi/shiiku/saisyugyo-shiiku.html

上記飼育設備の確保を先送りされて、毎年多くものチョウを採取している方々もいらっしゃいますが、そのような不充分な設備では結局チョウを短命にさせてしまい、チョウ飼育を断念された方も少なくありません。
設置時におけるコストは掛かってしまいますが、ＯＦでの餌付け水槽を確保されるなど、飼育設備を確立すれば魚の為にもなりますし、遠回りすることなく短期間で確実な飼育結果を残すことができるようになりますので、ご自身の為にもなります。
皆さんが楽しい採取になりますように心からお祈り致します。