白点病の発症について水槽内に白点虫が混入していることを発症の原因として、白点虫の根絶を念頭に置かれているお話も聞きますが、そんな方々は是非参考にしてみて下さい!
メイン水槽で飼育している画像のオニハタですが10日前は、白点だらけの状態でした。(写真に残しておけば良かったんですが。。。^^)
但し、この際、他のチョウたちは一切発症していません。
この状況は我が家では偶に起こるのですが、水槽内のパワーバランスが崩れた際、弱者に降格した者がストレスを受け体調を崩して発症します。今回はデカハタタテがオニハタを執拗に威嚇する様になったことが原因であり、オニハタは相当にストレスを受けて発症したものです。発症原因が白点虫の存在であるならば、他のチョウも発症することは言うまでもありません。
当サイト内でも記していますが、水槽内では白点虫は常時潜伏しており、体調を崩した魚にだけ発症します。
今回発症したオニハタの回復対策(私は治療とは思いません)ですが、餌取りも低下した為、いつもの通り、本体水槽から一時育成水槽に隔離し、白点だらけだったオニハタは5日程度で完治しました。
この間はメイン水槽・育成槽も当然に未投薬で、白点だらけのオニハタを移した育成槽にいる他のチョウ達も一切発症していません。この育成槽内では他魚からのストレスを受けないので直ぐに体調が回復し、白点虫は体表から離脱します。
このオニハタのその後ですが、一昨日に水替えを行った際に全ての魚を別水槽に集約、パワーバランスリセット後本体水槽に戻し、画像は本日現在の状況です。
上記で述べた通り、水槽内の他魚は発症せず、特定した者だけが発症した場合は、他魚からの威嚇などによるストレスによって体力が低下したものであり、また、水槽内の全ての魚が発症する場合は、濾過機能に支障があるものです。
従いまして、水槽内に白点虫が無数に潜伏していても、他魚からのストレスや濾過機能が不適切でない限り、体調を崩すことはありませんので、発症はしないワケなのです。