宮迫“ギャラ飲み”報道で再紛糾 吉本興業「事実なら契約解消撤回について再度検討」

2019年07月26日 16時48分

“ギャラ飲み”を否定した宮迫だが…

 吉本興業は26日、「雨上がり決死隊」宮迫博之(49)が反社会勢力と“ギャラ飲み”をしていたと報道された件で、「報道が事実であれば契約解消の撤回について再度検討せざるをえない」と公式サイトで報告した。

 19日発売の「フライデー」は、宮迫が金塊強奪事件の主犯格・野口和樹被告らがいるグループと、大阪のクラブで酒席をともにし“ギャラ飲み”したと報じた。しかし宮迫は、20日の会見で「トイレから出てきたところで声をかけられ、写真撮影に応じただけ」と強調。「店主の方が様子を見ていて、証言者になってくれる」と自信満々に答えた。ところが26日発売の「フライデー」は野口被告を直撃取材し、宮迫の説明を真っ向から否定した。懲役9年の実刑判決を受け、現在は控訴中で福岡拘置所に身柄拘束されている同被告は、宮迫との関係について「お答えできません」と意味深な回答拒否。宮迫の「声をかけられ撮影に応じただけ」という説明に対しては、「無理やり連れてきていない」「写真だけでなく、一緒に乾杯してシャンパンを飲んだ記憶がある」と同誌に明言している。

 吉本は「この度は多くのメディア様からお問い合わせを頂戴している件について、ご報告させて頂きます」としてギャラ飲みに言及。「宮迫氏は7月20日に国民の皆様の前で行われた田村亮との記者会見の場において、金銭受領の否定を強く主張されており、弊社のヒアリングに対しても『絶対に受け取っていない。2,000%受け取ってない。』とも主張されております」と宮迫が強く否定したと伝えた。ただ、金銭授受について宮迫が虚偽の説明をしたこともあり「しかしながら、複数のメディアにおいて『宮迫氏は金銭を受け取っていた』とする報道がなされ、弊社が行った『反社会的勢力主催パーティ参加の真偽確認』の際にも、宮迫氏より虚偽報告を受けていることから、弊社としてもどちらを信じていいのか、困惑しております」と続けた。

 そして「弊社としましては、宮迫氏の主張を疑うことなく信じておりますが、万一にも、一部報道が事実であれば、先日、会見の場で発表させて頂いたマネジメント契約解消の撤回についても、再度検討せざるを得ない状況です」と宮迫の主張がウソだった場合には、岡本昭彦社長(52)が22日の会見で発表した「宮迫への処分撤回」を再検討せざるを得ないとしている。

 宮迫とフライデーの“食い違い”に困惑する吉本は「我々としては宮迫氏の主張を信じ、同じテーブルについて頂けるよう、引き続き打診を続けていきたいと考えております」と締めくくった。

 吉本騒動は26日も各ワイドショーが多くの時間を割いて報じている。吉本は宮迫側の弁護人と連絡を取ろうとしているが、返事はないという。