JR東日本はウエアラブル端末を活用した乗務員向けの睡眠改善システムを導入したと発表した。現時点で17カ所で先行導入しており、全乗務員区所84カ所への導入拡大を目指す。リストバンド型のウエアラブル端末を装着して睡眠を取り、スマートフォンアプリで睡眠の記録を可視化して睡眠のアドバイスを提供する。乗務員の睡眠改善をめざす。
睡眠改善システムは子会社のJR東日本メカトロニクス(東京・渋谷)とNTTドコモ、ドコモ・ヘルスケア(東京・渋谷)が共同で企画・開発した。8週間のプログラムの期間、リストバンド型のウエアラブル端末を装着して生活し、睡眠時間や睡眠の状態のデータを自動で計測する。
ウエアラブル端末はドコモ・ヘルスケアの「ムーヴバンド3」を活用する。休日や勤務日、眠気などをスマートフォンアプリ上で記録し、睡眠の傾向を分析する。睡眠改善プログラムは2月に先行導入を開始し、現時点ですでに約80人がプログラムを完了したという。
JR東日本メカトロニクスはNTTドコモ、ドコモ・ヘルスケアと引き続き連携し、睡眠改善システムを他の鉄道事業者などにも展開する考えだ。
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