ホワイトソックスは25日、主に指名打者として起用されているエドウィン・エンカーナシオン内野手(36)=ヤンキースからFA=と1200万ドル(約13億1000万円)の1年契約で合意した。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によれば、2021年は球団の選択権も設定された。
現役3位となる通算414本塁打の大砲は今季、マリナーズとヤンキースで計109試合に出場し打率2割4分4厘、34本塁打、86打点。8年連続30本塁打をマークした。
今オフのホワイトソックスは打線だけでも他にメジャー屈指の扇の要、ヤスマニ・グランダル捕手(31)と、ノマー・マザラ外野手(24)を獲得。主砲・アブレイユの慰留にも成功した。投手陣も、ブルワーズからFAとなった通算130勝左腕のジオ・ゴンザレス投手(34)と20日に契約。着々と戦力を整えている。
今季は72勝89敗で7年連続Bクラスのア・リーグ中地区3位。ポストシーズンからも11年間遠ざかっているが、井口資仁(現ロッテ監督)を擁して05年に88年ぶりのワールドシリーズ優勝を果たして以来の“ビッグ・イヤー”を、来季は本気で狙っている。