名古屋市営地下鉄の駅名変更を検討する有識者懇談会は26日、会合を市役所で開き、観光名所の名古屋城や熱田神宮の最寄り駅など、4カ所を変更の最終候補に決めた。市は2020年5月に開く次回会合で新名称案を提示し、住民の意見を聴いた上で21年1月までに結論を出す予定。
名古屋城は「市役所駅」、熱田神宮は「伝馬町駅」が現在の最寄り駅。23年1月に移転が決まっている中村区役所近くの「中村区役所駅」、移転先近くの「本陣駅」が検討の対象になった。
懇談会では「観光客にも分かりやすい『熱田神宮駅』の方が良い」「駅名が定着している地域では変更に抵抗があるのでは」などの意見が出た。
市は観光名所の最寄り駅であることが分かりにくいとして、8月に懇談会の初会合を開き、6カ所を提示。このうち2カ所について、懇談会は26日、地元に定着しているなどとして、変更の必要はないと判断した。〔共同〕
初割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が最長2月末まで無料!