内閣府が26日公表した国民経済計算年次推計によると、2018年の日本の名目国内総生産(GDP)はドル換算で前年比1.8%増の4兆9564億ドルだった。規模は米中に次ぐ3位のままだが、世界全体に占めるシェアは5.7%と前年に比べて0.3ポイント下がり、過去最低になった。
日本のドル換算の名目GDPは長く米国に次いで世界2位だったが、10年に中国に逆転された。人口減少や成長力の低下を反映し、1990年代半ばに2割弱あった世界に占める比率も05年には10%に低下。その後も下落傾向が続く。
国や地域の生産性の高さの目安となる1人当たり名目GDPは2.0%増の3万9182ドルで、経済協力開発機構(OECD)加盟36カ国中20位。順位は前年と同じだった。10年代初頭はOECDに加盟する先進国のなかで10位台前半だったのが、近年は18~20位で推移している。
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