皆さんこんにちは!服部です!
週末の予定はお決まりですか??
まだ決まっていない、だけどニットに触れたいな~
なんて方にぴったりのイベントがあります!!
そうです。夏市です!弊社の糸や製品を特別価格で販売いたします!
私も、参加いたします!入社して初めての夏市なので、たのしみです!
ぜひ皆様遊びに来てください!
詳しくは、こちらのブログをご覧ください!
さて今回は編み機について書きたいと思います!
家庭機・手横・自動機の3つの編み機を紹介します!
編み機とは
「編み機」と一言で言っても、とってもいろんな種類があります。
丸編み、横編み、経編み…ニットは本当に奥深いです。
(経編みは、1本の糸から編まれる訳では無いのですこーし特殊なジャンルなのかもしれないですね。)
今日は皆さんおなじみの 天竺のセーター
を編むことができる 横編み の編み機を紹介します!
横編みとは、キャリッジ(糸を針に供給するための装置)
を左右に動かすことによって編地を編む方法です。
…言葉だけで説明するととっても難しく聞こえますので、
写真も交えて編み機のことを知っていただこうと思います!
家庭機(家庭用手編み機)
家庭機(家庭用手編み機)はもともと工業用ではないのですが、
独創的でオリジナリティの高い編地を編むことができます。
また、家庭用というとこもあり、机に取り付けておけば、気軽に編むことができます。
見た目はこんな感じです!
下の画像が家庭機のキャリッジです。手で持って左右に動かして使います。
真ん中の丸いダイヤルを回して、度目の調整をします。
キャリッジを動かすは以外と体力を使う作業です!
弊社の展示会では近年家庭機の体験コーナーを設けていますので、
体験してみたい方は是非おこしになってくださいね!
針目はこんな感じ。
1方向にしかついていないので、柄の制限はあるものの、
基本的な天竺やリブ、タックやレース(透かしがら)、引き換えしや成型までできてしまいます!
手横
続いては 手横 です。写真はこちら!
現在、後程紹介する 自動機(コンピュータ制御編機)
がニット生産(工業用)の主力となっていますが、
海外生産ではまだまだ現役でこの手横が使われています。
家庭機にくらべ、針の並びが(ベット)が逆V字状についています。
これにより、編める編地の幅が広がります。
例えば、市場で見かける機会の多いミラノリブなんかは、
家庭機では編めませんが、手横では編めます!
先日、飯島のブログでも紹介した成型編み。もちろん手横でも編めます!
工業用の機械ときくとすべて自動!と思いがちですが、
手横は、目の増減や柄、配色などすべて手作業で行われています。
プロの方が編むと、とんでもないスピードで、感動してしまいます…!
弊社のFacebookにて、井部がその感動動画をアップしておりますので、併せてごらんください!
自動機(コンピュータ制御編機)
最後に紹介するのが、自動機(コンピュータ制御編機) です!
国内外問わず大活躍の編み機です。SHIMASEIKI(島精機製作所)と ストール社が有名ですね。
日本の企業で作られた編機が世界中で活躍しているのは、
すごく誇らしいことだな~といつも思います。
無縫製ニットのホールガーメントは、島精機さんが開発された技術で、
ホールガーメント用の編み機もあります。
さてこの自動機ですが、こんな見た目をしています。
自動機のキャリッジはこんな形です。糸の通ったキャリアがたくさん並んでいるのがみえますか?
針部分の見た目は手横と似ています。
ですが、編まれる時、人が手作業で何かすることはありません。
内蔵されたコントローラーにプログラミングデータを取り込み、
操作パネル(一番下の写真です)で、度目や速度など微調整を加え、機械が編む!という流れです。
自動機は編むスピードが速いので、糸のテンションもきちんと調節する必要があります!
(余談ですが、私が使ったことのある編み機の操作パネルは、ボタン操作でしたが、
最新の編み機は、タッチパネルになっているそうです!!是非触ってみたいです!)
このデータのプログラミングや、編みの微調整の技術はまさに職人技で、
ニッターさんの経験やセンス、知識があって初めて編んでいただけるんです!
ニッターさんに足を向けて寝られません!
(学生の頃、自動機でダブルジャカードを編んだのですが、糸切ればかり起こしてしまい、
ずーっと見張りながら、願いながら編んだ記憶があります。やっと編めたのも、
先生が編みの微調整をしてくれたからなんです!)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
編み機ってこんな見た目をしているんだな~と、
皆さんの新しい発見になっていたら嬉しいです!
それではまた次回!暑さに負けず、頑張りましょう!!