今回は、定番のスコッチ、シーバスリーガル12年を改めて飲んでみます。
1850年頃からは、ウイスキーの原酒を調達して自社でブレンドして販売する事業を開始、1909年に入ると、アメリカ向けの輸出商品としてシーバスリーガルを作り上げました。
第二次世界大戦後は、12年ものを主体とした販売体制となり、1950年にはキーモルトとしていたストラスアイラ蒸溜所を買収するに至りました。
現在、シーバスブラザーズ社はペルノ・リカールに買収され、傘下にあります。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはリンゴが強く感じられます。
口に含むと、アルコールの刺激はそこそこ来ますが、すぐさまリンゴ、カラメル、レーズンと甘い香りが一気に広がります。奥からはカカオの渋い香りが追いかけてきます。
味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、 程よく酸味が来る後に、甘さが強く訪れます。
ロックでは、ライムの渋みを伴った香りが支配します。その後はシナモン、石けんが続き、林檎やレーズンは奥に潜みます。
味わいは、苦味がとても強くなり、ストレートで感じられた甘さや酸味は一気に消し飛びます。
ハイボールにすると、再びリンゴの香りが顔を出し、蜜のような甘い香りが広がります。
味わいは、甘みが支配するようになり、とても飲みやすくなります。
ストラスアイラのモルトが引き出す熟成されたリンゴの香りと甘みが主体となっていて、ウイスキーになじみの薄い初心者にも向いています。
ただ、ロックになると苦味、渋みの強い印象に変わってしまうため、加水して柔らかくした方がいいと思います。
700mL、アルコール度数40度、価格は2500円ほど。
晩酌用として常備するには値段が張りますが、甘みの強い味わい、香りは、ちょっとしたご褒美として飲むには十分かと思います。
<個人的評価>
輸出向けブランドとして誕生
シーバスリーガルを生んだシーバス・ブラザーズ社は、1801年にジェームズとジョンの兄弟による、コーヒーやブランデーなどの高級食料品を仕入れ、販売する小売業としてアバディーンに誕生しました。1850年頃からは、ウイスキーの原酒を調達して自社でブレンドして販売する事業を開始、1909年に入ると、アメリカ向けの輸出商品としてシーバスリーガルを作り上げました。
第二次世界大戦後は、12年ものを主体とした販売体制となり、1950年にはキーモルトとしていたストラスアイラ蒸溜所を買収するに至りました。
現在、シーバスブラザーズ社はペルノ・リカールに買収され、傘下にあります。
熟成されたリンゴの香りが印象的
では、ストレートから飲みます。グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはリンゴが強く感じられます。
口に含むと、アルコールの刺激はそこそこ来ますが、すぐさまリンゴ、カラメル、レーズンと甘い香りが一気に広がります。奥からはカカオの渋い香りが追いかけてきます。
味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、 程よく酸味が来る後に、甘さが強く訪れます。
ロックでは、ライムの渋みを伴った香りが支配します。その後はシナモン、石けんが続き、林檎やレーズンは奥に潜みます。
味わいは、苦味がとても強くなり、ストレートで感じられた甘さや酸味は一気に消し飛びます。
ハイボールにすると、再びリンゴの香りが顔を出し、蜜のような甘い香りが広がります。
味わいは、甘みが支配するようになり、とても飲みやすくなります。
ストラスアイラのモルトが引き出す熟成されたリンゴの香りと甘みが主体となっていて、ウイスキーになじみの薄い初心者にも向いています。
ただ、ロックになると苦味、渋みの強い印象に変わってしまうため、加水して柔らかくした方がいいと思います。
700mL、アルコール度数40度、価格は2500円ほど。
晩酌用として常備するには値段が張りますが、甘みの強い味わい、香りは、ちょっとしたご褒美として飲むには十分かと思います。
<個人的評価>
- 香り B: 林檎、レーズンの甘い香りが支配する。奥からカカオ。加水でライムが強まる。
- 味わい B: ストレートでのアルコールからの辛みは弱め。甘みがメイン、程よい酸味。加水で苦味主体に変わる。
- 総評 B: 初心者でも受け入れやすいブレンド。