アナログイラストを色合わせしやすくスキャンする方法
カラーチャートに入っているグレースケールを一緒にスキャンしておくと、後でPhotoshopで色温度合わせるのがとても楽になります。
Photoshopで直接スキャナを起動
最近のスキャナなら最新のドライバーをインストールしておけば、Photoshopから直接スキャナを起動できます。
Photoshopで直接スキャナを起動するには
- ファイル→読み込み→画像をデバイスから…
を選択し、使用したいスキャナを選択して起動します。
カラーイラストをスキャンするのにオススメの複合機は?
仕事場にbrotherとCanonの複合機があるので両方試してみましたが、Canonの方が淡い色も読み込んでくれるので、元の絵に近い状態で取り込めますね。
Canon プリンター A4インクジェット複合機 PIXUS TS8330 ブラック 2019年モデル
- 発売日: 2019/09/05
- メディア: Personal Computers
brotherの複合機はFAX機能と電話の子機とオートドキュメントフィーダまで付いてて3万円程度で購入できるので、オトク感はあります。
A4のビジネス文書、配付資料などをスキャンしてPDF保存しておきたい時に重宝しています。
ブラザー プリンター A4 インクジェット複合機 MFC-J998DN FAX 電話機 子機1台付き 有線・無線LAN 両面印刷 ADF
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: エレクトロニクス
カラーチャートのグレースケールとは
カラーチャートに入っているグレースケールとは、グレーの階調を通常のドット印刷ではなく、シルクスクリーンなどの塗りつけや吹き付けで印刷されているチャートのことです。
私は以前からコダックのカラーチャートに同梱されているグレースケールを使用しています。
カラーチャートとしては安価な方です。
デジタルカメラ向けではないとされていますが、デジカメで使用しても何もないより断然安心感はあります。
一眼レフカメラで作品を撮影するときも、一緒に撮影して色温度合わせに使っています。
グレースケールのみで良ければ銀一のがクオリティ高そうだなと思います。A4サイズなので自分で小さく切り取って使うようです。
スキャン後の色合わせの方法
カラーチャート(グレースケール)の使い方
スキャン直後はこんな風になります。
ここからPhotoshopの調整レイヤーからトーンカーブを選び
グレーのスポイトを選択
スキャン画像のグレー部分をクリック。
色温度が合わないようなら、グレー部分をあちこち何度かクリックして、元の絵と近い感じになるようにします。
白と黒のポイントも合わせたいなら同様に、白や黒のスポイトを選択してからグレースケールの白と黒を拾います。
これで色温度とレベル補正が概ね合うはずです。
手作業で微調整して完成です。
スキャンするときの解像度は?
スキャンするときの解像度は迷いますが、印刷クオリティなら300〜350dpiが一般的です。
カラー画像でもとりあえず600dpiでスキャンしておけば、後でダウンサンプリングして何にでも使えるので、トーンカーブレイヤーを残した状態のpsd形式で保存しておくと良いです。
必要に応じて解像度や色モードを変更して、PNG、jpg、EPSなどのファイル形式で書き出します。
例えばTwitterにイラスト上げるなら横幅1024pxのRGBモードのjpg形式に書き出したりします。
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カードキーで開錠してくれる女の子のイラストです。#通話中のラクガキ
Twitterに画像を上げるときは、縦構図のイラストなら2枚上げた方がサムネイルが観やすいらしいですね!
色調整完了後のイラスト
カードキーでドアを開けてくれる女の子のイラストです。
まとめ
カラーのアナログイラストをスキャンするときは600dpiでグレースケールと一緒に。
スキャン後はPhotoshopのトーンカーブで色合わせを。
それではまた・・・さよならいち!・∀・)ノ