富山大学は25日、複数の交通手段を組み合わせる次世代交通サービス「MaaS(マース)」のスマートフォンアプリの実証運用を実施したと発表した。スマホの画面に表示されるeチケットで、県内全ての公共交通に乗車することができる。学会参加者への会場案内の機能も持たせた。
11月29日から12月2日まで、富山大学で開催した土木計画学研究発表会の参加者を対象に実施した。会期の前後に参加者の県内周遊を促すのが狙いで、あいの風とやま鉄道(富山市)や富山地方鉄道(同市)、加越能バス(富山県高岡市)など県内の各公共交通機関が協力した。
1日券の価格は富山県内共通券が2800円、富山市内券が600円。県内共通券は78枚、市内券は226枚の発行があった。同大は「順調に終了した」として、他の会議やイベントでもマースのスマホアプリを活用していきたい考えだ。
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