世間はクリスマス・イブで浮かれる12月24日。
衝撃のニュースが飛び込んできた。
出生数が86万人に急減したというのだ。
これは2017年に政府が公表した人口推計より2年前倒しで出生数が減っている数値で、あの一目で分かるヤバすぎる人口推計よりも、さらに現実はヤバかったということだ。
人口推計はこちらから↓これマジで見てほしい。
このブログでは何回も少子化対策の重要性について書いてきた。
でも、もう無理なのだろう。
というか、どっちにしても少子化対策は必要だけど、例え成功したとしても今からの数十年間は厳しい社会が続いていくことは確定した。
少子化対策はもう手遅れ。
本来、少子化対策が一番簡単だ。
少子化対策なんて、本気になればすぐにできるし、高確率で成功する。
なんだかんだ子どもが欲しい人は多いから。
子どもが欲しいのに作らない理由を全部取っ払ってあげればいいだけ。
金をバラまいたり、保育所を作ったり、教育費を全部タダにしたり、
少子化対策は、税金を大量にぶち込めばいいだけ。
本当に簡単な施策だったはずだ。
でも、それをやらなかった日本。
これからは、より難しい施策を展開しなければならなくなるだろう。
もう、本当に待ったなし。
人口減少を止める対策は、一旦ここで手遅れ。もう無理。
人口を減らさないようにすることはもう諦めるとき。
もう人口はドンドン減っていって、高齢化率もドコドコ上がっていく。
それを受け入れたうえで、どうするのかを考える段階だ。
人口が減っても国が成り立つような対策をする段階となったのだ。
簡単にできるハズの少子化対策を怠ったツケは大きい。
これからは、より困難なことに取り組まなければならない。
人口減少
ちなみに2019年は150万人ほどが亡くなったようで、出生数との差は約50万人。
要するに、生まれた人より死んだ人が50万人も多いということで、単純に50万人人口が減ったということになる。
50万人の人口減少。
50万人・・・ってピンときますか?
愛媛県松山市 :約51万人
大分県大分市 :約47万人
石川県金沢市 :約46万人
香川県高松市 :約42万人
富山県富山市 :約41万人
長崎県長崎市 :約41万人
岐阜県岐阜市 :約40万人
宮崎県宮崎市 :約40万人
長野県長野市 :約37万人
和歌山県和歌山市:約35万人
奈良県奈良市 :約35万人
滋賀県大津市 :約34万人
群馬県前橋市 :約33万人
高知県高知市 :約33万人
沖縄県那覇市 :約32万人
秋田県秋田市 :約30万人
岩手県盛岡市 :約29万人
福島県福島市 :約28万人
青森県青森市 :約27万人
三重県津市 :約27万人
茨城県水戸市 :約27万人
福井県福井市 :約26万人
徳島県徳島市 :約26万人
山形県山形市 :約25万人
佐賀県佐賀市 :約23万人
島根県松江市 :約20万人
山口県山口市 :約19万人
鳥取県鳥取市 :約19万人
山梨県甲府市 :約19万人
上に掲載したのは、約50万人以下の人口の県庁所在地で、東京都を除く46道府県のうち30県の県庁所在地が該当する。
50万人の人口減少は、これらの都市が丸ごと消えてなくなるくらいの減少ということ。
これが現実にイマ起こっていて、おそらくこれからも減少が続いていく。
というか、減少はもっと大きくなっていく。
毎年、中規模な都市が消滅しているような状況が継続するのだ。
しかも、ただ減少するわけではない。
高齢化率が上がりながら人口は減っていく。
これは、地球上のどの国も経験したことのないことで、史上最悪の人口減少状態と言っていいだろう。
人口減少に備える対策
史上最悪の人口減少時代がやってきた。
日本はこれからドンドン厳しくなっていく。
これはもう間違いない。
確実にそうなる。
少子化対策はもう手遅れ。
今さら子どもが増えたところで数十年間は厳しい。
どうするよ?
これから人口減少・高齢化にどう対応していくよ?
コンパクトシティは絶対条件。田舎は捨てるしかない。
まず1つ目の対策。
コンパクトシティ構想を実現することだ。
実は、コンパクトシティの論議は何年も前からされているが進んでいない。
それどころか、山間部の地域をなんとか活性化させようとするコンパクトシティに逆行する事業が実施されたりしている。
近い将来、限界を迎えそうな地域、
ほとんど高齢者しかいない地域、
そんな地域に税金をつぎ込んで、野菜や果物などの名産品を使ったPRや、豊かな自然をアピールして移住を促す。
そんな事業が展開されている。
アホかって話だよな。
近い将来に絶対になくなることが分かっている地域に税金を使って何がしたいんだと。
見栄えはいい。
限界集落の活性化に取り組む政治や行政は見栄えがいい。
頑張ってる感じはするし、何か大切なものを守ろうとしているようにも見える。
でも、これは間違いなく愚策。
もう守れない。
てか、守りたいなら早いうちに本気の少子化対策をするしかなかったんだ。
高齢者ばっかりになって、今さら活性化?
手遅れだよ、まったく。
これから必要なのは限界集落の活性化ではない。
都市部への集中だ。
もう山に住む数十人の子どものために学校を運営することはできない。
もう数100人の集落に水道を通すことはできない。
道路も、図書館も、役場も、役場職員の人件費も、村長の報酬も、村議会議員の報酬も、
そんなことを維持する力は日本にはない。
だから、都市部に集中するしかない。
集中して経費を削減するのだ。
そもそも、すでに民間企業はそうしてるだろ?
集落からスーパーがなくなった。
ついにこの村には病院がなくなった。
よくある話だ。
車に乗れない高齢者ばっかりなのに、スーパーも病院もない。
先のない地域から民間企業はすでに撤退している。
そんな場所に住む人に対して、タクシー代の補助、訪問診療の充実だって??
違うだろと。
「もう、そこには住めない」と言うしかないんじゃないか?
田舎に住むなと言うわけじゃない。
田舎に住みたかったら自己責任で住んでもらうしかないって話だ。
水道も自分で引けばいい。
学校には親が送迎すればいい。
それが無理な人は住めないってだけの話だ。
先祖代々守り抜いてきた土地。
この地域が大好き。
生まれ育った故郷を捨てたくない。
それはそうだろう。
でも、すまない。
もう、日本にはそれを許す体力はなくなるのだ。
もっと前に少子化対策に取り組んでいれば、税金をぶっこむだけでよかった。
でも、それが手遅れになった今、こういった厳しい対策が必要なのだ。
新しいことを許し、個人を認める社会に
そして、いつも言っていること。
個人を最大限に尊重するのだ。
未だに厚労省の少子化対策の分析では、「婚姻率」の低下が出てきて、なんとか若者に結婚をと検討されている。
もうそれが古いんだって。
結婚ってする必要あるのか?
大切なのは子供を増やすことであって、結婚は別にどうでもいいだろ?
結婚は、子どもを増やすための一つの手段にはなるけど絶対条件ではない。
日本人、もういいだろ?
結婚はしたくないけど子どもはほしい。
今はそんな人が増えている。
ヨーロッパでは比較的当たり前のスタイルだ。
日本もそういう人を白い目で見るんじゃなくて認めよう。
というか、別にどうでもいいと思おう。
意味のないことを気にするのをやめよう。
結婚しなくてもいい。
子育て費用は一切かからない。
子どもを産むとお祝い金がもらえる。
子育てに疲れたら人に預けるのが当たり前。
ベビーシッターや託児所代も無料。
あ、もちろん結婚してもいい。
結婚したい人はすればいいけど、したくない人を攻撃する必要はない。
日本は、もっと早くこれくらいのことをするべきだったんだ。
一人一人が意識を変えること
とにかく、まずは意識を変えなければならない。
このままでは日本はもたない。
そんなことを意識する必要がある。
どう考えても大胆に改革するしかなくて、少子化対策なんてのは、議論することすらアホらしい。
さっさと思いつく限りのすべてをやれよって状況だ。
それでも、あーだこーだ、
こんなことばっかりがニュースになる日本。
それどころじゃないのは明らかで、
どうやって国を維持するか本気で議論しないといけないのに。
一向に進まない。
みんなどうするよ?
今年生まれた86万人の赤ちゃんに豊かな日本を残してあげることはできるのか。
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