釈迦ヶ岳




水晶谷左股~猫岳までをひっくるめて釈迦ヶ岳として紹介します。

鉱物産地としての知名度は無いに等しいのですが、御在所岳と並んで最も巨晶、美晶が出る可能性が高い山域です。

ただし(猫岳周辺を除き)産地にたどり着くのが大変で、体力や山歩きの経験が無いと話になりません。

携帯電話は麓の駐車場で早くも通じませんので覚悟して下さい。

梅雨の時期であってもヤマビルが居ないのが救いです。


釈迦ヶ岳中尾根付近のガレ場群。
太いガレ場は大抵歩いているが全くの徒労に終わっている。




アクセスと駐車

八風峠登山道を利用する場合:
 八風峠キャンプ場を過ぎた所にある八風峠登山口周辺の駐車スペースに車を停めます。

中道登山道・庵座谷登山道を利用する場合:
 朝明駐車場に車を止め(駐車料金は1日500円)、朝明キャンプ&バンガロー村にある登山口から入山します。

羽鳥峰峠登山道を利用する場合:
 朝明駐車場に車を止め(駐車料金は1日500円)、東の方角にある登山口から入山します。





産地地図




・一帯の産地に共通する特徴は、標高900m以上の高所(図中の黄土色と茶色)からペグマタイト鉱物を産出するという事です。
 もっと低い場所から出ないわけではありませんが、例外なく結晶が小さいです。

・産地へのアクセスに有用な登山道は、朝明を起点とした中尾根登山道、庵座谷登山道、羽鳥峰峠登山道、八風キャンプ場付近を起点とした八風峠登山道で、場所によっては県境縦走路を活用します。

・採集は言葉にすると簡単で、標高900mまで登ったら、あとは高度を保ち、ひたすら転石や露頭を見ながらトラバースするだけです。

 もちろん実際はかなり大変です(笑)。

・水晶谷左股~石原谷の区間はアクセスが困難で、全ての範囲を1日で探索するのは物理的に不可能です。
 そこで私は東西に伸びる尾根を目安に4つの区間に分け、それぞれ1~2日かけて探索しました。
 そのさい同じルートばかり使うと飽きてしまうため、行きは転石を見ながら谷を、帰りは足をいたわりながら尾根を通ったりしました。
 一帯の尾根筋は案外スッキリしており、調べればバリエーションルートとして登山者に活用されている事が分かるはずです。
 しかし、あくまでも一部の人がたまに使っているだけであり、踏み跡も不明瞭で、テープや道標も無いに等しいです。
 必ず、地形図、コンパスを使い、時間にゆとりを持ってご利用下さい。

・水晶谷左股上部では、転石中から小さいが美しい煙水晶が採集できます。

・なお釈迦ヶ岳の麓では花崗岩から蛍石が、朝明川の河原では蛍石や変朽安山岩から高温水晶、角閃石、黒雲母を採集できます。




採集実績のある鉱物


段木の煙水晶と長石①・② / 岩ヶ峰の煙水晶 / 猫岳の煙水晶①・②

石原谷の煙水晶 / 石原谷のガレ場 / 丸山谷の煙水晶 / 羽鳥峰の煙水晶と長石 / 羽鳥峰のガレ場 / 丈六谷の曹長石

蛍石(脈) / 蛍石(自形結晶) / 蛍石(自形結晶) / 高温水晶+黒雲母 / 角閃石



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